89 残る記録、甦る記憶 (2004.1.25) ずっとMacユーザだった私がWindows 95のパソコンを買ってパソコン考現学の前のママのパソコン奮闘記を始めたのは1997年の2月でした。7年間もホームページを更新し続け、過去のデータはすべてサーバ上に残っています。時々思い出したように過去に話題にしたことについてのメールが届き、嬉しいです。
更新したページには日付を入れてあるので、落ち着いて読めばこの話題はすでに何年も前のことだとわかりそうですが、「捜し物が見つかって嬉しい」状態で、メールをいただきます。そんなメールが届くと思いもかけずに過去に引き戻されて、毎日変化のない生活をしているようだが、子供達も成長し、生活のリズムも興味の対象も変化してると感じます。頂いたメールには出来るだけ返事することにしているので、自分のサイトを振り返ってみると、まだ幼い子供の写真が掲載されたりしていて懐かしい。記憶がネットの中でひっそりと思い出されるのを待っているようです。一種の日記ですね。
最近も次男が視力トレーニングをしていると書いた6年前の話題へ問い合わせのメールが届きました。突然に子供の視力に問題があると診断された家族の驚愕の気持ちはよくわかるので、自分の知ってる限りの情報を書いて返信しました。当時はインターネット全体の情報も少なく、視力トレーニングや子供の目の情報をネットを探しても殆どありませんでした。視力トレーニング等の情報を交換するサイト作りたいと考えていましたが、とにかく子供の視力訓練に時間が取られるし、未就学児の子供がいて自分のサイトを維持することが手一杯でした。今では子供の視力も問題がなくなりましたが、あの時にサイトを作って、困っている家族で情報を共有できたら有意義だとずっと思っていました。
今回のメールをきっかけにアイパッチで検索したらあいぱっちくらぶというサイトが見つかりました。視力トレーニングを必要とする子供達の家族が運営し、情報も確かだし、個人情報の配慮もあるし、更新も頻繁で、当時に私が熱望したサイトでした。早速、メールを下さった方にもお知らせしました。インターネットに情報を発信出来る方の底辺が広がって、孤立しがちな子育て中に問題を抱えた家族のネットワークでつなげ、情報を共有できる。本当にネットの力って素晴らしい。こういう事を知ると情報化社会も悪いものじゃないと感じる。
旦那も最近、パズルのペントミノのことでメールを頂き、久しぶりにプログラムを書き始めたようだ。昔作った木製ペントミノを引っ張り出してきて子供達と遊んでいる。
何か調べようと思ったら、インターネットのサーチエンジンが便利ですよね。最近も「羊羹の『羹』てどういう意味?」と思って調べて「羹とはアツモノといって煮物のことで「羮に懲りて膾を吹く」の中国故事まで行き着いた。パソコンでググッって(Google)を使っているとへぇ、へぇ〜っと驚く事ばかりですね。最近、GoogleツールバーをIEにプラグインして、次々に興味のあることを調べながら、あっちこっちに飛んでトリビアしてます(最近はネットサーフィンって当たり前の行為過ぎて言わなくなりましたね)。
小学校の総合化の授業での「調べ学習」でもパソコンの検索機能を使って調べると次男が言っていた。4年生のテーマは「東京の産業」を調べるで、次男の担当は「東京都の山地の作物」でした。検索機能を使って調べて「東京の山地ではウドとワサビが採れる」という事実をサイトから見つけ、写真を印刷して発表に役立てていた。
5年生のテーマは「町田市の公園」だ。近所のわさび田公園は子供達の遊び場として親しまれているが、インターネット上に写真入りで紹介しているのはfrom Metal Woodsの子供と楽しむ公園情報のローカルな近所の公園だけのようだ。何人かの知り合いに「あのホームページを作ってるのはあなたなの?」と聞かれた。ここ2,3年は公園情報も更新してなくて気になっているが、身近で話題になっているかと思うと何とか写真だけでも貼り替えようかなと思いながらも腰が重い。
学校のパソコン授業でもインターネットから情報を引き出すのに、古い情報やデマやあやふやでまやかしなデータの見分け方もよくよく教えて欲しい。サイト運営者がいつまでも古い情報を残しておくのも何かの役に立つかの思うから、更新日付を確認して情報の鮮度を確認してから使えと指導してね。
個人の管理するサイトは最新情報はではないが、過去に遡れる有意義なデータベースですね。私の作っているこのサイトの7年間の歩みはこのままの形で後100年ネット上に残ったら、それはそれで21世紀初頭の日本人の生活と意見を知るした貴重な資料に成るのだと勝手に思ってる。
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