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もしも


どうして空のことを「そら」っていうのかな・・ ふとそんな風に感じるとき、 ありませんか?人間が「言葉」というものをコミュニケーションの手段に使い始めた太古より、こうして現在に至るまでの間に 幾多の偶然と必然が組み合わさった結果、この頭上の視界いっぱいに広がる空間を「そら」と呼ぶ様になった訳です。
 
しかし、もしこうして経過してきた歴史の内に、ほんの僅かのタイミングのズレがあったなら、 もしかすると我々は「そら」ではなく「おでん」とそれを呼んでいたのかもしれませんね・・
 
「今日のおでんには雲ひとつ無いね・・」
「あぁ、あのおでんを自由に飛べたらなぁ・・」
 
・・といった具合に。
 
 
あるいはもし過去のどこかでタイミングがズレていたなら、今我々が使っている 「夢」や「愛」や「希望」や「正義」や「信頼」や「努力」といった様な言葉も全て 「レバニラ」なんていう1語で表されていたのかもしれません。
 
この様に考えてみると、皆さんがよく御存知のこの昔話も、 こんな感じになってしまっていたのかもしれませんね・・
 
嗚呼、運命の悪戯、歴史の偉大さに幸あれ・・・


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