142. 新宿御苑(2)
トップページへ | 小さな旅の目次 |
東京の新宿御苑は環境省が管理している。入場料は200円、月曜日は休園である。休園を知らずに
行き、門が閉まっていたことがある。この公園は、よく手入れされ、交通が便利な新宿の東方にあり
入園者も多い。
御苑内には広い芝地や森、自然林に近い母と子の森、立ち入り禁止の菊栽培所、池もいくつかある。
これらの区域ごとに気温がいかほど違うか、気温計を配置して調べる予定である。
2015年6月28日、気温計の設置場所の下見のために御苑内を2時間ほど歩いた。面積は
58ヘクタール(約18万坪)、東西約1200m、南北約700mである。
丸花壇には、いまが盛りの赤い花がきれいに咲き(写真142.1)、その近くの高台には大温室がある
(写真142.2)。
写真142.1 丸花壇(2015年6月28日撮影)。
写真142.2 大温室(2015年6月28日撮影)。
管理棟の近くに旧洋館御休所があり(写真142.3)、案内板には次のように書かれている。
旧洋館御休所
皇族が温室を利用する際の休憩所として明治29年(1896)に建設されたもので、設計は宮内省
内匠寮(たくみりょう)である。当時アメリカの住宅建築を中心に流行したスティックスタイルを
基本にした外観を持ち、意匠的にすぐれているとされる。明治大正期における皇室関係の庭園休憩施設
として唯一の遺構であり、平成13年(2001)に重要文化財(建築物)に指定された。
写真142.3 旧洋館御休所(2015年6月28日撮影)。
写真142.4 家族連れで憩う人々(2015年6月28日撮影)。
訪れたのは日曜日、お昼になると木陰で一家団欒の食事をする人々、芝生に寝転んでいる人たち様々
である(写真142.4)。
御苑内には、レストランゆりのき、西休憩所、中央休憩所(写真142.5)、レストハウス、大木戸休憩所、
茶室も兼ねた売店の翔天亭と楽羽亭などが完備されている。
写真142.5 中央休憩所(2015年6月28日撮影)。
トップページへ | 小さな旅の目次 |