化石の表面があらわれたら、ここからは地道なクリーニング作業です。 小さなピック(先端の尖った釘状のもの)を持ち、コリコリと土を削って 化石を露出させてゆきます。 化石を傷つけないように、注意深く、小さな断片も見逃さないように、 コリコリ、コリコリ、… そんなふうに1mmずつ削り進んでいくのは 集中力を要する消耗の激しい作業です。肩も凝るし。 しかし、焦ってはいけません。 「焦らないことがクリーニングのコツだ」と以前バルスボルド博士は おっしゃっていました。