郊外の団地 (ビリニュス)


 市西部のテレビ塔近くのアパート群。 (1998年12月撮影)

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鉄道駅 (ビリニュス)


 国鉄ビリニュス駅。停車している列車の塗装は日本の旧国鉄の急行用ディーゼル車両を思わせるが、車両本体は旧ソ連型のもの。あの暗緑色の塗装をすっかり変えてここでも旧ソ連からの脱皮の意図を明瞭にしている。 (1998年12月撮影)

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オペラ・バレエ劇場 (ビリニュス)


 市の中心部にある劇場。98年暮れの旅行でビリニュスに着いた時、旅装を解いてすぐこのオペラ座のカッサに行ったら運よくその夜のバレエのチケットが買えた。バレエが何だったのかいまだにわからないのだが、プログラムには「GRAIKAS ZORBA」 とあり、舞台装置はエーゲ海あたりの街の風景だった。舞台の左右にかなり大編 成の合唱団がいて、私は入場したての時にはオペラだとばかり思っていた。ところがいつまでも舞台の人が誰も歌わない、それでそうだバレエだったと気づいた始末。 このバレエがどんな感じかというと、男女の群舞もソリストも動きが速く激しく、そして群舞は機械的に揃えている風ではないのに妙に調和があって安定感がある。二幕ものでそんなに長いバレエではなかったが、見終わって充実感のある作品だった。社会が大きく変わる時というのは芸術もいきいきしてくるものだが、そう思えるのは単に私の思いこみ過ぎだろうか。 この劇場そのものももいい。内壁は明らかに音響を重視した作りになっていて、椅子はマイカルの映画館ほどではないにしてもかなりそれに近いゆったりとしたもの。席はバルコンIIのセンター・ロゼだったが、ロージャと言っても一つのボックスに40人近く入れる大きなもの。ボリショイなどではその二列目以降になると相当見づらいのだが、ここは床の傾斜や椅子の配置がよく計算されていて後部でもそういうことがない。 というわけでその夜は大満足でホテルに戻ってくることができた。 (1998年12月撮影)

追記: リトアニアへの留学経験をお持ちの“なるげ”さんとおっしゃる方から2002年8月にメールをいただき、「『GRAIKAS ZORBA』とはギリシャ人のゾルバ(女性)という意味です。」と教えていただきました。ありがとうございました。

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ビリニュス大学



 独立しても変わらないものもある。16世紀以来の伝統を誇るビリニュス大学。写真は大学の中庭の一角。そのたたずまいは10年以上前に旅行したときと全く変わっていなかった。写真正面の角は書店になっている。 (1998年12月撮影)

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