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71   春休みのお出かけ (2003.4.10)

ADSL回線のリンク切れはようやく収束に向かいつつある。前話で局内の接続先を変更したことで一旦は解決したかのように書いたが、夜になるとまた頻繁に切れるようになったのだ。以前より多少はマシにまったが、それでもWebアクセスを始めると切れる。再び旦那がNTTに電話する。もう、私はこの件から手を引いて、旦那に全権を委譲(大袈裟)した。

結局、以前の担当者はつかまらず、新しい担当者に一から状況を説明した。なんと、今回モデムを交換したことと、局内の接続を変更したことがデータベースに記録されていない、とのこと。本当に局内の切り替え工事が完了しているかも不明という頼りなさ。さらに、我が家のADSL回線の解約をキャンセルしたことも故障受付のデータベースに反映されていなかった。3月末で解約になっているのですが、と言われ唖然。

リンク切れの原因を電話で聞き出したところによると、最近我が家の近くにISDN回線が新設され、その影響が出ているらしい。そんなのってアリですか? よその家の影響でADSLサービスを低下させていいの? 結局、NTT側の局内に監視装置?をつないで回線のリンク切れの頻度を観察することになった。その結果をみて、リンク速度を絞って回線を安定化しようというものだ。

4日間ほど観察したが、皮肉なことにその間はほとんどリンク切れが起こらなかった。なぜ??? それでも、夜中に何度か切れた記録が残っていたとのこと。最終的にリンク速度を2Mbpsに絞った。このためダウンロードの速度は1.6〜1.7Mbpsと、以前の2.2Mbpsから25%ダウンになってしまった。しかし、これで切れなくなればいいや。

その後もたまに切れるが、問題になるほどではないのでこれでひとまずADSL問題は解決にしよう。疲れた。NTTの担当者は毎回変わりましたが、それぞれはよく対応してくれました。でも、組織として内部の連絡などはイマイチなところがあるように思います。

さて、子供たちの春休み、気分を変えてお出かけしてきました。お台場の日本科学未来館に行ってきました。宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務めることで有名。NHKの朝の連続テレビドラマ「まんてん」にも何度かでてきました。春休み中で混んでいるかと心配しましたが駐車場(1時間300円)に空きがあったし、混雑もさほどでもない。入場料大人500円、18歳以下200円ですが、友の会の家族会員になれば年会費2,000円で同居家族は何度でも入場でき、会報も送られてくるというので入会した。

イベントの内容は毎日変わるのでホームページで確認してからいくと良いでしょう。まずは6階の360度ドーム型シアタ:ガイアで映画を見た。「屋久島 -千年の時をこえて-」は大人向けの内容で、屋久島の豊かな自然に興味が引かれたが、小学生には難しかったかな?

5階は「生命と科学と人間」がテーマのコーナーでは、深海観測船やスーパーカミオカンデ昴望遠鏡の模型が展示されていた。ボランティアが親切に説明してくれおもしろかったが、小学生にとっては宇宙から人体まで範囲が広すぎてはせっかくの説明もキョトンとしていて申し訳なかった。中学生の長男は生命の進化や環境問題など学校で習ったテーマに興味を持ってくれた。

「地球環境とフロンティア」のコーナーでは宇宙ステーションの実物大の模型が子供たちの興味を引いていた。ボランティアが無重力状態でのトイレやシャワーの使い方を面白可笑しく説明してくれたのだ。これを刺激にいつの日か子供たちが宇宙に旅立つ日もくるのか?

Geo-Cosmos

4階は吹き抜け、3階は「技術革新と未来」「情報科学と社会」がテーマの展示です。災害救助ロボットの実演や大規模なインターネットを説明した展示が力作であった。実験工房ではLEGOのマインドストームを使ったロボット作成教室も開かれるようです。ここにノーベル賞の小柴さん田中さんの色紙が飾られていた。

午後1時からアシモのデモがあるのでお昼をすませて戻る。10分ほどの短いデモだったが、本物のアシモが自立二足歩行して方向を変え、フラダンスを踊る様子に感動した。でも、子供たちは特撮テレビになれているのであんまり驚かない。アシモは小学生ぐらいの人が中に入っているように思えるのかな? ロボットを自立二足歩行させる技術のすごさを伝えるのは難しい。

1階から4階の吹き抜けには日本未来観のシンボルのGio-Cosmos(ジオコスモス)がつり下がっています。95万個の発光ダイオードで覆われた球形には宇宙から見た地球が映し出されています。ロビーの寝椅子から見上げると宇宙から地球を眺めているように錯覚します。改めて「青色発光ダイオード」のすばらしさを感じた。次のノーベル賞は是非とも中村さんに贈りたいですね。

日本未来館では最新の技術や学説をわかりやすく説明する努力が各所にみられますが。その中でも実物を使ったデモンストレーションが一番おもしろい。壁掛けテレビから画像で説明されても、「NHKスペシャル」をいっぺんに見せられたようで知識の上滑りになる。海外の優れた科学ドキュメンタリーを見せるコーナーもあったが、そろそろ子供たちが飽きてきたのでゆっくり見られなかった。家族会員になったので夏休みにでもまた行って来ます。

日本未来館からあの奇抜な建物のフジテレビに行ってみた。こちらは春休みらしく見物客でにぎわっています。スタジオ見学コースもかなりの混雑でしたが、子供たちはミーハーな場所に来たことがなかったので喜んでいた。親たちはバラエティ番組を見ないので訳がわからずにひたすら疲れた。

目の前のお台場海浜公園を散策しながら、バブルの遺物の巨大な建築物と満開の桜の下で人生の無常について考え(大嘘)、自宅への帰路についたのであった。


追伸
この話は先週書き終わり、週末にアップロード予定だったのですが、突然パソコンのハードディスクが壊れ、ファイルが吹っ飛んでしまいました。泣きながら(嘘)、再度、書き直したものです。次回はその話を書きたいと思います。

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