「もんじゅ」存続は詐欺的国富搾取
「もんじゅ」は
プルトニウム増殖目的の研究設備だ。ところが原発事故で核燃料を増殖させるという概念に疑問が生じた。そこで政府は「もんじゅ」の目的を放射性廃棄物の無
害化目的にすり替えて存続させようとしている。
放射性物質の無害化などというものは石油を燃したら二酸化がでる。これは迷惑物質だから水素で還元して炭素にしましょうという話とおなじ。その水素はどう
して作るかというところが落ちている。みなが放射線の害ばかり言い募るのでそれを逆手にとったオチョクリ・ロジックである。官僚がよく採用する、人を馬鹿
にしたロジックだ。おちょくるだけでなくちゃんと利権まで確保。二重の詐欺事件となっている。官僚の利権のためなんていう元官僚古賀の批判など生ぬるい。
政治家はそれを言い出すと官僚にそっぽをむかれるから民主党のように政権を維持できない。だから黙っている。安倍はそれをよく知っている。韓国の転覆船の
船長は「不作為の殺人犯」として裁かれるかもしれないが、このような官僚と政治家は「詐欺的国富搾取犯」として訴えるべきだ。
東京新聞はそこまで書いてもらわないとこれでは普通の無知・蒙昧な市民はわからない。東京新聞よおまえはどちら側なのか?と思う。
無知・蒙昧なる市民による民主主義ほど官僚にとっておいしい制度はない。これは米国でも同じ。日本で真似してもらっては困るが、米国では行政区の区割りは
市民に決定権があるという法を利用して金持ちの市民だけしか住めない不動産価格の高い地域を他の貧民が住む地域から切り離し、自分達専用の議会と行政区
を作って、快適な環境を確保している。税金を貧乏人の教育と福祉にはつかわせないというエゴイスティックな行動だ。霞が関村などこれほどあからさまではな
いが実質かなりこれに似ていることをしているわけだ。
April 25, 2014