訴訟通達管理事務機構

■ペンネーム「リンちゃい」さんからの投稿です。

 母宛に、昨日10月12日に↓のハガキが来ましたので投稿します。
 
 
 民事訴訟最終通告書
 
 平成18年9月29日
 
 この度、ご通知致しましたのは、貴方の納付されていない消費料金について契約会社、運営会社から民事訴訟として、訴状の提出をされ、訴訟手続きが開始されてい事をご通知致します。
 このままご連絡なき場合、下に設けられた訴訟取り下げ最終期日を経て特別送達による出廷命令が送付されます。
 尚、裁判後の措置として裁判所による執行証書の交付のもと給料差し押さえ、及び動産物、不動産の差し押さえを裁判所執行官の立ち合いのもと強制的に履行させて頂きますのでご了承下さい。
 訴訟内容及び、訴訟取り下げ等のご相談に関しましては、受付時間内にて受け賜っておりますので職員までお問い合わせ下さい。尚、書面での通達となりますのでプライバシー保護の為、ご本人様からご連絡頂きますようお願い申し上げます。以上を持ちまして最終通告とさせて頂きます。
 
訴訟番号 平成18年(イ)第2号07150
訴訟取り下げ最終期日 平成18年10月13日
 
〒102-0093
東京都千代田区平河町2-17-1
法務局認定法人 訴訟通達管理事務機構
(管理課)0120−726−707
電話受付時間 9:00〜18:00
       (土・日・祝日を除く)
 
 
 私や兄弟宛には過去何通か届いたこともあって、見れば一目で架空請求関連だと分かるんですが、初めて母宛に届いた上、父が初めて見たので、危うく電話をする所だったみたいです(汗。
 寸前のとこで母が止めたらしいのですが、知らない人は 電話をしてしまうかもしれないですね。
 最終期日が10月13日で届いたのが10月12日
 きっと焦って急いで電話をするってのを狙ってるんでしょうね
 私から見れば、アホだなとしか思わないけど。。

■架空請求ハガキの標本も、既にその数三十超。どのハガキがどのハガキに似ていて、どんな系譜にあたっているのか、もうさっぱり解らなくなってきました(苦笑)。
 とりあえず、このハガキも、差出人名称は新顔ですが、その文面は実にステロタイプなツッコミどころだらけです。
 
 このハガキの一番のポイントは「納付」ですかね。

【納付】
 金銭や品物を納めること。特に、公的機関に納めること。納入。(「大辞林 第二版」より)

 で、消費料金をどこに納付するんだって?(笑)
 
 さて、以下、簡単に文面に突っ込むことにします。詳しくは他のハガキも参考にしてくださいね。
 ではでは、let's ツッコミ。
 
・「契約会社、運営会社から」って、はっきりさせてください。訴状が出てるんでしょ?
・「民事訴訟として」って、検事相手じゃないんだから、いちいち書かなくても。
・「訴訟手続きが開始」って、訴訟じゃなくて? 手続き?
・「開始されてい事」・・・リンちゃいさんのタイプミスか、それともハガキの誤植なのか・・・。
・相談して訴訟取り下げができるのならば、裁判所は要りません。
 
 相変わらず、詐欺師の脳内裁判制度が謎です。多分、書いている本人にも良く解っていないのでしょうね・・・。日本語からヘンですもん。「執行証書の交付のもと」って・・・おかしいよ。本当に・・・。
 
 やっぱり、本を読まなきゃダメですよ。きちんと校正された文章で、脳味噌を鍛えなきゃ、いつまでたっても笑いものの域を出る事は出来ませんから。架空請求詐欺師殿。

(2006.10.30)

■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
 
 また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。