英語は文の型を決めることで意味が決定します。
日本語は「名詞は変化させず」、その後につく助詞(が、の、に、を)を変化させます。
「アントニー(は)クレオパトラ(を)」のようにですね。
名詞の後に助詞を膠(にかわ)でくっ付けるので「膠着(こうちゃく)言語」と言います。
ラテン語はどうでしょう。
日本語でいう助詞(が・の・に・を)の働きは、各単語の語尾を変化させることで表現します。
アントニーと言ったのにAnto_nius(アントーニウス)の「us」の部分(少々語弊があります)、
クレオパトラと訳したのにCleoratram(クレオパトラム)の「am」の部分です。
クレオパトラはアントニウスを愛している(クレオパトラはあんまり気はなかったらしいですが^^;)
をラテン語訳すると
「Cleoratra Anto_nium amat.」
このように語尾に変化形をズラズラと持ってくるのです。これを屈折言語と言います。
「クレオパトラは[Cleoratra]」(cleopatr-a:主格)
「アントニウスを[Anto_nium]」(Anto_ni-um:対格)
「愛している[amat]」(ama-t:三人称)
と名詞変化や動詞活用がセットになった3つの言葉でできているので、言葉の順番を変えてもよいのです。
英語と違って、なんとなく日本語の感覚がある程度通じそうな気がしますでしょ。
「がのにを」が単語にくっ付いているだけだと思い込んでしまいましょう(^^;)/・・・ああ、勘違いは後で直せば良いのです。景色、景色(^^;)
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