163 2020年まとめ (2020.12.31) 昨年の考現学を読み直し、1年後にこんな事態になっているなんて誰も想像してなかった、歴史に刻まれる2020年の我が家の1年を振り返ります。
1月、元旦の新聞の分厚い広告に旅行会社のツアーを見ていたら、初夢セールで行きたいと思っていた「ウラジオストク」激安ツアーの見つけた。ANAの羽田・ウラジオストクの定期便の就航でよく見かけていたのですが、お得だったので早速ネットから申し込み。しかし、同じことを考える人が多くて40組のキャンセル待ちです。他社のツアーを見比べ今年も海外旅行へたくさん行くぞ楽しみにしていた。
2月、なんとなく新型コロナの流行が身近になってきましたが、クルーズ船の感染などまだ他人事でした。次男家族に新しい命がやってきて、病院へお見舞いに行きました。この頃はまだ病院にもマスクをすれば入ることができたのです。この大変な時に生まれた赤ちゃんに良い人生を切り拓いて貰いたい。
3月、北陸へちょっとリッチな国内旅行を計画していましたが、日に日に高まる危機感でついに1週間前にキャンセル。新幹線代はギリギリ返金されました。三男は大学院の卒業だったのですが、卒業式は簡略、それでも卒業旅行でバリ島に行ってました。まだ帰国時に2週間の隔離もなかった。今から思うと夢のよう。そして3月末にオリンピック・パラリンピックの1年延期が発表されました。
4月、就職した三男は入社式もオンラインで週のほとんどを自宅からリモートでの研修です。旦那もテレワークになり、貸与されたMacを使って自宅で何やらやっています。私の働いている職場も夏祭りやイベントが軒並み中止になり、自宅でできる作業は自宅で行い最小限の出勤で済ませてました。ついに打ち合わせもZOOMで行いました。このころはGWの連休に数日滞在する孫のために自宅をセッセとお片付け、引っ越しして以来使わなかったモノ、独立した子供たちの残したモノを捨て、窓ガラスを磨き、床にワックスをかけて過ごしていました。久しぶりに五月人形も飾りました。
5月、世の中はロックダウン寸前なのですが、実家で暮らす介護が必要な母のために定期的に帰省。電車もかなり空いてましたが都心を通る路線は避けました。高齢な母のデイサービスも1つに絞り、通院もなるべく回数を減らし、検査も延期してもらいました。
通っている体操教室もついに閉鎖になり、在宅勤務の夫と三男の三人で毎日3回一緒にご飯を食べるという稀有な毎日でした。そして、次男夫婦がアップしてくれる孫の写真や動画で日々成長する命のエネルギーを感じるのが楽しみでした。生活のリズムに組み込まれた図書館通いも遂に閉鎖になり、ただリクエストした本は受け取れるので何とか本のない生活は免れた。
6月、給付金が無事に振り込まれましたが、在宅勤務でWiFiの中継器を買ったり、長時間の座り作業で腰が痛くなった旦那が椅子を買い替えたりと物入りです。このころは少し新型コロナ感染も落ち着いてきたので、3月にキャンセルした旅行の代わりに箱根・熱海・網代温泉にドライブ旅行に行きました。ちょうど近県への移動が解除になった日でした。帰りに寄った下田の紫陽花公園が綺麗でした。
網代 下田、紫陽花公園 7月、暑い中、再開した体操教室に通っていました。旦那は高圧洗浄機を買い、外壁の清掃と傷んだ場所のペンキ塗り替えに励んでました。前々から懸案だった外装を素人ができる範囲で手入れして少しスッキリ。これもステイホームで時間があるからできたことです。
8月、お盆の時期、実家に兄弟の家族が集まることもなく暑い日々が続きます。WiFi中継器が熱暴走してバタバタしたりしてましたがリモートが日常になりつつあります。三男はようやく出勤できるようになりましたが、旦那の職場は出勤者が絞られ、自宅でできる業務の人は自宅での勤務が続きます。このころには一日中家族がいてもゴロゴロできる余裕ができました。
9月、自粛が日常となり、なるべく外出しない生活にも慣れてきました。GOTO EATなども全く利用せずに三食ご飯を作り続けて飽き飽きしていますね。
10月、例年だと大好きなフィギュアスケートのシーズン開幕ですが、こんなご時勢で国際大会はほぼ中止。日本人選手を中心に開催されるNHK杯を観戦にGOTOトラベルで大阪に行くツアーに申し込みましたが、ハズれました。この頃から感染が再び増えてきたので行かなくて正解だったのです。高橋大輔選手のアイスダンス見たいけど、長野で行われる全日本フィギュアも諦めて最初から応募もしなかった。
ステイホームで時間のある旦那が遂に3Dプリンタを購入しました。このあたりの顛末は電子工作ブログに書いてあります。前々から欲しいと言っていましたが、子供たちの独立で部屋が余り、在宅勤務で通勤時間分の余裕ができたおかげか。何を作るのか知りませんが楽しんでください。
旦那とクルマで帰省し、母を連れて「八ッ場ダム」へ行ってきました。工事中から一度行きたかったのですが、4月に完成し漸く実現しました。親孝行の神様に恵まれた晴天の日でにわかダムマニアとなり、お金のかかる公共事業の巨大建設物にウットリ、コロナの後で日本にこんな巨額事業の余力あるのか心配です。帰りは道を間違えて榛名湖を廻りました。小学校の林間学校で来たのは遥か昔ですが、榛名富士の雄姿は変わらないですね。
八ッ場ダム 榛名富士 11月、三男が工場実習で一か月不在。夫婦二人だけだと買い物もゴミも少なく、一度作ると同じものを食べ続ける。これからやってくるであろう老夫婦だけの生活のシミュレーションでした。
12月、母の介護のために姉弟と順番に帰省しているのですが、情報交換のためにLINEでのリモート会議を開いてみました。スマホ越しでも顔見て話すといろんなニュアンスが通じて本当に便利、こんな日が来るなんてコロナ禍がもたらした進歩かな。
今年は長かった子育てが終わって海外旅行やオリンピックを楽しむ特別な年だと考えていたのに、思いがけない世界的災難に見舞われました。生きているといろんなことが起こる。来年、ワクチンの普及でコロナは収束するでしょうか?株価は上がっていますがこのコロナ禍での経済的な打撃から立ち直れるのでしょうか? これからの若い人たちの未来が心配です。来年は経済を動かすためにお出かけや旅行が気軽にできるようになってほしいです。そうしたら思い切り散在します(原資もないくせに妄想)。
最後に緊急事態に医療の現場で働く医療従事者に心から感謝しています。私たちに出来ることは自分が感染しない、感染させないことだけです。不要不急の外出は控えて、マスク、アルコール消毒を心掛けています。
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