DVDビデオについて

DVDビデオとは

市販のDVDプレーヤーならびにパソコンで鑑賞できる映画用DVDの仕様のことである。市販品のビデオディスク表面にはDVD VIDEOマークが印刷されている。自作ビデオは無論、市販品でもVD VIDEO規格に基づいているものはWindowsでファイル構造を見ることができる。

まずVIDEO_TSというファイルが一つ入っている。これを開けるとVIDEO_TS.VOBという名前の数10mbのファイルがある。これは映画がはじまる前のチャプターメニュー画面である。映画本体はいずれも0.99Gbの 一律サイズのファイル名がVTS_01_1.VOBに始まり、VTS_01_2.VOBと続く、いくつかのファイルに入っている。ファイル個数は映画の長さに応じてきまる。最後のファイルは余りものが入っているのでサイズは色々である。この.VOBファイルこそ、MPEG2圧縮された映像ファイルなのである。

そのほかにもインフォメーションが詰まった数10kb程度のファイルがいくつか入っている。ディスクが1層でかつコピープロテクトしてなければDVD MovieWriter Ver.3でバックアップ・ディスクを作成できる。

ドライバーの機種によって鑑賞できない自作DVDビデオの復刻

さてグリーンウッド氏は2001年に参加したニュージーランド・バイク・ツーリングのとき、手作りのDVDビデオを作ってもらった。このデイスクは 読み取り専用DVDドライブ(NEC DV-5800A)を搭載したDell Dimension4100とコンボドライブ(HL-DT-ST-RW/DVD GCC-4080N)を搭載したVAIOでビデオ鑑賞できたが、2004年に購入した4倍速のDVD-R、+/-RWドライブ (NEC DVD +-RW ND-2510A 202A)を搭載したDimension8400ではビデオ鑑賞ができないし、DVD MovieWriter Ver.3を使ってのバックアップもできないことが判明した。

ならばとVAIOでVIDEO_TSというファイルを一括HDにコピーしようとしたが、ビデオ鑑賞は可能でも、Windows XPの厳密コピーはできなかった。古いドライブを搭載したDell Dimension4100ではコピーができた。結論としてドライバとメディアの相性があるということがいえそう。 かならずしも読み書きできる最新のドライブの能力が高いわけではない。

ポータブルHDでVIDEO_TSファイルをDimension 4100からDimension8400に移し、DVD MovieWriter Ver.3に一括取り込み、チャプターメニュー画面を詳細に作り変えてDVDビデオを復刻できた。このディスクは無論Dimension8400で鑑賞可能である。

さてDVD MovieWriter Ver.3に取り込んだ時のツーリングのMPEG2ビデオの仕様は下記のようであった。

画面:4:3比、704 x 480ピクセル、78,213フレーム、9,300キロビット/秒、ドルビー・デジタル・オーディオ 、ステレオ、48,00kHz、2ch、43分30秒

これを変換なしでDVDビデオにすると8,000キロビット/秒にするとのことであった。VTS_01_1.VOBファイルの個数は1個増えていた。オリジナルは0.99Gbで分割しているがコピーは0.97Gbで分割しているため、あまった分だけ増えたわけである。分割は タイトルとは関係なく自動的に行われる。

自作ビデオのタイトル

古いタイプのパソコンで作成し、読めなくなったDVD-Videoの復刻に引き続き、カット、タイトル付け、BGM添付など編集した自作ビデオ、TV放映のVHSテープ録画からコマーシャルをカットし、MicroMVテープに保管しておいたものなどを6枚のDVD-Videoに収めた。 ラベルもオリジナルをデザインし印刷した。染料インクではオゾンの酸化のため数年で色あせてしまうが顔料入りのインクが開発されたので 対応プリンターがあれば長期保存も可能。海外旅行の未編集テープが20時間分あるので順次、編集してDVD化するつもりでいたが。Vaioの寿命が尽きたのでそれもかなわず。

DVD-Video化した自作ビデオ

October 8, 2004

Rev. June 23, 2010


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