八郎潟遠征記 6/19日分

ついに八郎潟をあきらめてしまいました。
結局いつも通り、野池を探る管理人です。


6月19日
    さて、3日目である。
    八郎潟にふられ野池を目指す。
    最初は、浅内沼である。
    周囲は葦で覆われ、陸っぱりにはかなり厳しい。
    水のあるところを探し、バズベイトとワームで葦の中を打つ。
    ちなみに管理人は、ワームは一種類、2色だけしか使用しない。
    色々試すのは面倒であり、管理人は頭を使うのが得意では無い。
    ここでは、小型のバスがいくつか水面を割ってくれた。

    周囲に点在する池を探ってみる。
    なかなか良い。
    しかし、とある池で管理人は嫌な物を見てしまった。
    池の周囲を巡る道の上に魚の死体がある。
    大きな雷魚であった。3匹もである。
    管理人はこのような行為を憎む。
    例え外道であれ、このような形で魚を殺す権利は人間には無い。
    こんな事をする人間など、豚にでも食われてしまうべきであろう。
    この時、管理人の目には、明らかに狂気の色が浮かんでいたことは間違い無い。

    憤然としつつ池を後にする。
    これからどうするか。
    前日探った池の中で、候補を模索する。
    決まった。グラビングバズに出た物の正体を確かめることにする。

    池に到着すると昨日と同様にグラビングバズを試す。
    早速出る。かなり激しい。
    一投毎に何度も出る。どこに投げても出る。
    
    ほどなくひときわ強烈なアタックの後、正体が判明した。
    雷魚であった。
    気付いてみると、あちこちで捕食音がする。
    かなり多い。
    何度も楽しいアタックを受けつつ、管理人の顔は自然に和らいでくるのであった。

    夕方まで楽しんだ管理人は、既に怒りを忘れているようである。
    当然である。管理人はいくつもの事を憶えているほど脳みそに余裕は無い。
    どちらかと言えばカタツムリに近いと言えるであろう。
    
    そして、管理人は池を去るにあたって、地図上の池のある位置に
    赤い、大きな○印をつけたのである。