8.近松 繁 個展室 <版画>
作品は「市川団十郎」のシリーズです。
市川団十郎の初代から代々の当たり狂言の似顔絵であり、それぞれの
演目を「 」内に示してあります。
( ~ )内は生年~没年(服部幸雄著『市川團十郎代々』講談社刊より引用)
です。現在の市川団十郎は十二代目で、1946年生まれの本名・堀越夏雄さんです。
版画一つの作品に版木は6~8枚を使って刷り上げています。版画の寸法は
縦=19cm、横=13cmです。
無断でコピーすることは禁じられています。
初代団十郎(1660-1704)「像引の白眼」
二代目団十郎(1688-1758)「大伴の黒主」
三代目団十郎(1721-1742)「なる戸の濁丸」
四代目団十郎(1711-1778)「影清の隠刀」
五代目団十郎(1741-1806)「戻り橋石橋」
六代目団十郎(1778-1799)「白さけの新平」
七代目団十郎(1791-1859)「南山の鐘馗」
八代目団十郎(1823-1854)「しらがみの主魁」
九代目団十郎(1838-1903)「六助の鉢巻」
作者の紹介
近松 繁:1937年生まれ、神奈川県平塚市在住
退職直後から木版画の制作を始める
作品として「市川団十郎」のシリーズ、広重の東海道五十三次などがある