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更新日'01年04月25日
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リストマーク 2001年4月29日の公演[千秋楽] リストマーク

平成13年4月29日午後の部 公演13時〜17時半頃まで 狂言5番上演
「炮烙割」 「土蜘蛛」 「山端とろろ」 「玉藻前」 「蟹殿」

平成13年4月29日 夜の部 公演18時〜22時頃まで 狂言5番上演
「羅生門」 「大原女」 「鵺」 「湯立」 「棒振」



リストマーク 2000年10月秋の公演 リストマーク

平成12年10月7日8日9日公演13時〜18時半頃まで 狂言5番上演

  
   ●紅葉狩


     
   ●道成寺


  
   ●大原女                           ●賽の河原


     
   ●夜討曾我

 壬生狂言は面の付け方が、黒川能の付け方と類似している。女性の着物の帯を前で締める方法は、天竜川流域の祭り「遠山祭」の舞人とおなしでした。
 「土蜘蛛」の写真焼き直し後、張り付けます。





    リストマーク 壬生狂言について リストマーク
 壬生狂言の現在残っている演目は全部で30番です。若狭の小浜市和久里で7年に1回行われる壬生狂言には京都壬生で無くなってしまった狂言「座頭の川渡り」「狐釣り」「腰祈り」が残されています。

 壬生狂言の歴史を壬生寺発行の解説書から引用すると「今から7百年前の鎌倉時代、壬生寺を大いに興隆した円覚上人(1223〜1311)がはじめたものです。当時円覚上人に教えを来聴する大衆が数十万にも及んだので、人々は「十万上人」とよんでいました。上人は、正安2年(1300)壬生寺において「大念佛会」という法会を行いました。このとき上人は、拡声器とてない昔、身振り手振りのパントマイム(無言劇)に仕組んだ持斎融通念佛を考えついたのです。これが壬生狂言の始まりと伝えられています。」
 壬生狂言は昭和51年(1976)国の重要無形文化財に指定されました。狂言を上演する大念佛堂(狂言堂)は安政3年の再建ですが、国の重要文化財(1980)に指定されています。舞台は綱わたりの芸をする「獣台」や鬼などが飛び込んで消える「飛び込み」などの装置を持つ、特異な装置を持つ舞台です。
 収蔵する仮面は室町時代から現代の作まで、約190点あり、衣装小道具は江戸時代のものを含めて数百点を数えるそうです。
 壬生狂言を伝承して上演するのは「壬生大念佛講」の方々で,講員は約40名で衣装方以外は全員が男性です。年齢は小学生から八十歳台の長老まで、地元に居住する方々で職業は会社員・自営業などいろいろです。
 私がおもしろかったのは面の付け方が黒川能と同じだったことです。

 4月の公演は21日から29日までですが、初番は「炮烙割り」ではじまります。29日夜の部で「湯立て」「棒振り」で千秋楽です。全部通えば30番全部見ることは可能だと思います。
   秋の公演は10月の体育の日の頃の3日間で、上記の写真のように見所のおおい演目を上演します。
 2月の節分の日には「節分」の曲だけ1日中上演します。 春秋の公演は午後1時から5番上演しています。
 壬生狂言を演じる舞台は文政三年に再建された重要文化財で見物席は舞台の前にたてられた幼稚園の2階から見るようになっています。写真が未整理なので、春の公演を見た後整理して張り付けます。



 演目
[桶取] [山端とろろ] [大黒狩] [花盗人] [愛宕詣り] [大原女] [餓鬼角力]
[賽の河原] [湯立] [棒振] [節分] [炮烙割] [酒蔵金蔵] [花折] [紅葉狩]
[大江山] [安達が原] [鵺] [玉藻前] [土蜘蛛] [羅生門] [船弁慶] [道成寺]
[熊坂] [橋弁慶] [大仏供養] [堀川御所] [夜討曾我] [本能寺] [蟹殿]




 ◎公演日程
 2月 節分の日と前日・「節分」のみ午後1時〜8時まで毎時0分開始・繰り返し上演
 4月 21日〜29日  午後1時から5時半頃まで5番上演・初番「炮烙割り」
      29日のみ夜の部6時から10時頃・「湯立」「棒振」が最後
10月 体育の日の頃の三連休中  同上5番上演(初番は「炮烙割り」ではない)



参考文献: 壬生寺発行「壬生大念佛狂言」解説 平成12年24版発行
ハンディ鑑賞ガイド「壬生狂言」 壬生寺編 写真/井上隆雄 淡交社 (2000年)
       写真集「壬生狂言」 丹野章 イメージハウス発行 (1990年)
       写真集「壬生狂言」 丹野章 豪華本
       写真集「壬生狂言」 多田學 清文社 (1979年)




 ◎関連インターネット
壬生狂言 ○4月21〜29日○ 京都市壬生寺
千本えんま堂狂言 ○5月1〜4日○ 京都市千本えんま堂大念仏狂言 
嵯峨大念仏狂言  ○3月15日  ○ 京都市嵯峨大念仏狂言
             ○4月第一日第二土日  (別情報)
神泉苑大念仏狂言 ○5月1〜4日○ 京都市神泉苑大念仏狂言
和久里壬生狂言  ○4月中旬○ 福井県小浜市 西方寺・市の塔に奉納
             狂言上演 子年午年  次回平成14年4月
大覚寺壬生狂言  ○節分 ○ 兵庫県 尼崎市 大覚寺 節分に壬生狂言(日時要確認)  別情報




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