125. 鳩山
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2013年11月13日、熊谷から秩父鉄道で寄居(よりい)まで行き、JR八高線に乗り換えて越生
(おごせ)にて下車。タクシーで鳩山町へ。鳩山アメダスを見学したあと、帰りの列車までの待ち
時間があったので、タクシーの運転手に案内してもらい、鳩山町の名所となっている日立製作所基礎
研究所と宇宙航空研究開発機構地球観測センターを見学する。
日立製作所基礎研究所
私の息子は、半導体の研究をしており、以前にこの研究所で研究していたことがある。研究所敷地の入口で
守衛さんにこのことを話して見学させていただくことにした。守衛さんは、総務ユニット部長代理の
横田克之さんを呼んでくれた。
研究所の外観と広大な敷地の周辺環境を見学させていただく。研究所の環境として大都会から離れた
この地を選んだのだろう。森林に囲まれた静かな丘陵地、広大な敷地である(写真125.1)。
研究の合間に散歩するのに、適した環境を感じさせる(写真125.2)。
写真125.1 日立製作所基礎研究所の外観。
写真125.2 池の白鳥。
地球観測センター
鳩山町には、宇宙航空研究開発機構地球観測センターがある。この観測センターも森林に囲まれた
丘陵地にある(写真125.3)。
写真125.3 地球観測センターのパラボラアンテナ。
写真125.4 地球観測展示場。
私が見学していると、観光バスがきて、一行は地球観測提示場へと入っていく(写真125.4)。
このセンターは1978年に設立されて、地球の環境状態を人工衛星によって観測している。環境問題
の解明や災害監視、資源調査などを行なっている。宇宙航空研究開発機構には、筑波宇宙センターや
種子島宇宙センター、宮城県の角田宇宙センターなど多くの事業所と施設をもっている。
法恩寺
越生駅に着くと、少しだけ時間が残っていたので、近くを散策すると寺があった。案内板には
次のような内容の説明があった。
法恩寺
天平10年(738年)に東国遊行中の行基(ぎょき)が開創したとされる。鎌倉時代に越生一族の
倉田基行夫妻が古井から行基が奉じた五尊の仏像を見つけて、草堂に祀った。建久元年(1190年)、
この地を訪れた源頼朝は二人の話に感銘を受け、土地と田畑を寄進し、堂塔伽藍(どうとうがらん)
を建立させたと伝えられている。
―中略―
江戸時代には、住職が将軍に直接拝謁できることを許された高い格式を持つ寺院となった。
「絹本着色高野・羽生明神像」(指定重要文化財)、「絹本着色両界曼荼羅」(県指定文化財)など、
寺の歴史と由緒を物語る様々な宝物が伝存している。(越生町教育委員会)
写真125.5 越生の法恩寺鐘楼。
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