香港2001(10)

映月樓&深水捗


翌日、ホテルの近くにある映月樓というレストランが開くのを待ち、遅めの朝食をとります。
この店の名物は金魚やハリネズミなど動物の形をした点心です。なんと、ガイドブックの写真にはあざらしと思われる点心もあります。

ガイドブックの写真

店の中はおばちゃんがワゴンを押しながらいろいろな点心を売り歩いています。しかし、これらの点心類は普通の点心。名物の動物型の点心はメニューから選んで注文しなければいけないようです。
メニューを見てもどれがお目当ての点心か分からなかったため、お店の人にガイドブックの切りぬきを見せて、この点心をくれと頼みました。ところがこれが大騒ぎ。お店の人もこれが何のメニューなのか分からず、しまいにはシェフまで出てくる始末。で、結局のところこのメニューは「今は無い」とのことで、代りにハリネズミ饅頭を指差して頼みました。

店を出ると結婚式の記念撮影をしていました。

その日は中環(セントラル)や西湾河に新しくオープンした電影資料館(ここはあまり見るところは無かったです。もっと香港映画に詳しい人ならば有料の資料室に入って見るのでしょうが...)を覗いたあと、香港の秋葉原と言われる深水捗を訪れました。

深水捗には高登電脳中心を始めとしていくつかの電脳ショッピングセンターがあります。日曜日ともあって中はすごい人、人、人です。
ただしここで売られているのはマザーボードやメモリ、CPUなど普通のパーツばかり。ワクワクするような怪しい電脳グッズは見当たりませんでした。

これらの電脳中心ビルよりも面白いのが駅の反対側にある鴨寮街という通りです。電気部品や携帯電話を売る店や屋台が軒を連ねています。こちらも通りを埋め尽くさんばかりの人、人、人。なかにはこんなものどうやって使うんだろうというようなガラクタを売るような店もあり、見ていて飽きません。

鴨寮街の終わりまで来ると、西九龍中心という真新しいショッピングセンターがあります。周りは古いビルばかりなのにここだけ浮き立っています。
ここのショッピングセンターの中には建物の吹き抜けを走り抜けるジェットコースターがありますが、動いているところを見たところ思ったよりもゆっくりと走るだけで、ジェットコースターというよりはモノレールといった感じです。

ショッピングセンターから街を見下ろす。

ジェットコースター?

[NEXT]


[UP] [HOME]