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■ワンポイント<雪崩>
<雪崩> 雪崩については一冊の本が出来るほど広域になりますので、種類などについて簡単に説明いたします。 雪崩とは山腹に積もった雪が重力の作用によって斜面を崩れ落ちることをいいます。 大まかには大きく分けて表層雪崩と全層雪崩あります。 表層雪崩:雪面上にはある特定の条件下で「弱層」と呼ばれる薄く、壊れ易い層ができる。この上に降雪、吹雪などにより積雪が乗っかり、上載した積雪とともに斜面を滑り落ちる事を言う。 全層雪崩:地表から上の積雪部が全て雪崩れてしまう事。春先に地表が暖かくなり積雪部が全て雪崩れてしまったり、雪面に激しい降雨が続き、雪解け水が地表面を流れ全層雪崩れを誘発する場合があります。 雪崩れによる遭難の場合には表層雪崩の場合がほとんどで、表層雪崩れが起きる危険箇所を幾つか挙げてみます。 危険箇所では急激に雪面に負荷を掛けない為に、集団で斜面をトラバース、スキー等で集団で斜面を滑走、大声を出すなどを行なわないや、雪庇の下にテント設置しない、雪洞を掘らない等の自分自身で注意できる事があります。
では、雪崩対策はどうすればよいかですが、危険箇所では弱層テストを行い、雪質を確かめて行動する。冬山三種神器であるスノースコップ、ビーコン、ゾンデ(プローブ)があり、雪山に入る場合には携帯する。 |
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