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シリアル番号 表題 日付

766

グリーンタフ(緑色凝灰岩)

2003/11/05

薄緑色をした凝灰岩の地層。噴火した火山灰や火山礫などの火山砕屑物が降り積もって固まり、岩石になったもの。緑色の部分は粘土鉱物である緑泥石(クロライト)。大谷石もグリーンタフの一種である。多孔質で貯留岩、温泉源なり地表にでると地すべりを生じやすい。新潟県長岡市近郷の地下4,000メートルにある貯留岩石もこれ。

石油にしろ、天然ガスにしろ、根留岩に薄く存在する炭化水素が地層内で上方に移動し、石油ガス不浸透層である貯留岩にトラップされて石油・ガスを生産するに足るフィールドになるとされている。根留岩にしろ、貯留岩にしろ、いずれも堆積岩で太古の昔、水によって侵食され、流されて低い所に溜まった砂岩、頁岩、粘土質層が普通なのに、このグリーンタフは火山由来といえる。石油・ガスの生物起源説を疑わせるものである。

有機(生物)起源説と無機(非生物)起源説に関しては「石油の起源となった生物」参照。


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