第24話 ISDNにしたら停電騒ぎ

と一週間で夏休みも終わりです。今年は冷夏とかいわれていたけれど、涼しかったのはお盆休みのころだけ。梅雨には台風が2つもくるし、中休みは猛烈な暑さという過激な梅雨でした。梅雨が明けると子供たちが夏休みで、毎日が大変な騒ぎです。そんなこんなでキーボードに触る元気もでなくこの奮闘記もしばらく休んでいました(-_-)

書くのがおっくうだったので色々なページを覗いて楽しんでました。村上春樹さんのホームページ「村上朝日堂」を久しぶりに訪ねたら内容が新しくなっていたので、うれしくて全ページをダウンロードしました。ISDNだと早くていいです。

このページは村上さんが週刊朝日に「村上朝日堂」というエッセイを連載していたころに始まっています。エッセイや読者とのメールのやり取りを公開している楽しいページで、村上春樹ファンにはお勧めのページです。届いたメールは村上さん本人が読んで、メールを書いているとのことです。ママはまだメールしたことはありません。

週刊朝日での連載は終わっていますがホームページは継続されています。現在は朝日新聞社が刊行しているパソというパソコン雑誌と連携しています。なぜ、パソコン雑誌なの?、それは週刊朝日で村上さんの担当だったイガラシさんがパソの編集長になったからのようです。このあたりの経緯?は、村上春樹書き下ろしの「丁稚イガラシ物語(前後編)」を読んでみるとわかります。とにかく面白いページです。小説を書いてないときの、普通の村上さんが見えてほのぼのとさせられます。

全部で570KBのテキストファイルは7ポイント、2段組で縮小印刷しても100ページ近くになり、結構読み応えがありました。これだけの量をパソコンの画面で読むとしたら疲れてしまう。やっぱり紙は偉大なメディアだなあ。だてに千数百年(正確なところは知らないけど)の間使われてきただけじゃない。電子メディアが進歩しても当分の間、紙はなくならないと思う。

ニターで当たったINS64用のMN128というターミナルアダプタですがこれは停電になると使えません。でも今時の日本で停電することなんて滅多にないので全然気にしていませんでした。実際、ここ10年くらいで停電したという記憶がありません。防災用に常備している懐中電灯も時々子供がおもちゃにする程度で使ったことはありません。まあ使わないことにこしたことはないので、いいのですが。

ところが、ISDNにして一ヶ月半ほど経ったある日、突然の停電に見舞われたのです。まるで我が家がISDNになったのを待っていたかのようです。これがマーフィーの法則なのでしょうか。台風崩れの低気圧の影響で風が強かった日、お昼ご飯の支度としていた時でした。強い風が我が家を通り過ぎた瞬間、照明とテレビがチカチカと瞬き、消えてしまいました。換気扇、オーブンレンジも止まっています。ところが、冷蔵庫と扇風機は動いています。

ブレーカーが落ちたのかとも思い調べましたが異常がないので、お隣の家に様子を聞きに行きました。すると、我が家と同じように使えているものと、使えないものがあるとのことでした。同居人がテスターでコンセントの電圧を調べると、テレビのコンセントには電気がきてなく、冷蔵庫のコンセントは電気がきている。やっぱり半分停電のようだ、早速東京電力に電話しようとして気が付きました。

ターミナルアダプタが動いてない

幸い今回は電気が来ているコンセントがあったので、そこから延長コードを伸ばしてACアダプタを繋ぎ換えて電話することができました。1時間ほどで東京電力の人がきて電柱に登り調べてくれました。3本来ている電線のうち1本が幹線からの分岐のところで緩んでいたので半分停電したとのことでした。作業は15分位で完了し、復旧しました。被害は我が家とお隣の2軒だけのようでした。

停電なんて滅多にないものだし、停電になったときに電話することなんてまず無いと思っていました。しかし、いざ停電になるとすぐに電話が必要になりました。こんなときISDNは困りものです。ISDNじゃなくても、停電すると使えなくなるコードレス電話でも同じですが。と、思っていたら最近のDIMEに停電用の非常バッテリーを内蔵したターミナルアダプタが載っていました。みんな考えているのね。でも、モニターに当選したばかりで買い替える訳にもいかないのでしばらくはこのままです。PHSや携帯電話があればいいけど、停電に備えるためだけに持つのもねぇ。

サンケイリビングからは、ISDN切り替えの工事費とモニター依頼の通知が送られてきました。取り敢えず、我が家とママのプロフィール的なアンケートでした。そのうち、モニター内容が送られてくることでしょう。ところで、第21話で書いたエンカルタ97エンサイクロペディアの使用感ですが、リビング誌に載せていいかとの問い合わせがありました。承諾しましたが、どんな感じで載るのかちょっと不安でもあります。

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M.Nakamura Aug 24,'97