洋服のお話(1)
管理人の実家は北九州市小倉区にあります。子供の頃から18年間住んできました。
母親の兄弟に大正13年創業の洋服屋さんが有ります。
最近の大規模小売店全盛の中、仕立て一本で勝負できる洋服屋さんは、もう北九州でも少なくなって来ました。
どの世界でも確かな技術さえ持っていれば、見る人は見てくれているものなんですよね。
帰省したおりに話が聞けたので管理人の子供も頃の様子と一緒に紹介したいと思います。
みなさんは洋服をどんな店で買っていますか?
個人の好みに合わせた、仕立ての洋服も良いものですね。
洋服作りの主役たち
洋服を造る道具にはいろんな物があります。
管理人は子供の頃から見なれてますが、普通は目にしない物が多いですよね。
どの道具を見ても、子供の頃の遊びを思い出させてくれます。
もちろん、怒られまくった記憶もテンコモリで思い出してしまいました。
下に主なものを並べて、どんな遊びに使ったかを思い出してみます。
左上 : 角ざし 直角に曲がった物差し
当時、「ライフルマン」と言うアメリカのドラマがテレビ放映されていました。
この角ざしをライフルに見たてて悪者を撃ちまくっていました・・・・・
けど、最後はライフルなのにこいつで叩き合いになるんですよね。
右上 : 型紙 お客さんの体形に合わせて切り取った紙製の型です
腕に巻いてロボットと称していました。
大抵怒られました。
真中の白三角 : チャコ 生地に型紙を写すツルツルしたチョークみたいな物です。
店中にこれで落書きしました。
先を尖らせるためのカンナみたいな不思議な箱が有って、チャコが無くなるまで
削った事もあります。
白三角の右 : ナマコ 曲がった形の物差しです。体の線に合わせたラインを引きます。
当然ながら、子供だった管理人のチャンバラごっこで大活躍しました。
曲がり具合が最高に格好良くて、近所の子供に自慢の一品でした。
その右 : メジャー 魚を測ったりしますよね。
これは、あんまり遊ばなかったですねえ。
飼ってた猫をジャラシて遊んだくらいです。
真中 : 言わずと知れたハサミです。刃渡り30cmくらい有りそうです。
指くらいチョン切るのは訳なさそうです。
管理人はこれで紙を切ってエラク怒られました。刃が傷むらしいですね。
管理人の弟はこれの小さいのを足に落として、見事な三角の穴を作ってました。
下に敷いているのが、洋服の生地です。
さすがの管理人もこれには手を出しませんでした。
手を出したら何が待っているか、子供ながらに分かっていたようです。
生地に線引きがされているのですが、これがどんな洋服になるのか、てんで想像つきません。
羊の形をしてるのは文鎮です。
これは子供の頃には無かったですね。最近買ったのかな?