言葉は生活の最も基礎的なものの一つであるため、言葉遊びは古い時代から 行われてきました。まずは古典的な言葉遊びを集めてみました。徐々に例文や そのほかの遊びを増やしていきます。
いろは歌(いろはうた)
すべての仮名を一文字ずつ使って歌を作る。西洋のPangramと同様。
歌の各句や連続する単語の最初や最後の文字をつなぐと意味のある言葉に なる。
例:唐衣 きつつ馴れにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ「在原業平」
(各句の頭に”かきつばた”を配置)
始めから読んでも終わりから読んでも同じ文。
例:トマト 新聞紙 私負けましたわ
似た音の言葉をたくさん使う。 例:瓜売りが瓜売りに来て瓜売れず瓜売り帰る瓜売りの声
逆に読むと意味のある言葉になる。まったく同じになる回文とは異なる。
例:
前の単語の最後の文字を次の単語の最初において続けていく。
例:雀→目白→ロシヤ→
一つの漢字を偏と旁等の部分に分ける。
例:
漢字を部分に分解したものと合成した漢字を入れたもの。字割りの逆。
元は「AがBである。なぜ?」「それは○○だから」という形式と思われる。
言いにくい文章。
例:生麦生米生卵 赤巻紙青巻紙黄巻紙 坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた
一つの言葉を引かせ、それにかけたものを賞品として出す。 例:「三文文士」(かかなきゃ食えないので)鰹節
ある物の名前を詠み込んだ歌。
例
「○○なものは(何)?」という形式で謎を出す。