2007年1月-Enero-

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2007年1月31日(水)
敷物。 ⇒BLOGに写真あり

日本の図書館の児童コーナーには、絨毯敷きのコーナーがある。
ニカラグアに来ていたスウェーデンの人も、子どもがまったりと本が読める空間は大切と言っていた。
学校が始まり、図書館の利用者が増えた。
それと共に子どもたちが座る椅子が足りなくなってきた。
今まで家で使っていたゴザをとりあえず持って行ってみた。
案の定子どもたちが座る所がなかったので、それをひらげるとすごい勢いで子どもたちが飛んできた。
もっと時間があったら、子どもたちのくつろぎ&読書コーナー作りたかったな。

2007年1月30日(火)
ペンキ塗り。

昨日買ったペンキで早速色塗り開始。
図書館の床はとてもゆるい。走れば波打つし、歩くだけでも揺れる。
一生懸命細い筆で字を書いてる私に、興味津々で近づく子どもたち。
私のところに到着するまで私の手は止まる。
彼らがみてる間にちょっと緊張しながら色塗り。それが出来るのもつかの間。
すぐに飽きてどこかに行く子どもたち。また私の手が止まる。
私は、子どもが色んな事に興味を持っている姿をみるのが好き。
でも忍耐力には限度がある。すこーしずつイライラしてくる。でも耐える。
それの繰り返しで、思いのほか疲れた。

2007年1月29日(月)
ペンキを求めて・・・

帰国2ヶ月前にしてやっと図書館の看板を作り始めた。。
作ることは半年以上前から決まっていたが、やっと板が手に入った。
ここナンダイメにもペンキは売っているが、私が欲しい色は特別だったので
わざわざ首都へペンキを探しに行った。
意外に高くて、お店をいくつか歩き回りやっと手に入った。よかった。
やっぱり首都は物がそろいます。さすがです。

2007年1月28日(日)
Colintoへ ⇒BLOGに写真あり

ニカへの輸入品、郵便物など全てが届く港へ行った。
町自体はとてもこじんまりとしていた。
ここの公園にはワニが亀と仲良く暮らしている。
亀がワニの上に乗っかって、まるで亀の船みたいだった。
港は思っていたよりも大きそうな感じだった。
フェンスに囲まれていてよく見えなかったけど、何だかちょっと日本みたいだった。
その後は港近くのレストランで大きなお魚を食べ、大満足。

2007年1月27日(土)
VolcanMasayaへ ⇒BLOGに写真あり

ナンダイメからすぐ近くにマサヤ火山という火山がある。
ここは一応観光地になっていて、結構有名。
任地からすぐ近くなのに今まで行きそびれていた。やっといけた。
同僚夫婦と隊員友達と行って来た。
煙がすごく火口の中は余り見えなかったがかなり大きな火口だった。
その後、友達お勧めの洞窟ツアーに行って来た。
入り口から18メートル奥まで入ることが出来る。
中はほんとうに真っ暗で懐中電灯をつけても暗い。
地上に生える木の根が洞窟の中を這っていた。
まるで一本の枝のように太く、木々の生命力を感じた。
洞窟につき物のこうもりは、ちょこんと可愛くぶら下がっていた。
電気を全て消して静かにしていると、すこーしずつ寄ってきてすぐ近くを飛び回っていた。
洞窟の入り口までは意外に遠く、少しばてたけど、いけてよかった。

2007年1月26日(金)
ゲーム。 ⇒BLOGに写真あり

去年のクリスマスに両親が図書館にプレゼントを送ってくれた。
子どもたちが大好きなパズル。
私が昔読んでいた絵本。
すごろくゲーム。
そしてクリスマスツリー。
25年周年の図書館。初めてクリスマスツリーを飾って過ごした。
絵本の翻訳などに忙しく怠けていたが、やっとすごろくをスペイン語にし終わった。
休暇中の図書館では好きなだけゲームをすることが出来る。
(普段は金曜日だけなのです)
子どもたちの楽しそうな声が一日中響いてました。

2007年1月25日(木)
パネルシアター。 ⇒BLOGに写真あり

隣町の隊員が新しい教材を持ってきてくれた。
その名もパネルシアター。
名前の通り、パネルにぺたぺた人形を貼りながらお話をする。
布がちょっと毛羽立っていて風が吹かなければ、何もつけずにくっつく。
今日のお話は、「赤頭巾ちゃん」。
子どもたちはもちろんこのお話を知っていたが、初めてのパネルシアターに釘付けになっていた。
同僚も、『1つだけ?』と聞くほどお気に召したようだ。
そして彼女が持ってきてくれた絵本は、今回も大評判。
といっても、私たち日本人はよくお目にかかるような、絵の多い可愛い絵本。
ナンダイメの図書館には字が多い絵本ばかり。
いくつかある絵が多い絵本は子どもたちは既に読破している。
子どもたちの嬉しそうな顔が、真剣に絵本を読む横顔が見られて本当に幸せ。

2007年1月24日(水)
商売敵。

以前はいつも来ていたのに最近来なくなった子どもが数名いる。
ん〜めんどくさくなったのかな?と思ってたが、どうやら商売敵ができたよう。
それは、始めに私が訪問した方の図書館。
以前は色々アクティビティをしていたが、資金不足で一時期停止していた。
それがどうやら復活したようだ。
そのセンターはラジオ局を持っていて、宣伝はし放題。
資金も今はあるのでしょう。
子どもたちが通える場が増えるのは嬉しいけど、ちょっと寂しいな。

2007年1月23日(火)
ふぅぅ。 ⇒BLOGに写真あり

リコーダー教室、大盛況です。
息つく暇もありません。
というのも、まともなリコーダーが4本しかないので、1レッスン限定4名。
1日中同じ練習の繰り返しです。

2007年1月22日(月)
野球。 ⇒BLOGに写真あり

ニカラグアのスポーツ庁に、9代に渡り野球隊員が入っている。
ずっと見てみたいと思っていたが、やった見に行くことができた。
マナグアにはいわゆるスポーツ公園みたいなものがあり、
野球、サッカー、卓球、テニス、バスケ、陸上、水泳、マウンテンバイク?など
色々なスポーツが行われている。
隊員は子どもたちに野球を教えている。
意外にも大リーガーにニカラグア人が居るほど、野球は盛ん。
一昔前のほうが盛んだったらしいが、今も頑張っているみたいだ。
詳しいことはよくわかんないけど、久々にスポーツをしてる姿をみれて楽しかった。

2007年1月20日(土)
18年度2次隊ビエンベニーダ。

今回は久々の大所帯。計9名(内1名は遅れてくるらしい)。
各隊次の自己紹介。
いつの間にか、一番初めにする隊次になっていた。6年生からやるのです。
自己紹介の為に前に出た途端、急に実感がわいた。
そして今から2年間が始まる18−2の人たちのことが、心から羨ましかった。
本当に不思議なもんです。こんな風に感じるなんて、2年前は全く思わなかった。

2007年1月19日(金)
同期隊員来ニカ&隊員総会

隣の国コスタリカから同期隊員がたった3日間の為に、わざわざ来ニカ。
彼は訓練所時代の班が一緒で、会えるのを楽しみにしていた。
今まで来ニカしてくれた男性同期隊員が、あまりにも変わっていたので
彼がどんな風になってるかかなり楽しみだった。
けど、変わってなかった。ちょっと引き締まったけど、そのままだった。
なんか2年前の駒ヶ根に戻ったみたいだった。
ほんの少しの時間しか過ごせなかったけど、久々に話せて楽しかった。
次は2月にコスタリカで会えることになった。やっぱ近い国っていいな。

そして今日は最後の隊員総会。
最後にして、『隊員連絡所引越し』という大イベントの話があった。
1年ほど前から話は出ていたが、帰国直前になって引っ越すことが決定した。
綺麗な連絡所に、安全な連絡所になることはとても喜ばしいが、正直ちょっと迷惑。
自分の活動の締めくくり、後任への仕事の引継ぎで一番バタバタする時期だから。
出来ればそれが終わったくらいに引越しがよかったけど、まあしょうがない。
新連絡所にはプールがあったり、雰囲気が大分かわりそう。
無事に引っ越せますように。

2007年1月18日(木)
バスが来ない・・・

という電話が入り、今日は隣街の隊員の読み聞かせはキャンセルに。
一応、30分ごとにバスが出てる区間なのに、やっぱ『一応』 は 『一応』らしい。
今日は前回彼女が持ってきてくれた紙芝居作りをした。
絵を描いた画用紙に、子どもたちが色塗りをした。
自分たちで作ったことにより、このお話に余計に愛着がわくのではないかと期待してる。

2007年1月17日(水)
工作を通して。

今日の工作クラスは同僚に先生役をしてもらった。
彼女はとても賢いので、大抵の工作をすぐに理解してくれる。
今日の工作は比較的簡単なものだったので、見せただけで後は彼女に任せた。
さすが、マリア。難なくこなしてくれた。
ただ1つ思ったこと。工作は作って楽しむことも目的だが、
自分で考え、自分で作り上げ、小さな自信を積み重ねることも目的のひとつ。
ニカラグアの大人は、基本的に子どもに甘く、出来ないといえばすぐに手伝ってしまう。
それも優しさでもあるけれど、クラスをする時は違う優しさで接して欲しい。

2007年1月16日(火)
リコーダー

今日は2回目のリコーダークラス。
どうやらリコーダーはかなり彼らのハートを掴んだみたい。
自主連もするし、必死でついてこようとする。
話も真剣に聞くし、これは私も手を抜けない。
休み中限定のクラスなので、一回一回を今まで以上に大切にしなきゃ。

2007年1月15日(月)
嬉しい一言。

「次も歩みたいな人が来たらいいな。」 
帰国を2ヶ月半後にむかえ、子どもが言ってくれた一言。 
すごく嬉しかった。 
更によく聞くと・・・ 
「歩は僕らが悪さをすると、すぐ怒る。 
 でもちょっとしたらもうニコニコしている。」と。 
付き合いも1年を過ぎると、子どもたちは遠慮がなくなる。 
もちろん私も子供たちに対して遠慮がなくなる。 
だから、最近の活動では彼らを叱る事が多い。 
そのたびに、もっとこうすればよかったのかなと悩んでいた。 
この悩みが消えることはないだろうけど、 
そんな私を受け入れ、何故叱るのか分かってくれていた事が とても嬉しかった。 
私を認めてくれて、ありがとう。 

2007年1月13日(土)
グラナダ文化紹介。 ⇒BLOGに写真あり

当日準備の為、朝6時30分から仕事開始。
他地方隊員も来てくれて、みんなで準備。
さすが、隊員。仕事がとても速いのです。
そして、少し遅れたけど、無事に開始。
内容は、
・おりがみ
・お抹茶
・縁日(ヨーヨー、輪投げ、射的)
・舞台(空手、剣道、踊り、歌、クイズ等など)
1日中働きづめで大変だったけど、たくさんの人が来てくれて
とてもいい雰囲気で行えた。
観光都市という土地柄、たくさん他国の人も見に来てくれた。
久々に、みんなで何かを作り上げるということに携われて楽しかった。
企画側にも少し参加でき、企画の楽しさを思い出しました。
みなさん、お疲れ様でした。そして一緒に出来て楽しかったです。

2007年1月12日(金)
文化紹介準備。

明日はいよいよ『グラナダ文化紹介』当日。
ということで、今日は午後からグラナダで準備を始めることに。
最終打ち合わせを行い、機材を運ぶ為のトラックを待っていた。
来ない・・・
元々時間通りに来ることは期待していなかったので、
市役所に行き、時間が過ぎたからトラックを出して欲しいとせかしに行った。
すると、『トラックがない』と。
他の事にトラックを使っていて今はないから、しばらく待ってとのこと。

ここは、ニカラグア。
みんなわかっています。割り切っています。
それでもやっぱり裏切られることは、いい気分ではないですね。

2007年1月11日(木)
本読みのクラス。

木曜は本読みのクラス。
すぐ隣の町のNGOで働いている隊員にお手伝いを頼んだ。
彼女のNGOは子どもに対する読書教育をしており、たくさん教材がある。
紙芝居、ペープサートなど選り取りみどり。
そこで彼女はそういった教材と、数冊の絵本を持ってきて
読み聞かせをしてくれることになった。
今回は紙芝居。
新しい人が来たという理由もあるけれど、子どもたちが驚くほど集中して聞いていた。
その後の自由読書の時間も、絵本をちゃんと読んでいた。
普段はパラパラっとめくって終わりの子どもが、彼女の持ってきた本5冊全て読み、
更に他の子ども達にどの本が面白いか推薦までしていた。
ニカラグア人は本を読まないと言われている。もちろん子どもたちも読まない。
でもそれはいい本が少ないという現状による影響が大きいのかもしれないと改めて思った。
とにかく子ども達に好評だったのでよかった。

2007年1月10日(水)
工作クラス。

今日水曜は工作の日。今回はフリスビー作成。
フリスビーと言っても、丸く切り抜いた画用紙に模様を書き
細く棒状に丸めた新聞紙を貼り付けるだけ。
とっても簡単&なかなかうまく飛ぶ。
各クラス、午前と午後の2回やる。
午前は私が担当し、午後は同僚が同じものを教えることに。
もうすぐ帰国するので、同僚が一人でも出来るように少しずつ練習。

2007年1月9日(火)
リコーダークラス

今週から図書館でのクラブが始まった。
普段は週に1回、内容も色々な物をミックスして行っている。
学校の長期休暇中は、週に3回、内容毎に行う事に決め、
今日火曜は音楽クラスの日。メインはリコーダー。
日本では学校の音楽の授業で誰もが習うリコーダー。
ここニカでは習う機会が殆どない。
以前のアクティビティで、図書館本部が景品用に持ってきてくれた
おもちゃのリコーダーを使ってやる。
1回目のクラスで私も若干緊張しながら始めた。
さすが子ども。習得するのが早く、初めてリコーダーを触った子どもも
ドレミがふけるようになった。なかなかいい感じの出だし。よかった。

2007年1月6日(土)
お買い物。

友達の誕生日プレゼントを見に行ったのに、買ったのは自分のもの♪
なかなか欲しいと思えるものに出会えないけど、今日は出会えた。ラッキー☆彡

2007年1月5日(金)
息抜き。

帰国を前にして、心がにわかに忙しくなってきた。
それと共に少し気持ちが不安定になることが多い。
何が悲しいのかよく分からないが、ふと気がつくと涙ぐんでいることがある。
ちょっと息抜きが必要だなと思い、友達のおうちに遊びに行った。
帰国間際になって仲良くなった友達。同年代で一緒に居ると素になれる。
一緒に居るととっても落ち着く大切な友達は他にもいるけれど、
彼女たちは同年代ってことで、気張らず飾らず一緒に居られてとても心地よい。
何をするでもなくのんびり過ごし、おいしいご飯を食べ、お酒を飲み過ごした。
もうすぐ彼女たちともお別れかと思うと、また少し寂しくなってしまったけれど
出会え、仲良くなる機会を与えてくれたことに感謝しよう。
日本に帰ったらまた会えるしね。
また心が苦しくなったら、息抜きに行こう。

2007年1月4日(木)
お叱り。

休み中の旅行の際に不手際があり、お叱りを受けた。
自分たちに非があるので、申し訳ないと思いお話しを聞いていた。
ただ、警察の事情聴取みたいで、少しおかしかった。
こんなことを書いたら不謹慎だけど、それが正直な気持ち。

2007年1月3日(水)
隊員とは。

今日は、ニカラグアに来ている隊員OBに会いに行った。
隊員としてではなく、一人間としてニカに来ている彼。
隊員時代と今の違い。いい点も難しい点も色々話してくれた。
私が2年間隊員として過ごしてきた中で、知らず知らず染み付いてるものがありそうだ。
2年前は隊員という身分に息苦しさや、やりきれなさを感じることが多かった。
もちろん今も感じるが、やはり慣れた部分がとても大きい。
人間の『慣れ』というものはすごい。
隊員として途上国に来ることで、保障してもらえることは山ほどある。
色々なことから守られ、とても恵まれていると思う。
ただ、一人間として2年間過ごせたかと聞かれたら、100%はいとはいえないかもしれない。

2007年1月2日(火)
出会いと別れ。 ⇒BLOGに写真あり

新年早々首都へ上がりました。
明日大切な友達の一人が日本へ帰国するのでそのお見送りのため。
今まで何度も書いてきたけれど、友達の帰国を見送りするの何回目だろう・・・
協力隊員というのは何だか不思議なもので、常に出会いと別れの繰り返し。
もっと早く出会っていれば、もっと仲良くしていればと思うことは数え切れない。
そんなすれ違いを切なく感じるけれど、日本の裏側の小さな国で出会い、
短い間でも同じ時間を過ごし、仲良くなれたことは、なんてラッキーなんだろうと思う。
ほんの少し違えば出会うことの出来なかった友達を、大切にしたい。

2007年1月1日(月)
元日。

みなさま、あけましておめでとうございます。
2007年がよい年になることをお祈りしています。
ということで、おせちを食べるわけでもなく、おとそを飲むわけでもなく
普通に年が明けました。そして元旦から朝寝坊です。
日本のお正月が少し恋しいけど、こんなスタイルも気に入ってます。
ニカラグアは早い職場は2日から既にお仕事が始まります。
本当は図書館も2日からですが、さぼり魔の私たちはとりあえずゆっくり始めます。
今年は、3ヵ月後に日本に帰り新しい生活が始まります。
あせらず、自分らしく、自分の出会う人々に感謝しながら過ごしたいと思います。
全ての恵みに感謝し、自分の人生を受け入れるニカラグア人を見習いたいです。
そして、ニカ人みたくCarinosa(日本語だと、愛情深い人、優しい人って感じ)でありたいです。