茶を飲んで当てる遊び。室町時代に茶を飲む習慣が根付き、宴席などで行われていたが、
茶道が確立するに従い、本道では無くなった。そのため「傾き(かぶき)」と言う名前になってしまった。
現在、茶カブキは主に次の2つのこととなっている。
・その1
茶道では、七事式というものの中にあります。三種五服の濃茶を飲み、茶銘をあてる遊びの一種である。
まず最初に銘のわかった試茶二種を飲み、次に銘のふせられた本茶三種を飲んでその茶銘を当てる。
・その2
茶の生産者組合などで、銘柄を当てる競技として行われている。
主なイベント
茶審査技術競技大会(全国)
京都府綾部市(毎年2月頃、綾部市茶生産組合連合会主催)
京都府綾部市(毎年2月頃、JA京都にのくに茶部会)
京都府宇治市(毎年10月頃、宇治市茶生産組合連合会主催)
京都府綴喜郡宇治田原町(毎年10月頃、宇治田原茶業青年団主催)
京都府京田辺市(毎年2月頃、京田辺市茶業青年団主催)
京都府城陽市(毎年3月頃、城陽市茶生産組合)
京都府福知山市(毎年2月頃、福知山市茶業青年会主催)
静岡県静岡市
静岡県浜松市 市民茶歌舞伎大会
静岡県掛川市(闘茶会、掛川市茶生産委員会主催)
注:参加者に制限があるものもあります。
闘茶は単純にはお茶の味を当てる遊びですが、様々な形があります。ここでは本式の流儀でなく、単にお茶の味を当てる遊びとして紹介します。
本来はそれ相応の茶と茶碗などを用いるのでしょうが、形式に拘らず普通にスーパーで売っているお茶と紙コップで良いと思います。お茶も紅茶やウーロン茶を使用しても良いでしょう。
準備するもの
お茶、茶碗や紙コップ、紙、筆記用具
ゲームの進行
遊び方その1
1.お茶を3種類用意します。色に差が無い物を用意してください。
2.順番に一種類ずつ出します。
3.4番目として係の方で3種類のうちから一つを選び飲んでもらいます。
4.それが何番目のものと同じかを当ててもらいます。
遊び方その2
1.お茶を3種類用意します。色に差が無い物を用意してください。
2.2つを選び順番に一種類ずつ出します。
3.次に出さなかったものを含めて3種類を一つずつ飲んでもらいます。
4.それらが最初の何番目のものと同じか、また、どれが最初に飲まなかったものかを当ててもらいます。
遊び方その3
1.お茶を3種類用意します。色に差が無い物を用意してください。
2.順番に一種類ずつ出します。
3.この後、順番を変えてもう一回ずつ飲んでもらいます。
4.すべて終わってから4、5、6番目のものが、1、2、3番目のそれぞれどれと同じかを当ててもらいます。
点数
一つ当てる毎に1点です。
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