MRIは磁気により、CTはX線にて体内の様子を画像表示します。
よって、MRIは人体にとってほぼ無害であり、さらにCTと比べより体内を詳しく観察することができます。
しかし、MRIは撮影時間が長く(MRI:15~30分、CT:約2分)、CTと比べ骨折や出血が分かりにくい場合があります。
MRIとCTについて
【MRIとCTの違いについて】
【MRIについて】
〇 シーメンス社製1.5T MRI
☆ MRI撮影手順の詳細ページへ行く →
・ 最新鋭の機種であり微細な所見をとらえられます。
・ 撮影負担が少なくなるよう工夫されています。
・ X線被曝はありません。
・ 脳梗塞、脳動脈瘤や脳腫瘍の診断を行います。
・ 撮影時間は約20分です。
・ 検査の注意事項(検査の安全を期すための注意事項です)。
↓(閲覧、ダウンロードできます)。
【CTについて】
CTはX線にて体内の様子を画像表示します。MRIと違い短時間に頭蓋内を評価でます。
頭部外傷侍の頭蓋骨骨折や出血、くも膜下出血などの出血性疾患や脳腫瘍、脳梗塞などの有無が分かります。
☆ CT撮影手順の詳細ページへ行く →
〇 CTは人体に有害なのでしょうか?
CTはX線被曝をするため絶対に安全と言えません。
しかし、頭部CT1回の被曝量は2.4mSvであり、一般的な人が1年間に浴びる自然放射線量と同じになります。
年間に何十回もCTを撮影しなければほぼ問題ない放射線量です。
当院では、診療上で有益な場合にのみCT撮影を行います。