44.湘南よさこい祭り
近藤 純正
2005年5月29日(日曜日)の午後、神奈川県平塚市の中心市街地を走る
湘南スターモール(国道1号線、平塚銀座通)がカーニバル「湘南よさこい
祭り2005」の舞台となった。
地元の平塚から5チーム、東京都、埼玉県坂戸市、神奈川県内の横浜市、
小田原市、厚木市、山北町、大磯町、海老名市、座間市、および静岡県の
沼津市、三島市、伊東市から総勢25チーム、約1,000名の老若男女の踊り子
が参集した。
各チームは独自のオリジナル曲に活気に満ちた踊りを披露した。各曲には
南国土佐・高知の「よさこい節」が部分的に入っている。
コンテスト会場での湘南ケーブルネットの司会者(左)、
まちかど会場(右)
「よさこいまつり」のルーツは戦後、土佐・高知で生まれた新しい祭りで
ある。1954(昭和29)年に第一回が開催されて以来、半世紀を経た今日では
高知よさこいまつりは1万人以上の踊り子が参加する日本を代表する祭りに
発展した。
この祭りのパフォーマンスに魅了された人々は全国に広まっている。
土佐の民謡よさこいは「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを
見た・・・・」と歌われる。全国各地では、土地の民謡などをロック調や
サンバ調にアレンジされたものが歌われるが、その一部によさこいが含まれる。
今年は「まつけんサンバ」をアレンジした歌で踊ったチームもあった。
欠かせない楽器は鳴子である。もともと鳴子は田畑につるして、その音で
すずめなどを追う払うために使われたものである。