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いままでの言葉: 2007年

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12月の言葉: 「人類が月に立つ以前のことだ」
from UEFAチャンピオンズリーグマガジン(2007-10-29?)
11月の言葉: 「謎を出しておいて,その答えは半分しか出さない,そんなことは推理小説では許されない。これに反して,実人生では正解を出す義務は誰にもない。」
from ディクスン・カー ; 岡照雄訳『エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件』「殺人愛好倶楽部会員のための序章」(東京創元社, 2007.3. 978-4-488-11826-6) [amazon | bk1]
10月の言葉: 「われらは夢みた。距離はいつも夢みさせる。」by 魂寄せられた者
from 三島由紀夫「英霊の聲」(東雅夫編『三島由紀夫集 雛の宿』筑摩書房, 2007.9. 978-4-480-42361-1) [amazon | bk1]
9月の言葉: 「店員はただ,考えるまでもなく持てる限りを人に与え,喜ばれると驚くという,滅多にいない人種のひとりだったのだ」
from ジョナサン・キャロル「秋物コレクション」(浅羽莢子訳『パニックの手』東京創元社, 2006.5. 4-488-54709-5) [amazon | bk1]
8月の言葉:「おお,光り輝く残酷なものよ,」by サー・ジー・ヴォヴォカ
from ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア ; 浅倉久志訳 『輝くもの天より墜ち』(早川書房, 2007.7.) 978-4-15-011623-1 [amazon | bk1]
7月の言葉:「ですから,勇気をお奮ひなさい!避けられないことを嘆いたり,恐れたりするのは子供らしい臆病未練でせう」 by マーガレット妃
from シェイクスピア『ヘンリ−6世 第3部』第5幕第4場 ; 坪内逍遥訳『新修シェークスピヤ全集』12(中央公論社, 1934.8.)
*四角い枠のあるもの: 本,漫画,アニメ,特撮,絵画,建築(これは枠を作るもの,か)。サッカーにも枠はある(^^;
6月の言葉:「それはついに終末子が内在化されるにいたった年の出来事だった」by エンクルマ・フバルであり……
ロバート・シェイ&ロバート・A.ウィルソン ; 小川隆訳『イルミナティ ; I . ピラミッドからのぞく目 ; 上』(集英社, 2007.5. ) 978-4-08-760528-0 [ amazon | bk1]
*ようやく翻訳された: この小説の存在を知ったのは大学時代,たしか安田均さんの海外のボードゲームを紹介する「SFマガジン」の連載。確かアイテムとしてプロペラ付帽子があったような。といったどうでもいい記憶が瞬時に蘇るのは立派な老化だと思う(^^;
5月の言葉:「ここに,一人でいることを想像すると,ほとんど背すじが寒くなる。だがそれは,不思議に,誘惑的に,ぞくぞくさせる。」by カレル・チャペック
飯島周編訳『チェコスロヴァキアめぐり 』(筑摩書房, 2007.2. ) 978-4-480-42293-4 [ amazon | bk1]
*小径を通す(チェスキー・ウルチカ): チェコ(現|元)代表はトマシュ・ロシツキ,ミラン・ヴァロシュ,パヴェル・ネドヴェド,ヤン・コレル,トマシュ・ウイファルシ,ズデネク・グリゲラ,マレク・ハインツ,率いるは銀髪の知将カレル・ブリュックネル監督。この人たちみんなではありませんが,EURO2008予選でドイツ代表にボコにされた後,ウイファルシのお誕生祝いを午前5時までやってサッカー協会から罰金をくらい,監督に呆れられたんだそうです。元気だ……。
4月の言葉:「ちゃんと働いているけれど,他人に迷惑をかけている人よりは,働かないでも,周囲に迷惑をかけない人のほうが,僕は良い状態だと思います。」by 森博嗣
『大学の話をしましょうか : 最高学府のデバイスとポテンシャル 』(中央公論新社, 2005.10) 4-12-150195-0 [amazon | bk1]
*打ち止め: 科学に歴史,コーチングと社会学。他に読むべきものもなさそうだし。なお,この手のサッカー本とかビジネス書とかお片づけ本(^^;;)は,家の蔵書構成上問題なので(っておぃ),すべて図書館で借りてます。ここのリンクから整理法本を買ってくださった方がいたので,かなり動揺してます(^^;
3月の言葉:"Halten Sie mich fuer verrueck, alten Sie mich fuer uebergeschnappt!" (狂ったのかと言ってくれ,気は確かかと言ってくれ!) von ヘルベルト・ツィンマーマン (Juli 4, 1954)
aus ウルリッヒ・ヘッセ・リヒテンベルガー ; 秋吉香代子訳『ブンデスリーガ : ドイツサッカーの軌跡』(バジリコ, 2005.11. ) 4-901784-92-7 [amazon | bk1]
※悪のバイエルン帝国の興亡: 判官贔屓は日本人だけじゃない。1999年チャンピオンズリーグ決勝(カンプ・ノウの{奇跡 | 悲劇}),ケルンのバーでは「ドイツ人は全員マンチェスター・ユナイテッドを応援し,イングランド人は全員バイエルンに声援を送っていた」のだそう。それから2002年ワールドカップ「第二に,この大会のドイツ代表には,強烈な性格であまり人気のない選手は一人しかいなかった。オリバー・カーンだ。彼は各方面から嫌われていた。それは基本的にバイエルン・ミュンヘンでプレーしていたからだが,ほとんど不健康の領域に達していた勝利への意欲も理由の一つだった」(@_@)
※※ドイツNo.1ミッドフィールダー: 2ちゃんねるでの通称が“自称”になったきっかけ。2002予選にずっと招集されなかったフリングスがインタビューで「オレはジダンではないが,現時点ではブンデスリーガで最高のMFだ」と言ったらしい。自業自得ですね。さっそく?呼ばれたKorea/Japanではアメリカ戦ハンド疑惑(まあ,これは貢献か)に韓国戦バラック2枚目のイエローとやらかしちゃったけど,2006で言っただけのことは証明できたと,贔屓目でなく思います。
※※※にわかですから: 返す返すも悔しいのは「恐ろしいほど攻撃的」と言われた,01/02シーズンのバイエル(バイヤー)・レバークーゼンを見ていないこと。準・三冠というのが泣かせるじゃないですか。ワールドカップ組に至っては準グランドスラムですからね。
※※※※スポーツの"伝説": フィンランドにも陸上でなんかあった筈。イタリアは……そういうメンタリティじゃないか(^^;
2月の言葉:「彼らは不可解にも,キックの位置から壁までの距離を測る能力を失っているのだ」
from ケン・ブレイ『ビューティフル・ゲーム : 世界レベルのサッカーを科学する』(NHK出版, 2006.4.) 4-14-081112-9 [amazon | bk1]
※EURO2004: WOWOWでやってたんで,ほとんど一日一試合は見たダメな人です。イングランドのPKは見直しました。愛しのチェコ代表は事故みたいなゴールで準決勝敗退。
※※東欧系の賢げな顔:というわけで,“サッカーの王子様”はディズニーのポスターに起用されたベッカムではなく,エビ・スモラレク@ボルシア・ドルトムントだと言い切ってしまおう。お父さんはポーランドの英雄,名前はポルトガルの黒豹から,名門チームのユースで期待されて怪我して干されて大麻やって立ち直ってポーランド代表になってWMに出て,と完璧っす(^^;
※※※ドイツ芋兄貴コンビ: 2ちゃんふうに言うと,"薬屋のプレステ"と"楽隊の自称"。二人ともミッドフィールダーで,基本的には右サイド(チームの状況によっては1.5だったり左にいたり)と中盤の底(でも神出鬼没)。チームでもドイツ代表でも要の選手です。年齢的に,シュニックスを代表で見られるのは良くてEURO2008まで,ルッチャーは2010までやると本人は言ってるそうだけど厳しいかも。
1月の言葉: 「彼にとって虚構とは,おのれの人格という不愉快な現実からの必要な逃避であった。」
from エリス・マコーマック「フーガ」(増田まもる訳『隠し部屋を査察して』(東京創元社, 2006.5) 4-488-50403-5 [amazon | bk1]
今年の年賀状(猪尽くし)の引用元です

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