投扇興の文献資料(江戸時代)
名称 西暦 和歴 備考 曲扇興図式 1773 安永二年 投扇興のやり方を示した本。 投扇興図式 1773 安永二年 投扇興のやり方を示した本。 投扇例 1773 安永二年 投扇興のやり方を示した本。 投扇新興 1773 安永二年 投扇興のやり方を示した本。 半日閑話 1773 安永二年 太田南畝の日記。安永二年、投扇興流行との記述。 投扇興譜 1774 安永三年 投扇興のやり方を示した本。 武江年表 1774 安永三年 安永三年、投扇興流行との記述。 寸南破良意 1775 安永四年 山中共古の洒落本。投扇興の記述。 世都濃登起 1775 安永四年 北尾重政俳諧書。絵の一枚に投扇興が描かれている。 当世ここかしこ 1776 安永五年 随筆。「投壺は投扇興に変じ」の一節がある。 用具 1782 天明二年 国立博物館に天明2年(1782)と書かれた道具が所蔵されている。 投扇興仕方 1789 寛政元年 折り畳み式の点式図。 扇容曲 1790 寛政二年 投扇興のやり方を示した本。 続史愚抄 1791 寛政三年 柳原紀光の日記。寛政三年(1791)に御前で投扇興との記述。 絵本大人遊 1792 寛政四年 様様な遊びの絵本。中に扇を投げる投扇曲の絵と記述がある。 投扇記 1797 寛政九年 冊子式の点式図。 柵自来也談 1807 文化四年 近松徳三作の狂言。投扇をする件がある。 投扇の記 1809 文化六年 珍々居士作。投扇興の冊子。 名所和歌投扇興図式 1813 文化十年 作者不明。投扇興の冊子。 嬉遊笑覧 1816 文化十三年 喜多村信節の随筆。江戸時代の社会風俗全般を網羅している。 摂陽奇観 1817 文化十四年 浜松歌国の随筆。この年の夏に流行という記述。 武江年表 1822 文政五年 斉藤幸成の随筆。この年に禁止の記述。 ききのまにまに 1822 文政五年 喜多村信節の手録。賭けのため禁止の記述。 徳川実紀 1822 文政五年 幕府の記録書。投扇興禁止の記述。 泰平余楽・投扇興 1825 文政八年 山東京山作と言われる。折り畳み式の点式図。年代作者ともに疑問。 紫式部石山遊投扇興点式図 1841 天保十二年 一枚物の点式図 寝ぬ夜のすさび 弘化年代 片山賢の随筆。 武江年表 1849 嘉永二年 この年に投扇流行の記述がある。 守貞謾稿 1852 嘉永五年 喜田川守貞の類書。トウセンキャウという項目あり。 江戸惣まくり
投扇興の文献資料(明治大正時代)
名称 西暦 和歴 備考 新聞 1876 明治9年 東京の料亭で碁将棋投扇興を置いている旨の記事。 新聞 1878 明治11年 揚弓か投扇興で客を引込む家の記事。 東京市営業統計 1879 明治12年 市内に投扇興屋3件。 投扇例・全 1886 明治19年 投扇例の復刻版。 新聞 1892 明治25年 赤坂の侯爵家が殿中はコロッケと投扇興に凝っている記事。 明治節用大全 1894 明治27年 投扇新興の内容を紹介。 風俗画報 1900 明治33年 投扇興の解説記事。 演芸画報 1911 明治44年 口絵に実川延二郎主催投扇興大会の写真。 新聞 1914 大正3年 投扇興の紹介記事。 本邦固有遊戯全書 1915 大正4年 投扇興の紹介記事。 売扇庵扇譜 1917 大正8年 宮脇売扇庵の店主、新兵衛氏の著書。投扇興の紹介も少し。
投扇興の文献資料(昭和時代)
名称 西暦 和歴 備考 工事中
投扇興の文献資料(平成時代)
名称 西暦 和歴 著者 備考 「投扇興の歴史と現状について」 2002 平成14年 高橋浩徳 大阪商業大学アミューズメント産業研究所 「資料から見る江戸時代の『投扇興』『拳』」 2004 平成16年 高橋浩徳 日本人形玩具学会「かたち・あそび」 「投扇興または扇投げと呼ばれる遊びについて」 2005 平成17年 高橋浩徳 日本遊戯史学会『遊戯史研究』第17号
手前味噌で申し訳ないのですが、投扇興の紹介書や研究書が無いので書いてみました。上記文献を含め、100以上の資料を読んでの研究書です。最新かつ最大の情報であると思います。
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