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43   オリジナルパソコンデスク作りに奮闘中 (2002.3.31)

我が家のデスクトップパソコン エンデバーのディスプレイとキーボードはサイドボードの上に置いています。サイドボードといっても洋酒やティーカップなどが入っている洒落たものではなく、子供の学校関係の書類などを入れてあり、本棚代わりに使っているのですが。これが高さは92センチもあり、椅子に座ってキーボードを打つには手を肩の高さにあげなくてはいけません。また、サイドボードなので当然ながら足を入れるスペースはなく、体を斜めにしたり時には椅子の上に正座しています。不自然な態勢なので長時間の作業はつらいものがあります。

しかしある日突然、こんなんじゃ背骨が曲がったり、目を悪くする一方だと天からの啓示を受け、きちんとしたパソコンデスクの導入計画がスタートしました。しかし、リビングのスペースを考えると大きな机は置けません。今でも本棚とサイドボード、テレビ、オーディオで一杯なのだから。レイアウトを考えると、サイドボードと並べて置くしかありません。そうなると奥行きは45センチで、幅は120センチ位までです。こんな細長い机はなかなか見つかりません。市販のパソコンデスクは狭くても奥行きは60センチ位あります。安い組み立て家具だとそれなりのものがありますが、リビングに置くにはちょっと抵抗があるし、組み立て家具は力を入れると揺れるのが難点。

そこでしばらく、あーでもない、こーでもないと悩んだ(こういう悩みは楽しいが)結果、作ってしまうことにしました。実は最近、我が家はD.I.Y.づいています。先日、お風呂のシャワー付き混合栓が水漏れするようになったので交換しました。構造が複雑でパッキンだけを交換するのができなかったので丸ごと交換です。続いて、穴の開いた玄関の壁を修理しました。壁紙を剥がし、石膏ボードを一部張り替えて、新しい壁紙を張り直しました。どちらもそれなりに上手くいきました。

今の時代、中国などで工業製品は安く作れるようになったけど、国内でひとつひとつ人手で対応しないとできない仕事のコストはとても高くつきます。家電などの修理も部品代は百円で工賃が5千円などということが多く、修理して使うより、新しい物に買い換えた方が安上がりということになる。修理できる技術者の時給を考えればそうなるのは当然なのだ。医者、美容院、タクシー、大工さんなど一人のお客のために一人の専門家がサービスを行う仕事も同じだ。日本だけじゃなくて欧米の先進国なども同じようだ。そこで、できることは自分でやってしまえ、というのがD.I.Y.だと思う。

思い立ったら吉日ということで、旦那が簡単な図面と板取の図を書き、近所のホームセンター ドイト(Do It Yourselfの略だと思う)にでかけ、材料を仕入れてきました。幅45センチ、長さ182センチ、厚さ2.5センチの集成材の板を2枚使います。値段は1枚6,000円弱でした。この2枚から机の天板、机の脚、天板の支えとなる幕板(こういう支えの板のことを幕板というのだそうだ。初めて知った)を切り出します。

この板から丁度欲しかった大きさの幅110センチ、高さ70センチ、奥行き45センチの机ができあがります。2.5センチもある厚い板を使ったのは、パソコンを使用していてグラグラ揺れたり、天板がたわんだりしたらストレスが溜まるので、がっしり、どっしりした机にしたかったからです。幕板も大きなものにすることができ、これがしっかりした支えとなり、パソコン周りの邪魔なケーブルやACアダプタを隠してくれるはずです。

組み立ての終わったパソコンデスク(塗装前)

厚さが2.5センチもある板を素人が手作業で切るのは大変だし、綺麗に切れません。そもそも182センチもある板を乗用車に積めないので、ドイトの加工サービスでカットを頼みました。板取を書いた紙を渡せば、電動鋸であっという間に切ってくれます。真っ直ぐだし、切り口も綺麗で寸法もピッタリ、さらに1カット50円位(板厚によって変わる)と安いのでとても便利です。今回は、机の天板の縁を丸くする加工も頼んで、加工代は440円也でした。土曜日に出かけたので、ちょっと混んでいて加工の待ち時間が結構かかりましたが、自分で切ることを考えれば断然早い。

こちらが組み立て前のカットした集成材の写真です。中央の長い1枚が天板で、左右の2枚が脚になります。手前の板は天板を支える幕板で、奥にある2枚の幅の狭い板のうち1枚は幕板の裏側にテーブルタップやACアダプタを載せるための棚板に使います。幕板の裏側はこんな感じです。

組み立ては、だぼという木製の短い杭と、裏側にはL字金具を使います。木ねじでガンガン組み立ててもいいのですが、やはり毎日目にするものなので綺麗に仕上げたい。だぼを使った接合は位置合わせが大変で、私や子供達も手伝ったりしてなんとか形になりました。重いので組み立て途中でひっくり返したりするのが大変でした。仕上げは、紙ヤスリをかけてサイドボードと似たような色のニスを塗るつもりです。でも今週末、旦那が風邪で伏せってしまい、ひとまず組み立てたところで作業は中断です。完成写真とパソコンをセッティングした写真は次話にご期待ください。

さて、話は変わってフレッツADSL 8Mです。8Mに切り替えてしばらくしてから、電話がかかってくるとリンクが切れる現象に気づきました。電話がかかってきて受話器を持ち上げると、リンクが切れてモデムのLINEランプが点滅します。3〜40秒で再接続しますが、当然それまでの間はネットに繋がりません。昨年5月にADSL 1.5Mにしたときにも同様の問題が起きましたが、そのときは電話の保安器を交換して解決済みでした。

早速、NTTの116に相談して調べて貰うことにしました。やってきたNTTのおじさんは保安器を調べ、問題のないタイプであることを確認しました。でも、リンクが切れる現象は起こるのです。おじさんは今までの経験でスプリッタが悪かったことはないけど、、、と言いながらもスプリッタを交換してみると、なんと切れなくなりました。スプリッタは見た目は前と同じもので、どこが違うのかわかりません。でも、直ったのです。

おじさんは、また切れるようなら相談して下さい。といいながら帰っていきました。しばらくは調子がよかったのですが、まだたまに切れる現象が起きています。10回に1度位の確率かな? 悪くなるようならまた相談してみようと思っていますが、取り敢えずは様子を見ています。もし同様の現象が起きて、直った人がいたら対策をお教え頂けると幸いです。

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