益田競馬場のスタンドは２棟に分かれており、ゴール寄りが特別観覧席棟、４コーナー寄りが一般席棟となっていました。周辺地域の人口があまり多くないこともあり、廃止直前を例外として混雑とはほとんど無縁で、一般席でもほとんどストレスはありませんでした。（料金は競馬場廃止時点のもの）
 

一般席（入場料100円、場外時は屋内部分閉鎖）
　１・２階部分は吹きさらしの屋外ベンチ＆イス席。３階部分は前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き２人掛けの屋内席（自由席）。屋内席は、通常の競馬場では特別観覧席として運用されるレヴェルの席で、人気がありました。ただしこの屋内席、タバコの煙で室内が霞むような状態になるのが難点でした。

特別観覧席（400円＋入場料100円、場外時は無料）
　'99年にできた新しい席（指定席）で、特別観覧席棟の３階にあります。前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き３〜５人掛けの屋内席。特別観覧席のウリは新しい設備、ゴール前の絶好のロケーション、座席指定そして「禁煙席」であること。特別観覧席の席数は225ですが、満席になることはほとんどありませんでした（競馬開催最終日の'02年８月16日は、満席になったそうです）。
　なお、場外馬券売り場運用時には現在も含めて、ここが無料開放される形で使用されています。

特別室（一般発売なし）
　特別観覧席エリアの端にある部屋。部屋は、ラウンジ部分と観覧席部分とがあり、観覧席は液晶モニタ付き。ＶＩＰ（？）用で、一般ファンにとってはまず縁のない「夢の席」であるが、外（特別観覧席）から覗くことは可能。