◆ 深夜も続く修理 ◆

Fixing Car In Night
(2003/08/19 撮影 at フルンドッホ, モンゴル)
モンゴルで使われている車の多くは、旧ロシア製の年代物で、これがよく壊れる。 旅の途中で一度や二度足留めを食らう ことはほぼ確実なので、僕はもう覚悟もできている。
この写真の1台は「プルゴン」と呼ばれるワンボックス型の四輪駆動車。 ウランバートルから走ってきて、キャンプ地に着くとすぐに調子が おかしくなったらしく、エンジンルームが開けられ、日々修理が続けられていた。 キャンプを引き払う日も近づいたこの日、旅立ちに間に合うようピッチをあげて 深夜にも修理は続いている。不安そうに見守る人々。

どうしたのかと身ぶりで訊いてみると、前輪のシャフトとタイヤをつなぐ ボルトのうち1本が折れたのだと言う。 スペアのボルトがないので、ボルトの穴をヤスリで削って広げ、たまたまあった 大きめのボルトをこじ入れて代用するつもりらしい。 強引だが、あるものを使って何とかする、これが現場の智恵。
↓:次の写真へ↑:前の写真へ

2004/02/12 Takakuni Minewaki
2004/07/14 modified Takakuni Minewaki

ゴビ 2003夏思い出のアルバムMINEW

(c) Takakuni Minewaki