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92   ついに図書館に繋がる (2004.4.4)

第85話で書いたように、4月1日から自宅のパソコンからインターネット経由で町田図書館の蔵書を検索できるようになった。前日に図書館に行ったときは告知のポスタもリーフレットも無かったのでカウンタで聞いたら、「4月1日の午前6時から使える。図書館の蔵書検索サイトは町田市ホームページからリンクされる。」と説明してくれた。あんまり宣伝してオープン直後にアクセスが殺到するのが嫌なのかな? なんかシステムに不備でもあるのじゃないか邪推してしまいました。

4月1日、朝ご飯の支度もそっちのけで町田市ホームページの「施設案内」から図書館へアクセスしてみたが、検索システムへリンクがない。改めて、トップに戻って「市からのお知らせ」の「図書館のホームページが便利になりました」から「町田市立図書館」に入ってようやく「資料をさがす・予約する」のページに辿り着いた。なんかリンクがややっこしい。

「資料をさがす・予約する」の検索画面は図書館の端末と同じだ。書名や著者名から必要な資料を検索し、目当ての本が見つかったらクリックして予約できる。予約するには利用者番号と予めカウンタで登録した暗証番号を入力するのだが、一冊毎に利用者番号と暗証番号を入れるのが面倒です。

利用者情報の保護のためにSSL暗号化通信をしていると書いてあるが、ブラウザに鍵マークが表示されない。SSL通信になってないんじゃない? 試しに「読み上げソフト用簡易画面」というページに行ったら、携帯電話からのアクセス用の画面のような感じで、ログインするときにSSL通信が選べるようになっていた。それに、なんとこちらのメニューは一度ログインすれば、一冊ごとに利用者番号と暗証番号を入れなくてもいいのです。

なぜ、一般メニューの方はSSL暗号化通信ではないし、毎回利用者番号と暗証番号を入力させるのに、簡易画面のほうがセキュアで使い易いのでしょう? と、ここまで書いていて気付きました。簡易とは、そういう意味だったのだ(本当か?)。そうなると読み上げソフト用という説明が余分だけど。

それから前に書いた図書館に無い本は端末から予約できないことは変わっていなかった。蔵書になくて新規購入となる本はリクエスト用紙を書くしかないのだ。ぜひリクエストも自宅のパソコンからできるようにして欲しい。

本文とは関係なく新しいデジカメで撮った桜

今回から、予約の本が準備できた旨の連絡をハガキでなくメールで貰えるようになった。また、一日20時間(2:00〜6:00は休止)いつでもパソコンから自分の借りている本の題名や貸し出し期限、リクエストの待ち状態も分かるようになったのは大した進歩です。図書館の新着資料の一覧表から読みたい本を探して予約することもできるようになった。

新着資料検索ページのHTMLソースをみたら、簡単に検索範囲を1日前とか1年前にしたり、一度に1,000件/ページ(メニューでは最大100件)とか表示できることもわかった。検索対象のジャンルも図書分類番号で細かく指定できる模様。 HTMLソースによると、システムは日立の図書館ソリューション LOOKS21/Pというものらしいです。

取りあえず前から気になっていた作家の名前で検索して、読んでない本を片っ端からリクエストしてみた。指摘したようにインターフェイスはイマイチ良くないが、十数冊の本をリクエストできた。システムの文句ばかり書いたようだが、これからもっとサービスが向上することを願っているからだ。今回、本当に久しぶりにワクワク・ドキドキしてインターネットを楽しんだ。私の大好きな図書館に自宅からアクセスできるなんて至福の時間でした。

自宅のパソコンでクリックしただけで、市内の図書館の書架の本が最寄りの図書館まで移送され、準備ができましたとメールが送られて来るなんて夢のようです。新しい本ばかりでなく書評のサイトで目にして気になりながら、入れ替わりの早い本屋さんでは手に取れなかった本にようやく巡り会えて感激。

予約は一人20冊までできるのですが、すぐに一杯になってしまう。本が図書館に用意できたとメールが届くと直ぐに取りに行っては次を予約するの繰り返しです。図書館のシステムでの検索結果には、本の詳しい内容や書評、表紙の写真などは載ってないので、まずはアマゾン紀伊国屋書店のサイトで検索して、書名ISBNを図書館システムにコピペして検索しては予約しています。

カウンタで係の人に「予約が増えた?」と聞いたら「他の市の図書館では予約が3倍になったので、こちらも人員を増やしたが今の処はそんなに増えていない」とのお返事でした。確かにあんまり宣伝していないからね。こんなに便利なんだからもっと宣伝すれば良いのにね。

暗証番号はパソコンを使える人ならば小学生でも発行してくれる。早速、子供達の暗証番号も登録して、家族5人で最大100冊の本が予約できるようになった。なんだか大きなポケットも持ったようなリッチな気分だ。

というわけで忙しい新学期の始まりに読みたい本が自宅に溢れ、パソコンなんてやってる暇は無い。しかし、長年の夢が叶えられた喜びを報告したかったのです。いつもにもましての乱筆乱文をお許しあれ……

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