LANDSCAPE




EMPIRE STATE BUILDING

(350 5th Ave.)
380.75mの高さのこのビルは、1931年にわずか1年とちょっとの工事期間で完成しました。地下1階で入場券を買い、1階の長い列に並んで80階へ。86階の展望台へは、ここでエレベータを乗り換えます。金網越しではあるけれど、外の空気を肌で感じられる分、躍動感も一緒に伝わってくるようで心地いい展望台です。冬は余りの寒さに、そんなこと言っていられませんが・・・。
ツアーなどの市内観光では時間が限られているため、102階への展望台まで行く方は少ないでしょうが、フリータイムなどを利用してぜひ102階という高さの展望も体験してみてください。102階へは86階の展望台からさらに別のエレベータで昇っていきます。ここは、86階のように外へ出ることはできません。まるで潜水艦の中のような丸い窓から外の景色を眺めるようになっています。デートスポットなのでしょうか、若いふたりが頬よせあって、セピア色に暮れなずむNYのスカイラインを楽しんでいます。

今は通信用のアンテナになっているビルのてっぺんは、昔は飛行船の係留に使われていたといいます。1960年からビルのライトアップが行われるようになり、独立記念日や復活祭などの日にはイルミネーションの組み合わせが変わります。クリスマスの頃だと、下が緑で上部は赤に色どられるという具合です。
このビルの展望台からの最も美しい風景は、やはり夕暮れどき。摩天楼の煌めきが演出する光のページェントは、やはりニューヨークならではの、イチオシのスポット。オノボリさんみたいで・・・などと、ゆめゆめ思ってはなりませぬ。高いところは・・・キモチ、イイ。
ロックフェラー・センターのところでも紹介していますが、CANONのWebView/Livescopeのホームページ(http://www.x-zone.canon.co.jp/WebView/index.htm)では、自分自身が、自由自在にカメラを操りながら、エンパイアー・ステート・ビルやタイムズ・スクエアを間近に見ることも可能です。

THE STATUE OF LIBERTY

(Liberty Iland)
登りました、335段。台座部分が167段、冠のところまでの螺旋階段の部分が168段。通常は、台座部分はエレベーターで昇れるのですが、この日は、あいにくと故障中。とはいっても、混んでいる時は、1階から行列が続いているので、最初から階段を登る覚悟をするか、途中までエレベーターで登って台座部分の見学で済ますかの決断を迫られます。螺旋階段の部分は、かなり勾配がきついのですが(女性はパンツがお勧めです。ミニのスカートはちょっと・・・)、気長に1段ずつ登っていくことになるので、体力的にはそんなにきつくはありません。ただ、いったん登り出すと前にも後ろにも行けなくなって、とにかく時間がかかるので退屈です。読書にいそしむ人も結構いました。そう、自由の女神に行くときは、本を持っていくべきです。それと、事前にトイレは行っておく方が良いでしょう。ゆうに1時間以上はかかってしまいますから。

冠部分は、予想に反してせいぜい10名ほどが立てる程度の狭い展望室です。で、冠の内側のトップには裸電球が1個ぶらさがっているだけ。眼下にはニューヨーク湾が拡がります。苦労したわりには、感激のない展望台を後に、また階段を一段一段下りていきます。まあ、一度登っておくと、その後、色々な雑誌や映像などで自由の女神を見るたびに、「あの冠のところまで私は登ったんだよ」と、家族や友達に自慢はできるので、時間に余裕のある人は、一度トライしてみてください。週末や祭日は非常に混むので、とにかく王冠の上まで登ろうという人は、平日の朝一番に行くことが最善の選択といえるかもしれません。特に島へ渡る必要の無い人は、バッテリー公園からスタテン島へ行くフェリーに乗るほうをお勧めします。自由の女神のすぐ側を通り、加えてマンハッタンのスカイラインも楽しめ、あのテレビ番組「ニューヨーク恋物語」の気分にもドップリと浸れます。映画「ワーキング・ガール」のメラニー・グリフィス扮するテス・マクギルも、このフェリーで通勤していましたね。料金も50セント、日中は30分毎に運行していますから、最も安上がりで、それでいて極上の観光ルートといえるかもしれません。ニューヨークにいる時は、特にスタテン島に用事もないのに、時折このフェリーに無性に乗りたくなってしまう私です。いつのまにか、心だけはすっかりマサカズ様(もちろん、あのタムラさんのことです)・・・誰ですか、アツカマシイ!!なんて言っているのは。心で何を思おうと勝手でしょ!!
ちなみに、自由の女神の左手には1776年7月4日の日付の入った独立宣言書が掲げられています。

Give me your tired, your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these, the homeless, tempest-tost, to me,
I lift my lamp beside the golden door!

Emma Lazarus, wrote in 1883




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