115 日常生活の中での旅 (2006.5.7) ゴールデンウィークは少年野球の応援や自宅の大掃除・補修で過ぎた。ホームセンターに出かけたら大賑わい。ニュースで報道されるように帰省や海外、行楽地にでかける人ばかりではないことを再認識。テレビでは世間のみんなが出かけるかのように報道しているが、番組制作者の幻想か視聴者の思想を画一化して視聴率をコントロールしやすくしているのじゃないのか? 少なくとも私は連休の混雑中の外出は避けたい。観光地や帰省する家族連れは世帯全体のホンの一握りで、たいていの人は自宅でノンビリしているのだと思う。
とは言っても、我が家でも暇をもてあます次男は姉が実家に連れて行ってくれた。感謝。子だくさんは親だけでは子どもは育てられない。周りの人々の協力に感謝しつつ「子どもの日」を迎えた。少子化は養育費・教育費の問題だけじゃないよ。子育ての煩雑な日々を時には誰かが代わってくれる安心感がどんなに貴重なことか・・・ もっとも、少子化がそれほど問題とも思わないが。少子化問題と騒いでいるのもマスコミと、それにのせられた行政だけじゃないのかな?
さて、考現学ではライブドアを応援し続けているが、ホリエモンは保釈後、裁判への影響を考えてかあまりラジカルな言動もない。保釈中は発言も制限があるのかな? 「山に登りたい」というコメントは、精進し・浄い所に行きたい気持なのか?パソコンや携帯電話など電子機器に囲まれた企業人がIT機器から隔離されて100日近く生活すれば、現実社会を見る目が変わる。収監中にネットワーク社会に新しい活路を開くビジネスも考えていたのではと期待。
今回の騒動で東大を出て大蔵官僚を経験した若手政治家でもメールのヘッダ情報の確認という知識がないと言うことも判った。国会で、メールの受信日時とか言ってたし。メールの日時欄に付いているのは送信日時で、普通は受信日時は付かないよ。携帯もパソコンメールも実家の母までが使う時代になったが、この仕組みや騙されない為の確認事項などは驚くほど知られていないようだ。
そんなライブドア騒動に紛れて、なんと旦那がライブドア株を買っていた。上場廃止となったので株券が自宅に届いたのだ。応援していたのに実は大損かと思ったら、上場廃止間際に1株だけ買ったらしい。100円位か? 株券の印刷代や送料だけで100円以上はかかっているはずで、ライブドアも証券会社も大変だ。その昔、1株株主運動というのがあったことを思い出した。
届いた株券には印刷だけどホリエモンのサインがある。株主になり、決算報告なども届くと思うので今後もライブドアの動向を見守っていきたい。
考現学ページのバナー広告にJTBやANAの広告がでるようになったのにお気づきですか? よかったらバナー広告をクリックしてみてください。混んだ時期に旅行にわざわざ行く人は羨ましいとは思わないが、空いていて気候のよい時期には旅にでてみたい。春休みに国内旅行に行ったばかりだが、来月に夫婦で近場の旅行を計画している。ここ数年、2年に一回は夫婦で海の向こうに旅してきた。本当はもっと行きたいが今はガマン。楽しみは、ときたま味わうのが最高。
今回もそうする計画だが、昔から一つの都市に滞在する旅が多い。あちこっち周遊するのもよいが、一箇所に落ち着いて生活者のように振る舞う旅が好きだ。そう考えると日常生活だって旅だ。時々買い物に行く町田はいつも人々で溢れ、日本人には見えない人が「安い服あるよ」と声をかけ、昔からのアーケードでは魚屋の隣が洋品店でその隣で隕石を売る若者が手持ちぶさた。まさにアジアを感じる。
常にどこかに行きたいと思いながら日常を生きる。家族への責任や夕食の支度をふと忘れていつもの町並みを歩く。学生だった頃のモラトリアムな自由を思い出す。40過ぎたいまでも迷子の子どもと同じで心細くも好奇心に満ちている。これも帰る家があり、待っている家族がいるからできる小さな幸せ。
今は旅行も短い滞在だが、将来、子どもが成人し旦那がリタイアしたら長期の海外滞在をめざしている。そのために中学に入った次男と一緒にNHKの基礎英語を聞き始めた。まだ間に合うだろうか。三男が大学卒業するまで、順調にいってあと12年。旦那のリタイアもその頃か? 年金受給まではその後さらに間があるが、それまで働かなくて済むように日々節約だ。
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