85 図書館のシステム (2003.12.1) 前話で火星探索機「のぞみ」の故障を書いたが、今週は国産H2Aロケット打ち上げ失敗のニュースだ。ますます志気の下がる話ばっかりで嫌になる。宇宙機構も組織が変わったばかりで問題も多いとは思うが、とにかく日本の技術もまだまだ素晴らしいと感じられる元気の出るニュースが欲しい。
失敗といえば、キーボードにコーヒーをこぼしてしまった。取りあえずはパソコンの電源は落とせたが、再起動しようとしたら「BIOS起動」の画面になってしまう。キーボードのどこかのキーが押しっぱなし状態になってしまい。起動時にBIOS設定モードに入ってしまうのだ。しかたがないからLinuxマシンから100円で買ったDELLのキーボードを外してきて使っている。でも、ストロークの感覚が違ってちょっと使いにくい。慣れの問題だと思うけど。
壊れたキーボードは数日間干してから再び繋いでみたが上手くいかない。ミルクが入ったコーヒーだったのがいけないのかな。キーボードの中を開けて掃除しようにも、分解できない(T_T) もしかして新しいキーボードに買い換え? 自分のドジで使えるモノを壊してしまい、かなり落ち込む。エンデバーを買ってから4年半、指先に馴染んだキーボードだったのに。
さて、数日前から82話で書いた図書館が再開した。図書管理システムの入れ替えに伴ってカウンターや利用者の端末も全て新しくなっています。利用者が使える端末は3台、そのうちの2台はキーボードが無くタッチパネルの画面入力タイプ、1台はキーボード付きのWindowsベースの端末です。
まず、端末から本を予約するためにカウンタで係の人に頼み、暗証番号を登録する必要がある。これがなんだか判らないがやたらに時間がかかった。登録終了後、空いている画面入力タイプの端末(下の写真)を使ってみた。画面入力タイプはパソコンに慣れてない人や子供にも使いやすいように画面から文字入力して行くのだが、文字の配列が50音順に左から右に横書きだ。どうして右からの縦書きにできなかったのか? これだけでも面倒なのに、著者名や題名から予約を入れるが目的の本までなかなか行き着かず、少しでも間違ったら最初からやり直しなので使い難い。ユーザインターフェイスが最悪だ。
結局、画面入力タイプは諦めてWindowsベースのキーボード入力で予約した。サービスが始まって間もないので係員が付き添ってくれるが、それでもまともに使える人は少ない。蔵書の予約ができたら、端末横のプリンターからレシート大の予約票が出てくるのだが、文字が小さくてお年寄りなどは苦労しそうです。今時珍しい感熱用紙なのは騒音防止のためかな?
書籍販売サイトのアマゾンなどは実に巧みに利用者を購入したい本に導いてくれる。ユーザはこういった使いやすいシステムにすっかり慣れているのだ。単に検索機能を提供するだけでなく誰にでも使いやすいシステムを作ってくれたら良いのに。ユーザインタフェースは何もお金をかけて独自のものを作らなくても、Webブラウザで充分だと思うのだけど。
ひとつ私は大きな誤解をしていた。それは、図書館に無い本は端末から予約できないことだ。今までのリクエスト用紙は蔵書の有無に関わらず出せばよかった。それと同じことが端末からできるのかと思っていたら大違い。蔵書になくて新規購入となる本はリクエスト用紙を書くしかないのだ。これじゃあんまり便利になってない。というか不便になっていると思うのは私だけ? 端末で調べる分だけ手間が増えた。
さらに今回のシステム入れ替えによってリクエスト用紙の書式も微妙に変わった。実は我が家では手書きが面倒なのでリクエスト用紙の書式に合わせてエクセルのシートを作ってあり、必要な箇所を埋めて印刷するとぴったり印刷できるようにしてあった。それも、書名や著者はアマゾンや紀伊国屋書店のサイトで検索したものをコピペしていたのでとっても楽ちんだったのだ。新しいリクエスト用紙の書式に合わせてエクセルシートを修正しなきゃ。
色々書きましたが、図書館システムにはすごく期待しています。来年、自宅のパソコンから図書館の蔵書を検索できるようになるときには、もっとよい使い勝手を実現して欲しい。
今年も残り少なくなりましたが12月1日からデジタル地上波放送が始まった。テレビでは盛んに宣伝しているようですが、あんまり購買意欲は上がらない。そもそもあまりテレビを見ない。今までのテレビで満足している人が殆どじゃないのかな? 双方向とかハイビジョン、5.1chサラウンドとか魅力的なのかな? ボーナス商戦でも目玉になっていない。我が家には今3台のテレビがあるけど、日本中のテレビが全部使えなくなってゴミになる日が来ると思うと恐ろしい。
取りあえず、目下の課題は年賀状だ。子供も中学生になると写真入り年賀状もどうかなと思う。最近の年賀状用のソフトは本当に良くできていて、プロも驚きのセンスの良いイラストやフォントが満載だ。ネットで検索できる無料の素材もタダとは思えない画像がある。こうなるとパソコンで作っても面白みは無いから、思い切って芋版印刷でも始めるかと考えています。
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