77 夏休みのお出かけ (2003.8.13) ようやく暑い夏が来ました。今年は帰省もしないで自宅で過ごす夏休みです。自宅のよいところはのんびりできて、お金がかからないことだ。ネットサーフィンでどこにも行かなくてもいろんな世界へひとっ飛びだ。自宅のパソコンはフレッツADSLも取りあえずは切れなくなり、速度的には満足できないがしかたないかな。そう言えば最近はパソコンが固まったりすることも無くなったなぁ。すいすい動くことが当たり前になって、これもWindows XPのおかげでしょうか? しかし、Windows の複雑さやCPUの速度は一昔前から考えると自家用車に戦車を使っているようなことだな。この自家用車がバリバリ踏んでも壊れない丈夫なネットワークを早く整備して欲しい。もっと光を・・・
親の方は自宅でいつもの生活を続けるのが一番楽だが、子供達は変化を求めている。台風一過の青空の日に久しぶりに家族揃って出かけてみました。71話で書いた春休みにも行ったお台場の日本科学未来館だ。「友の会」の「夏の親子科学工作教室」に応募したら抽選に当たったのだ。かなりの競争率だったらしい。別に申し込んだJASの整備工場見学会は見事にはずれた。
「手作りモータを作ってみよう!」という小学校低学年向けの企画だ。次男と三男と父親が参加した。我が家の場合こういう事はやはり父親がつきあうのが定石だが、お母さんと子供というパターンも何組かあったようだ。私と長男は他の展示を見て回ることにする。以下、工作は旦那のレポート。
工作はモータを作り、そのモータで車を動かすというもの。ボランティアっぽい年配の方と、若手の方の二人が先生だ。子供12人に2人の先生という、学校の授業にくらべるとかなり理想的な環境。はじめに磁石を使ってモータの原理を簡単に説明してくれたが、子供がどこまで理解したかは不明だ。まあ、原理はともかく、工作を楽しんでくれればいいや。
モータは小さな木の板にモータの軸受けと磁石を取り付けるための木片を釘で打ち付けるところから始まった。しかし、これが難物。ちいさな釘で打つのだが木の板が意外と堅く、釘が曲がってしまう。また、釘のサイズに比べ金槌が大きすぎて子供には大変だった。木片と釘を押さえていた指を何度か打たれてしまった。ここまでで半分くらいの時間が経過。その後、いよいよモータのメイン部だ。回転軸となる竹串にストローを直角に突き刺し、ストローに電磁石用の釘を通す。なかなかよく考えてある。エナメル線を巻いて電磁石が完成。台に取り付けてモータが出来上がり。
モータを載せる車は、プラスティックの段ボールを台に竹串の車軸、プーリーの車輪を取り付けるもので子供にも簡単に作れました。モータを載せて、早速動かしてみます。2極モータなのではじめに手で回してあげないといけないのですが、回り出すと結構な速度で回転し無事に車が動きました。子供達は床を走る車を追いかけて歓声をあげます。今までモータといえばミニ四駆のマブチモータをイメージしていた子供達でしたが、身近な材料でモーターを作れることを知ることができてよい経験と思い出になったことでしょう。
さて同じ頃、長男と一緒には6階の360度ドーム型シアタ、ガイアで映画を見た。今回は「ガラパゴズの自然」で見応えがあった、一緒に見ていた2歳ぐらいの子供がその迫力にビビッて大泣きした。その後で当日申し込めるロボット工作の実験デモに参加して2時間ほど過ごした。今日は夏休みの日曜で子供ずれの入館者が多い。2回目の訪問だったが何度でも楽しめる。
日本科学未来館のシンボルのGio-Cosmos(ジオコスモス)が、今年の6万年ぶりの火星大接近を記念して火星儀になるのを新聞で読んで楽しみにしていた。しかし行った日は機械の調子が悪くて火星のデモは中止でした。これはちょっとガッカリ。
昼食のレストランやウェンディーズは混んでいるので我が家の得意技「コンビニ購入+公園飲食」を決行した。東京湾に面した公園で飛行機が次々と着陸していく姿を見ながらお行儀なんか気にせずにばくばく食べるのだ。
その後、前回は行けなかった船の科学館を見学した。ホームページに優待券があるのでプリントして持っていくと割引になる。しかし、日本科学未来館の友の会の会員証を見せても割引になることを後で知った(T_T) どちらが割引率がよいか不明。やはり混んでいたがかつての造船王国・日本の面影が展示されていて面白い。船や海の醸し出す独自の文化に興味が湧くが何しろ「海無し県」に育った悲しさでイマイチ実感できず。海の男に密かに憧れています。
話は変わって、エアコンが壊れた。去年の夏に故障してガスを入れ直して貰ったが、今年、暑い日に使おうとしたらやはり冷えない。またまた、ガスが抜けたのだ、これ以上フロンガスを撒き散らしてオゾン層にダメージを与えたく無くないので今年はエアコン無しです。節電にもなる。もともとエアコンは苦手だし、夏は本来暑いものなのだから我慢しましょう。今年はヨーロッパも熱波ですが、日本は割と過ごし易い夏だ。しかし、近隣の家が立て替え工事で朝から晩まで重機がガンガン鳴っていて、自宅に居ても心休まらない。
去年の夏の事を思い出すために一年前の考現学53話を見て、去年は盛りだくさん楽しい夏だったと思い出した。今年もまだまだ夏休みが続くので子供達と楽しい思い出を作りたいですね。
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