大台ヶ原山*
中辺路(なかへち)後
の継続として
2013年5月に大台ヶ原山登山を企画した。wakwak山歩会の聖侑君は若き頃、この山に登り、大杉平経由尾鷲に下ったという。しかし75才をこえれば
車で登れる百名山の一つ大台ケ原が適切だろうという魂胆なのだ。計画時は大杉平は土砂崩れで通行禁止だったが、これも2014年には修復されそうだ。で
もここは無理。
大台ヶ原山は日本有数の多雨地帯で年間降雨量は4,800mmに達するという。冬季は積雪1.5mに達する。山上は広い高原で、降雨が削った
深い渓谷に囲まれる。遠く関東から出かけるのだから入山制限のある西大台にも入りたい。事前申請するため、天候見て予定をかえることはできないので5月中
に天候にかかわらず出かける、悪天候のときは山上の泊地周辺の遊歩として決行するものとする。
というわけで仲間を募って事前申請する1年がかりの準備をした。ところが肝心の発起人が身内の不幸で直前脱落。参加者は和田、田中、小粥、榎本、秦だけとなった。以下はその記録。
第一日 2014/5/12 (月)東京7:33→ひかり503→新横浜7:
51→10:11京都10:41→近鉄京橿特急→11:55橿原神宮前12:30→近鉄吉野特急→13:19吉野神社13:27→吉野ケーブルバス
→14:00奥千本口
吉野山ルート 全長6.7km 標高差490m ルート図をダブルクリックすると拡大も可
(奥千本)⇒西行庵⇒金峰神社⇒(上千本)⇒吉野水分(みくまり)神社⇒(中千本)⇒竹林院⇒桜本坊⇒如意輪寺⇒吉野神社
⇒(下千本)⇒吉水神社⇒金峯山寺蔵王堂⇒17:00旅館 歌藤(ここは正解)

西行庵にて 榎本さん撮影
以上適宜下りバス利用
第二日2014/5/13 吉野の宿→宿の車→近鉄吉野線
大和上市駅9:00→奈良交通バス大台ヶ原行き→10:50大台ヶ原ビジターセンター
トウヒ群落を主とする「東大台」周遊をする。最高点秀ヶ岳(日出ヶ岳)からは大峰山脈と尾鷲の入江を見晴らせる。
日出ヶ岳 秦さん撮影
牛石ヶ原の広闊な原
をすぎて大蛇ー(ぐら)の岩鼻の上に立つと眼下は深い谷に落ち込み、眼前には蒸篭(せいろ)ー、
千石ーの絶壁とそこにかかる名瀑100選の中ノ滝を見る。心・湯冶館泊。
16:00〜16:30、ビジターセンターにて14日の[西大台]入山の為の事前受講義務のレクチャー受講。
第三日2014/5/14はウラジロモミ−ブナ群落を中心とする「西大台
利用調整地区」周遊を行う。
西大台利用調整地区入り口にて 秦さん撮影
大台ヶ原ルート図
大台ヶ原発平日15: 30発→湯盛温泉杉の湯16:54泊
第四日2014/5/15 杉の湯8:10→奈良交通バス→9:00大和上
市9:14→近鉄奈良線→9:53壺坂山駅
壺坂山駅⇒(徒歩またはタクシー)⇒西国三十三ヵ所壷坂寺(六番札所)⇒昼食⇒橿原地区 岡寺(七番札所)⇒明日香村サイクリング(電動自転車)⇒橿原神宮前駅
17.8kmは少し長いので壺阪山駅から壺坂寺までタクシーを使えば総長13.9km。橿原駅前レンタサイクル店で電動バイクをつかって明日香を散策。
橿原神宮前17:33→18:49京都19:33→ひかり534→21:51新横浜→22:10東京
西国三十三ヵ所ルート 17.8km(13.9km)
標高差160m ルート図をダブルクリックすると拡大も可
西大台は自然保護のため、休日50人/日、ゴールデン、新緑シーズン期休日100人、平日30人/日、ゴールデン、新緑シーズン期平日50人という入場制
限があり、事前申請が必要。申請はhttps:
//nishiodai.env.go.jp/agreement.htmlで仮申請(予約)を行い、申請書をダウンロードし署名又は押印をし
て、指定認
定機関まで送付するという手順を踏む。
心・湯冶館予約は07468-2-0120 冬季休業中は090-3056-1695 4名利用の場合9,240円
October 24, 2013
Rev. May 22, 2015