ロッシ通り



 人によってはペテルブルクでいちばん美しい通りと言うロッシ通り。通りの幅が22m、両側の建物の高さが同じく22m、そして通りの長さが220mというごく短いもので、ロシア風クラシック・スタイルの典型だそうだ。ある本には、この通りの設計者カルロ・ロッシはヨーロッパ最後の大建築家で、彼の死後この町の華麗な発展は止まってしまってそれ以後はほとんど見るべき建築物が無いとまで書かれている。通りの左側の建物がワガノワ名称バレエ学校。 (1997年12月撮影)

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マーラヤ・カニュシナヤ通り


 モスクワのアルバート通りに似た雰囲気の新しい通り。1997年12月にペテルブルクを訪れた時、ネフスキー通りを歩いていて見つけた。でも、通りに露店がたち並ぶとか、そういうことはない静かな通りだ。中央の像は作家ゴーゴリ。

 (左:1997年12月,右:2020年2月撮影)








前世紀の雰囲気の建物


 「前世紀」というのが20世紀を指すのか、19世紀を指すのか、書いている自分も判然としないところがあるが、とにかく、この街には、そういう雰囲気の外観を留めている建物が多い。外見上も急速に「現代化」を進めているモスクワとの大きな違いではないかと思う。   (2011年12月撮影)


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夜景



 「夜景」と書いたが、ほんとうに夜撮ったのか、それとも朝撮影したのかは、はっきりしない。とにかく、白夜の対極にあるこの季節、この街では暗い時間が圧倒的に長いから。  (2011年12月撮影)

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ロストラの灯台柱


 ワシーリー島のネヴァ河畔、エルミータジュ側から宮殿橋を渡ったところに、二本並び立つ柱。かつては、灯台として使用された? 柱の装飾は船の舳先で、海戦に勝った時、敗れた敵船の舳先を切り落とした習慣が起源だとか。  (左:2011年12月,右:2020年2月撮影)







軍事歴史砲兵博物館


 ペトロパブロフスク要塞から堀一つ隔てた向かい側にある博物館。市内のこんな交通量の多い所に、大砲をむき出しにして展示するという感覚には、なかなかついていけない。   (左上:2020年2月,その他:2011年12月撮影)

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海軍博物館



 ワシーリー島、灯台柱から道一つ隔てた所にある軍事博物館。かつての証券取引所の建物を使っているのだそうだ。  (2011年12月撮影)

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ナヒーモフ海軍幼年学校


 巡洋艦「オーロラ」のすぐ近くにある軍学校。  (2020年2月撮影)







クンストカーメラ


 ワシーリー島、灯台柱からすぐ近くにある国立人類学・民族学博物館。ピョートルI世によって創設されたロシア最初の博物館。でも、展示品を見ていると、かつて彼の趣味で集めたガラクタを置いていたのではないかなんて不謹慎なことを思ってしまう。  (左:2011年12月,右:2020年2月撮影)







民族誌博物館


 ロシア美術館に隣接して建つ博物館。ロシア国内の様々な民族についての資料を展示している。
 4段目左はヴォルガ河畔に住むマリ人についての展示コーナーの看板。
 同じく中はフィンランドとの国境付近カレリア地方に伝わる叙事詩カレワラを吟唱する様子。
 同じく右はシベリアに住む先住民族のいずれかの文化遺産ではないかと思う。  (2020年2月撮影)

 私が訪ねた2020年2月には企画展のテーマとしてアイヌの文化が取り上げられていた。
 「日本は単一民族国家だ」なんて調子でいると、外国での研究のほうがどんどん進んでしまうのではないかという気がした。







動物学博物館



 動物学博物館で見たマンモスの子どもの標本。ここには、鳥類,昆虫類も含めておびただしい数の標本が展示されているが、後年訪れた時には資金不足のせいか標本がかなり傷んでいた。  (1985年12月撮影)

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 これより下の写真は2020年に訪れた時に撮ったもの。上に書いた標本の傷みなどはもうまったく感じられなかった。生きた動物を展示する動物園とは違うので、餌やりの心配なく標本を集めることができ、展示に詳しい説明を付けることもできるから、子どもたちのための教育施設としての力も絶大で、実際多くの親子連れで混み合っていた。入館してすぐのホールの壁に巨大な系統樹が描かれているのも教育施設としての役割を十分に認識してのことだし、蟹の展示にカニ缶をそっと添えておくなんて絶対そういう意図だ。上に「おびただしい数の標本」と書いたが、それはもちろん変わらず、「珊瑚だって植物でなくて動物ですよ」と言わんばかりに、およそ動物の範疇に入るものは何でも収集しようという心意気が感じられるが、それでもよく見ているとやはり北方系の動物に強い博物館だという印象を受ける。  (2020年2月撮影)




人形博物館


 動物学博物館と同じワシーリー島にある小さな博物館。かつてのロシアのごく普通の人達の生活の様子が人形になっていたり、様々なおとぎ話に出てくる人物・動物だの妖怪だのが人形になっていて楽しい。最下段右の写真は、展示されていた人形ではなく、館内を案内してくれた博物館スタッフ。  (2016年12月撮影)

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ドストエフスキー博物館


 地下鉄ドストエフスカヤ駅からそんなに遠くないところにある。  (2020年2月撮影)

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お伽話劇場



 モスクワ大通りにある劇場。おそらく子ども達のためのものではないか。前庭にカボチャの馬車が置いてあった。   (2017年1月撮影)

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コメディアン劇場



 リゴフスキー大通りにある劇場。  (2020年2月撮影)




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ノーヴァヤ・ガランディア



 そのまま訳すと「新オランダ」という名前の人工島。新しいテーマパークか何かのようだが、私はたまたまこの近くを歩いていてこういうものがあるのに気づいて写真を撮っただけで、入場はしていないから、実際にどんなものかはわからない。   (2017年1月撮影)


 2020年に再訪した時には一応入場したのだが、冬季だったためか多くの施設が閉鎖というか、改修工事などをしていて、結局この新しい施設がどういうものなのかよくわからないまま出て来た。   (これより下:2020年2月撮影)

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メンシコフ宮殿



 ピョートルI世の若い頃からの友人だった伯爵A.S.メーンシコフの館。ワシーリー島のネヴァ河畔に、冬宮など市の中枢部を向いて建っている。  (2011年12月撮影)

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タヴリーダ宮殿



 エカテリーナII世の寵臣、ポチョムキンが建てた宮殿。背後に広い庭園がある。1906年、ニコライII世の詔勅によって国会が開設されたのがここ。  (2011年12月撮影)

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サンクト・ペテルブク大学



 ワシーリー島にメイン・キャンパスがある。銅像は、M.V.ロモノーソフ。  (左:2011年12月,中・右:2020年2月撮影)

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スフィンクス


 ロシアにはいかにも不似合いなスフィンクス像。ワシーリー島のネヴァ河畔に建つ。帝政ロシアがエジプトから買い付け、1832年に移築したものだそうだ。  (左:2011年12月,中・右:2020年2月撮影)

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旧海軍省


 ネフスキー通りの突き当たりにある金色の尖塔を持つ建物。暗くなってライトアップされたのをネフスキー大通りから撮ったのが左の写真。中央の写真は、建物のすぐ近くから撮ったもので、右の写真はネヴァ川の対岸からの遠望。 (左:2000年12月,中及び右:2020年2月撮影)

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旧元老院




 デカブリスト広場、青銅の騎士像の横にある大きな建物。かつての元老院で、帝政時代は、その前の広場そのものが「元老院広場」と呼ばれていたそうだ。  (2011年12月撮影)


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日本領事館




 市中心部の運河の岸にある。 (2011年12月撮影)


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中央郵便局



 中央郵便局のホール。三階くらいの高さまで吹き抜けになっていて、役所という感じが全然せず、なんとかその雰囲気を伝えたいと思ってシャッターを切った。 (2000年12月撮影)

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モスクワ駅




 モスクワ行きの列車の発着するターミナル駅。蜂起広場に面して建つ。 (左:1997年12月,右2005年4月撮影)


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フィンランド駅




 ヘルシンキ行きの列車の発着するターミナル駅。 (左:2011年12月,右:2020年2月撮影)


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地下鉄駅


 ペテルブルクの地下鉄はモスクワに比べると総キロも短く、また駅もモスクワほど豪華絢爛ではないが、
この写真のようにシンプルながら洗練されたデザインの所も少なくない。

(上段:1986年12月,下段:2020年2月撮影)





バスターミナル


 ノヴゴロドなど市外へ出て行く長距離バスの乗り場。  (2020年2月撮影)

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市電


 市内を走る市電も近頃では車両が更新されて近代的なものが多い。そんな中にあってちょっとレトロな雰囲気を漂わせる左の写真の車両は、ソ連時代にレニングラードで活躍した旧LM-33「アメリカンガール」トラム(アメリカのピーターウィット社製)の正確なレプリカなんだそうな。横浜市中心部の名所をめぐる時には市交通局が走らせている「あかいくつ」号というバスを利用するのが途中での乗り降りも自由で便利だが、ペテルブルクならこの電車を利用するのがお勧めだとか。   (2020年2月撮影)

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空港


 ペテルブルクのプルコヴォ空港。市の南部、ツァールスコエ・セローに行く途中にある。モスクワや成田と違って、市の中心から遠くないのがいい。  (上段左:2005年3月,同右:2013年8月,下段:2017年1月撮影)


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