九州遠征記
釣りのためならどこまでもの心意気。
今回は雷魚の聖地、佐賀県クリーク群の釣り日記・・・・・・のはずですが。
7月10日
5:00 淡路島に立っている。
人は思うであろう。九州ではないのかと。
フェリーの時間待ちで神戸からやってきたのだ。
フェリーの時間は18:00。13時間の待ち時間である。
管理人は思う。
無計画以前の問題である。
バスを狙って国清館近くの池へ。
かつて知ったる淡路島である。迷いは無い。
30CMほどのバスがバズベイトにヒット。
ふむ。
続いて、スピナベに25CMくらい。
ふむふむ。
それだけだった。
この池は、50UPがいるのに、釣れたことも、釣られたのを見たことも無い。
次の池へ。福良港近くのクリアウォーターの池である。
スピナベに25CMくらいのが一匹。
ふむ。
それだけだった。
サイズも数も伸びていかない。
おのころ神社の神様は、今日は不機嫌である。
気分を変える。
三原町の川に行く。
淡路島の中では比較的大きな川で、川バスを狙ってみる。
スピナベを投げ倒す。
バスからの反応は無い。バスはいるのだろうか。
管理人は、この川ではバスを見たことは無い。
釣れたとの噂も聞かない。
いないことにした。
少し下ると大きな水門が見えてきた。
橋の上から水門の下を覗いてみると、いるいる。
亀が。
5〜6匹の亀が、上流に向かって泳いでいる。
横一列に並んで、イチ、ニ、イチ、ニ。
リズムを合わせて泳いでいる。
橋の上からワームを垂らしてみると、アッとゆう間に潜っていった。
活性が低いようだ。
こんなことをしている場合では無い。
13時間の待ちとはいえ、有効に使うのが釣り人の努めであろう。
しかし、管理人には通用しない。
もう少し亀と遊ぶ。
10:00 飽きた。
釣ることにしよう。
どこにするか。地図を出して詳細な検討に入る。
今年は、いくつもの池が干され、また、釣り禁止になった。
この暑さである。
シェードパターンの通用するところ。または、山からの冷たいインレットが有るところ。
決めた。
マックで休憩して体を冷やすことにする。
11:00 そろそろ本気である。
金太郎寿司で腹ごしらえをする。
11:30 隣の本屋さんで、立ち読み。フェリーで読む雑誌を買う。
管理人は何をしているのだろう。
忸怩たる思いである。
12:00 管理人は活動を開始した。
思いつきで、雷魚池へ行くことにする。
2時間余りを費やしたシェードパターン、インレットなどの検討は無駄になった。
管理人の人間性を垣間見る思いである。
この暑さの中、雷魚たちは元気だった。
減水でスイレンが立ちあがるなかを、あちこちで捕食音が聞こえる。
雷魚ロッドに持ち替え、ヒシモ、スイレンの上を探る。
10分おきくらいに出るが、フッキングしない。
カバーが厚すぎて、突き上げられてしまうのだ。
それでも、2匹、3匹と釣果を上げていく。
さきほどから、フロッグの着水地点に黒いものがまとわりついてくる。
少しづつ引いてくると追いかけてくる。
大きなウシガエルであった。
不思議である。こいつは食われないのであろうか。
管理人の悪い癖が、ムクムクと頭をもたげる。
こいつをかまって遊びたい。が、時間がせまってくる。
耐えた。
管理人はカエルを横目で見ながら、キャストを繰り返したのである。
悪魔も落涙する忍耐力であろう。
14:30 充分楽しんだ。
新規開拓をしよう。
以前に回った池を再度回ってみる。西淡地区の池である。
いくつかの池を巡るが、やはりバスの反応は無い。
とある池で流れ込む水路に魚の影を見つけた。
長い。雷魚である。
次回のために、地図に○印をつける。
15:30 淡路島に別れを告げる。
これで、フェリーに乗り遅れたりするわけにはいかない。
余裕であろう。
大渋滞だった。
出航寸前に港に飛び込んだ管理人は、弁当を買う時間も無く、
警備員に追い立てられるようにフェリーに飛び乗ったのである。
明日の朝は九州である。
それよりも、腹が減った。