オルホンの川沿いを抜け、
ひたすらにこれまでの道を戻り走る。
緩やかな草地の丘を通っている時に、エンジンのベルトが切れて
立ち往生もしたが 20 分ほどで修理し、さらに車は行く。
1時過ぎには昼食。風は強いが雲が切れて青空が見え出した。 5時前に、行きで最初に泊まったキャンプ地 に到着した。ここに泊まることにし、夕食まで自由時間となる。 ガイドのバトーさんが、北側の山の斜面に亀の形の岩があるというので、 アンクルディノさんと2人で歩いて登ることにする。 なだらかで草の少ない斜面をゆっくり行くと、ネズミや、バッタや、ノウサギや、 ハヤブサらしいものの影を見た。 20 分ほどで到着。下からは茶色の粒にしか見えなかったが、 確かに、亀としかいいようのない形をした、見事な自然岩である(写真)。 周りを歩いて、岩の上に登って、写真を撮ったりもする。 この時は気がついていないのだが、モンゴルでは亀は神聖な動物として 扱われている。「亀石」が亀の姿なのも そのひとつの表れ。そしてこの亀の形の岩も神聖なシンボルとして地元では 信仰の対象となっているという。その岩の上によじ登って、わーいなんて はしゃいでしまった。あぁなんて罰当たりなことを。 そのせいなのかどうか、この直後から 数々の災難 が僕達2人に降りかかることになる。 |
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