3-3-2.アイヌ民族資料館


北海道には幾つものアイヌ民族資料館があります。 学術的ものから観光的なものまで種類も様々ですが今回はそれらをざっと紹介します。 旅の途中、1ヶ所位寄ってみるのもいいのではないでしょうか。

二風谷

アイヌの人々が多く住む土地でアイヌの聖地とも呼ばれる地域です。 近年、二風谷ダム建設などの問題がかなり世間を賑わせましたので聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。

この二風谷は観光ルートからはずれるため訪れる人も多くありません。 ここ自体を目的として行こうとしなければなかなか行けないでしょう。 ただ行ってそれだけの価値がある場所だと思いますので是非寄ってみてください。

(交通:富川-バス[30分]-資料館-バス[6分]-平取温泉-バス[62分]-日高)

■萱野茂二風谷アイヌ資料館

一時国会議員としても活躍した萱野茂さんの個人で収集した資料が集められた資料館です。 アイヌを中心として世界各国の先住民族の資料が所狭しと並べられています。 その莫大な量に圧倒されることでしょう。 冬期は休館ですが予約すれば入館可能です。

(入館料:300円9時-17時)

■町立二風谷アイヌ文化博物館

こちらも負けず劣らず充実した資料が見物です。 またこの付近アイヌの民芸品を売る店が軒を連ねています。 観光的雰囲気も少なく立ち寄ってみたい所ですね。

■びらとり温泉

老人福祉センターと言う名前にだまされてはいけません。 ちゃんと日帰り入浴ができる温泉です。 決して新しい訳ではありませんが大きな湯船でのんびりできます。

(日帰り入浴:450円10時半-19時)

旭川

■川村カ子ト記念館

アイヌ自身の手によってはじめて作られた資料館です。 旭川の市街地の中にぽつんとあります。 そんなに広くはないのですが味のある資料館です。 冬に行ったのですが資料館の人がいなくて一人で中を一周してしまいました。

(入館料:500円9時-17時)(交通:旭川駅-バス22系統[10分]-記念館)






白老

■ポロトコタン

道南の有名観光地めぐりの定番です。 登別宿泊プランなどには必ず組み込まれているのがこのポロトコタン。 観光バスがいつ行っても何台も止まっています。 そしてそんな人波をかきわけて行くことになります。

ポロト湖の岸辺にアイヌの村が再現されていてその中心の広場で民族舞踊が行われています。 30分おきだったか1時間おきだったか忘れましたが定期的にやってますのでいついっても見ることができます。

■アイヌ民族博物館

道内各地にあるアイヌ博物館の中で最も巨大な施設です。 内容は専門的な内容ではなく、平易にアイヌの生活を解説しています。 かなり前からある施設らしく改装をして欲しいなあとも思いますがどうなんでしょう?

LINK:アイヌ民族博物館ホームページへ


  北海道旅情報巻頭  3-3.歴史探訪
3-3-2.アイヌ民族資料館