保育園入園までの話

結婚しても子どもができても仕事を辞めることはまったく考えたことがない私。
仮にもしやめたら経済的にも苦しいどころか、ローンが払えない、共働きが前提の我が家。
私たちの両親はどちらも遠いうえに仕事がある。
というわけで、頼るは保育園

保育園には一定の基準を満たした認可保育園とそれ以外があるが、勤務+通勤の時間と保育時間、料金、保育内容など考え、我が家は認可保育園を希望した。

入園の時期は、一番入りやすいと思われる4月入園で0歳からにした。というのも希望の園は0歳の定員9名、1歳は12名。1歳では3人しか増えないため、3人の枠に入るのと0歳で9名なら0歳のほうが確率がいいと考えた。それに合わせて育児休業は切り上げた。
なお、育児休業は3月31日までで、4月1日復職にしたが、それは4月1日に入園するには、1日に復職していないといけないと思っていたからだ。しかし、同じクラスには20日まで育休という人もいて、どうも4月中ならいいらしかった。とはいえ、実際福祉事務所でどう扱っているのかはよくわからない。


1999/5/22 初めての福祉事務所

川崎市の場合、認可保育園の申請は福祉事務所にする。
健診帰りに散歩がてら、少しでも状況を知りたくて行ってみる。
「申請は生まれてからですが」と前置きがあった上で、申請に必要な書類の一覧、保育料の表、認可保育園と地域保育園(いわゆる無認可)の一覧をもらう。
「待機はどれくらいいるのか」と聞いたら、具体的な数字は教えてもらえなかったが、地域によって厳しいところがありますと2ヶ所上げられたが、その地域は私達の住むところだった・・・。うわさで厳しいとは聞いていたけど、やっぱり。不安が募った。
ちなみに職員のけんもほろろな対応の話しを聞くことがあるけれど、そんなことはなく拍子抜けしてしまったくらい。


1999/9/30 申請書類をもらう

4月入園の場合は1月末が〆切なのだが、4月復帰を早めて、復帰して無認可に預けていたほうが入園しやすいのだろうかとか、送迎を考えてもう少し近い職場に異動しようか、それなら復帰しないととか、子どもとの生活に疲れていたこともあって、あれこれ考えてしまう。
なので、とりあえず待機でいいから申請を出そうかと思い、福祉事務所に行った。
希望する園の担当の方と仕事や家族の状況など面談をして、申請書類をもらう。
育休を切り上げようかと迷いながら行った私に、丁寧に対応してくれた。
現時点での待機児数をきくが、通えそうな園3園とも、定員と同じだけの人数が待っているとのこと。ただ0歳クラスを今待っている子はほとんどが4月には1歳クラスになるのでだいぶ変わりますとも言われた。果たして何人の申請になるのだろうか。

後日
あれだけぐちゃぐちゃ考えていたのに、結局年度内の復帰はやめることにした。
入れるときは入れる、だめならだめであきらめる。異動の方も、保育園に入ったばかりは休みも多いとよく聞くので、勝手のわかっている今の職場の方が少しくらい遠くても結果的には楽だろうと考え直した。そもそも今の職場でも通勤は45分ほどで、バスを利用しなければならないのが不便なだけで、恵まれてはいるのであった。


11月下旬 保育園見学

車の免許はない、山の上に住んでいるので自転車は使いたくない(私には使わせたくないと言う話しもあるほどの腕前)、というわけで、とにかく歩いて通える園が絶対条件。と言うと我が家からはせいぜい2園。近いほうで大人だけなら15分。遠いほうで20分。見学をしてもしなくても、ここ以外は考えようがないので、見ても見なくてもと思ったが、保育園がどんなところか見たことがないので、その認可園(市立と私立)だけを見学した。

どちらも事前に電話をし、日にちと時間の指定を受けた。

市立保育園
対応は園長先生。 園の生活のことを各クラスを見ながら説明してくれた。 その後事務室で仕事のことなど話しをした気がする。 建物、園庭とも狭い感じだが、日当たりも悪くなく、駅近くだが静か。 園長保育が始まったばかりだそうだ。
のびのびした雰囲気を受けた。

私立保育園
主任保母さんが対応。 始めに1日の過ごし方、行事など園の紹介パンフレットをいただく。 その後各クラスを一緒に見て歩いた。
幼稚園に近いという印象を受けた。 鼓笛隊や絵の指導をすると言う点からかもしれない。

無認可も認可に入れなかったときの為に見学しようと思ったが、入れなかったときに見てもなんとかなるだろうという甘い考えで行かなかった。 場所や園によっては予約のようなことをするとも聞いたことがあるので、本当に大丈夫かなと言う思いもちょっとはあった。


1999/1/26 保育所入所申請

理由を書くときに私だけが考えて書いている様に思えて、旦那とちょっとけんかになるが、翌朝旦那のフォローで事無きを得る。
うちが申請書に書いた理由は、父母ともに常勤で、勤続10年、12年の中堅(笑)であること、どちらの祖父母も遠方に住んでいる上、働いているので頼れないこと、住宅ローンもあってどちらかが仕事を辞めることも出来ないこと。それだけである。
書類の受付自体はあっさりしたもので、ざっと見た後ローンを毎月とボーナスでいくらくらい払っているかを質問されたくらいであった。
この時点での申請児数は、第1希望では12人。実際に審査する際には第2、第3希望の人も事情によってうんぬんということだったが、単純には定員9人に希望12人。なんとかなるかもしれないとちょっと希望をもった。


1999/2/27 内定通知

ネットで知り合った保育園の先輩から封筒できたら○、ハガキなら×と聞いていたが、封筒が来ても開けるまでドキドキしてしまった。 内定通知と、園での健康診断のお知らせ、その健康診断までに記入して園に提出する書類が入っていた。 申し訳無いがこの書類、何を記入する物だったか、まったく覚えていない。


1999/3/8 園に書類提出

買い物がてら、園に提出に行く。


1999/3/10 健康診断

この時点で準備する物の話しもあるのかと思ったら、それはまったくなし。
4月1日に行うと言うことで、純粋に健康診断だけ。園によっては説明してくれるらしいが。
ネット等での情報によると、ほとんどの認可園ではシーツと布団カバー、エプロンを作ることが多いとのことで、育休中に用意しておきたかったが、ま、そういうことならと何もせずに過ごす。


1999/4/1 入園・慣らし保育へ

入園式とならし保育の様子はこちら


持ち物の準備

4月1日に説明を聞いてからシーツ、布団カバー、エプロンを作る。
エプロンは3組6枚をすぐに作った。 タオルを使って、バイヤステープとマジックテープをつけるもの。バイヤステープがめんどくさい。
シーツと布団カバーは、お昼寝が始まるときにはないとかわいそうかなと思って徹夜に近い形でとにかく1組縫った。(結婚したてのころ、これからミシンは必要よと先輩に言われたことを思い出す。あって良かった。) しばらくは週末洗って月曜の朝にかけるやり方を続け、もう1組完成させたのは7月下旬だった。 オムツからもれて週の途中でもお持ち帰りになることがあったので、予備の為に2組あった方が安心ではある。(乾燥機があればなんとなるのだろうが。ただし乾燥機は縮みに注意)
名前つけ。すべての服や持ち物に名前をつけなければならないが、うちは貼れるものにはテプラのアイロンテープを使用し、貼りまくった。(手書きが嫌いなため) さすがに無理なものは書いたけど。


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2000/9/29