18 ブロードバンド接続前夜 (2001.5.27) 前話の始めでフレッツADSLについて、「申し込みは済んだが、相変わらずNTTの殿様商売でその後の連絡はないのだ」と書いた数日後に、NTTから準備ができたとの連絡があった。タイミングがよすぎる?! もしかして、NTTの人はこのページを見ているのか? そんなわけで、ようやくフレッツADSLによるブロードバンド接続が実現しそうだ。
切り替えの日程を調整するためのNTTとの電話では、接続速度は保証できないことを何度も念を押された。たとえ期待している速度がでなくても切り替え工事費は返却されない点や、速度を上げるための調整工事を有料で受け付けるけど、それで改善できなくてもその調整工事費も返却されない点だ。ママとしては、1Mbps程度の速度がでればいいかなと期待しているけど、どうなるかな。
ISDNと比べてどのくらい早くなるか比較するために、ISDN接続の今のうちにちょっと大きめのファイルのダウンロードしたり、何ヶ所かのページの表示時間を測っておこうかと思っている。相手のサーバーの状況や、インターネットの混み具合で変わるかと思うけど、ADSLにしたメリットが少しでも数字で見られればと思う。でも、全然、速度がでなかったらと思うと心配でもある。ISDNと大差なかったら悲しいぞ。
さて、そんなこんなを考えていたらNTTからADSLモデムとスプリッタが届いた。届いた荷物は思っていたより小さくて軽い。早速開けてみたのが下の写真。NEC製でしたが、製造された国は、モデム本体は不明、モデムのACアダプタが中国、スプリッタはマレーシア、それらが入っていた箱にはASSEMBLED IN THE PHILIPPINESとの印刷があり、多国籍なものでした。
本体は小振りでデザインもまあまあなのですが、モデム用のACアダプタがちょっといただけない。コードが本体に直付けになっているのと、コンセントに挿す足がACアダプタの長手方向にでている点だ。とくに後者はこのままコンセントに挿すと、こんな風に出っ張ってしまい、場所をとるし見てくれも悪い。なんで壁に張り付くように足をださないの? 他のコンセントを塞がないため? それなら曲がるようにするとかデザインを考えたほうがいいと思う。
あとは、切り替え工事を待ち、ASAHIネットにADSLオプションを申し込むだけだ。切り替え工事といってもNTTが行うのは局内工事だけなので、自宅は自分で今までのDSU,TAを外してスプリッタ、ADSLモデムをつなぎ、スプリッタと電話、モデムとPCを接続する。自宅の繋ぎ換えをNTTに頼むことができたけど有料だし、簡単な繋ぎ換えなので自分達でやることにした。工事に来て貰うとその日は自宅待機になってしまうしね。
ASAHIネットのADSLオプション申請のための説明をみると、NTTとのADSL開通が確認できてから申し込んでくれとある。先に申し込んで、後からADSLで繋がらないことがわかっても設定手数料は戻ってこない。まあ、そうだろうな。しかし、NTTからADSLモデムと一緒に送られてきた「フレッツ接続ツールセットアップガイド」の第1章にはプロバイダから通知されたIDとパスワードを指定しろとあって、先にプロバイダに申し込まなきゃいけないみたいに書いてある。でも、第2章にテストのための接続先(フレッツスクエア)のことが書いてあって、プロバイダに契約しなくてもこちらで接続試験はできるのだ。なんか説明が前後していて不親切。
というわけで、あと数日後に迫った切り替え工事が終わったらフレッツスクエアに繋いで動作確認をしてからASAHIネットにADSLオプションを申し込もうと思っている。それにASAHIネットは、申し込んだ月は初期設定料だけ払えばよく、月々の使用料がいらないのだ。6月1日を待って申し込めば、6月はまるまる利用できるのでお得。
不要になるTA,DSUはどうしよう? 思い起こせばこれらはISDNモニタで貰ったものだ。このときの話は、ママのWindowsパソコン奮闘記の第22話、第23話に書いていた。すでに4年も前のことだ。今までよく働いてくれたことに感謝。ネットオークションに出しても売れそうにないので、20世紀末のインターネットの道具をして記録にとっておこうか。
次話は、ADSLの快適なインターネット環境の話が書けるか、はたまた速度がでなくて落ち込んでいる話になるか、乞うご期待。
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