◆ PSY・S (サイズ) ◆

Two Hearts
Two Hearts
[1991]
Two Bridges [1996]
Two Bridges
[1996/08]
松浦雅也(Arrange ♂)と チャカ(Vocal ♀)のユニット。
日本のポップロック系(?)の中では、今一番気持ちがいいです。 僕にとってちょうどいいスピード感の「ノリ」を つかんでいます。体が勝手に踊っちゃう踊っちゃう。

松浦さんは電子楽器オタクのような人で、アルバムの多くは電子楽器の プログラム、打ち込みによって作成されます。1st アルバムから順番に 聴いてみると、音質の変化などからここ数年の間に電子楽器が大きく性能向上 したことが伺い知れます。 電子機器技術のことは別にしても、曲とアレンジがすごく良い。 特にアレンジャーとしては優れていて、映画「Sweet Home」の音楽を 担当したり、ゴンチチなんかのアレンジもやっていた気がする。

チャカの声はまっすぐに良く通る、 独特の声質をしています。無表情な感じも受けますが、曲、アレンジと 良くあっています。
僕は「つやつやに磨かれて光る針金」みたいな声だなぁ、という印象を 持っています。

もっとメジャーになってもいいのになぁ、とここ数年思っていましたが、 昨年(1991)くらいから TV や映画でもときどき曲を聞くようになってきました。

 ・「遊びにきてね」
 ・「Kisses」
 ・「青空は天気雨」映画「きらきらひかる」のイメージソング

CD が 10 枚くらい出ています。
僕から見て、当たりはずれが少しあります。 とにかくお勧めなのは

 ・Two Hearts [1991] リミックスベスト版
 ・Signal [1990]

です。
「atlas」はハズレ、「holiday」はいまいち、 ライブ版ベスト「Two Spirits」は、悪くないけどやっぱり ライブだとちょっと音が薄いかな、という感じです。





チャカが PSY・S から離れて作ったアコースティックバンド 「チャカと昆虫採集」のアルバムで 「うたの引力実験室」[1991] というのがあります。PSY・S とは全然違った内容で、この中には

  ・「大きな古時計」
  ・「ひまわり娘」
  ・「Sweet Memories」

など、なつかしい曲がつまっていて、ほのぼのとしてしまいます。




・PSY・S は解散したらしいです。う〜ん残念。(1996/07/22)

たまたま TV 番組「The 夜もヒッパレ」(1996/07/20) を観ていたら、 Chaka が出てきて、LINDBERG の歌を歌っていた。番組初登場。 自己紹介するときに、「1985 年から PSY・S をやってきたけど、 2人のやりたいことが違ってきたので PSY・S は解散した。」だそうだ。
ふうん。やっぱりそうか。 松浦雅也の WWW でもそんな雰囲気があったので、もしかしたら…と 思っていた。 Emotional Engine が PSY・S 最後のオリジナルアルバムになってしまったな。

Chaka は、 Delicious Hip という ひとりユニットで再デビューしました。
 1997/10/22「誘惑のハンマー」発売。(1997/10/23)


1992/10/14 T.Minewaki
2001/07/21 last modified T.Minewaki

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