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その他

ペルシャ語

カタカナ発音でかなり理解してくれる。 反応がないときは相手がこちらがペルシャ語以外(英語とか)を話していると思っているようだ。 何度か繰り返すと反応があることが多い。
お店の人も含めて英語が話せないイラン人はかなり多い。 話せるのは町中では5人に1人くらい。バザールの店員などでは半分くらいが話せないようだ。
日本で働いていたイラン人が多いので、日本語が話せるけど英語が話せないイラン人も多い。 そういうイラン人にはゆっくりと日本語を話すのがよさそう。

アラビア語なども混ざっているようなので、 ペルシャ語と言うよりは、イランで通じる単語、と言う方が正しいのかも。
ペルシャ語日本語説明
サラームこんにちは 時間帯によって他の挨拶もあるらしいけど、これだけで十分通じる。 イラン人にとっての外人に対しては「Hello」と言ってくることが多いけど、 「サラーム」で答えると、にこやかに「サラーム」を返してくれることが多い。
挨拶のジェスチャーは敬礼の様な仕草をして、前に手をのばす。 両手でやってくれる人も多い。 当然だけど女の人がそういう仕草をすることはない。
メルスィーありがとう 「thank you」にしても「メルスィー」にしてもまず「You&'re welcome」が返ってくることはない。 それでも気持ちを込めて言いましょう。
語源はフランス語らしいけど、「メルスィー・ボクー」とは言わない。 現地ガイドに確認したが、陸続きの国なので、言語の流れはよく分からないようだ。
胸に手を当てるのが「メルスィー」のジェスチャーらしい。
ダ・ハーフェさようなら 「ホ」と「フェ」にアクセントがあるようだ。 当然別れ間際に使う単語なので、じっくり思い出す時間がないのに、ちょっと覚えにくい単語。 会話中にそろそろ別れる気配があったら頭の中でつぶやいて、「Good-bye」と言われたところで 「ホダ・ハーフェズ!」と笑って手を振ると、満面の笑みで「ホダ・ハーフェズ!」 と居合わせているイラン人が合唱してくれることもしばしば。 大きな声ではっきりと言いましょう。
この場合「ホダ」はアラビア語で「神の」、「ハーフェズ」は「御加護を」という意味。
ジャポン日本 「どこから来たの?」と(英語で)聞かれることが非常に多いので、 「Japan」でもいいけど、相手は「ジャポン」と言い直すので、 最初からそう答えた方がいいかも。
ジャポニー日本人 国の名前に「イー」をつけると「〜人」の意味。イラン人は「イラニー」となる。 イランを歩く限りイラン人にじろじろ見られていない時間はほとんどないけど、 それとともに「ジャポニーがなんとか」と話しているのがよく聞こえる。
「マン・ジャポニー・ハスタム」と言えば「私は日本人です」という文章になって、 これを話したときのイラン人の喜びようはなかなか。
「マン・イラニー・ハスタム」と言うと、大人は笑うが、 子供はポカーンとするらしい。
ベーハーン笑う 現地の子供の写真を撮るには絶対に必要な単語。 現地の子供は大抵喜こんで撮られる(たまに恥ずかしがって親の影に隠れる子もいる)けど、 写真の前ではかしこまってしまうことが多いので、 「ベーハーン!」と笑って言うと、自然でないながらも笑ってくれる。
ギャルメ暑い イランの夏は暑いので、いつでも言いたくなる単語だけど、 実際英語が分かる人との会話でしかそんな内容にはならないので、 「暑い?」って聞かれたら「ギャルメ」と力無く言うのがよいでしょう。
コーラコーラ コーラがコーラであることはイラン人も理解しているが、 多くのレストランで「コーラ」と言ったのに「ファンタ・オレンジ」や「スプライト」 が出てくることが多いので、一般的に「コーラ」と言えば炭酸水全般のことだと思われてるらしい。
これらもコカコーラやペプシの純正がでてくることもあるし、現地ジュース会社のZamZam (コーラ、オレンジ、スプライト。ちなみにメッカのモスクにある泉の名前もザムザムらしい)のことも多い。
サジャデお祈り用の絨毯
ナマーズお祈り 耳の横で両手の平を広げて言うと通じる。 日本人やキリスト教徒の合掌とは違うのが印象深い。
グスルお清め お祈りの前に体を清めること。
ハーレットフーベHow are you? 結婚式場の前でイラン人と椅子に座って話をしていると、 彼の知り合いのイラン人がやってきて、 わざわざ別のもう一人の子供をあいてに握手をしながら教えてくれた挨拶。 聞きとりは、ちょっと自信なし。 でも通じることがそれなりにあったので、大きくは違わなそう。 英語が話せない店員などの方が、ペルシャ語だと思ってくれるので、 反応がよかったりする。こういう店員などは「サラーム」 だけで終わることが多いので、 言ってみるとだいぶうちとけてくれる(ように見える)。 答えは「ヘイリーホッシュ」(これも聞き取り自信なし)で 「Very Good」の意味らしいけど、 大抵相手のペルシャ語が分からないので、 適当なタイミングで言ってみると意外とあってたりするみたい。
ベバフシーンごめんなさい 使わず
ハーヘシュミコナムYou're welcome 使わず
エスメショモチェあなたの名前は? 使わず。「エスメ・マン・○○・アス」で、 私の名前は○○です
ザン イラン人に教わった
シュハン イラン人に教わった

イラン人とその生活

これほどまでに親日的な人達は初めて。 「トルコの人達は親日的だ」という話は聞いたことがあるけど、イラン人も負けていないのかもしれない。 「目が合うと親しげに食べ物を勧められる」ということもしばしば。

イスラム教

イスラム教徒のことをムスリムという。 英語かペルシャ語で話すことも考えると「ムスリム」 という表現に慣れていた方が自然。

ムスリムのお祈りは夜明け前に始まって1日5回だと本に書いてあった。
現地添乗員のハッサニもちゃんとお祈りをしていると言っていたが、 早朝から夜中の12時くらいまで我々と一緒にいて、 一体いつお祈りをしているか不思議だった。 彼によると、朝と夜の2回はまとめることができて、 一日3回お祈りをしているらしい。
彼にお祈りを教えてもらったら、片倉もとこさんの本とは、 一部ちがうものだった。かれによると、片倉さんの本に載っているのは、 スンニのやりかたとのこと。イランはシーアだから違うらしい。

最初にドライブインに着いたとき、お店があるのかと思ったら、 何もないガランとした部屋とトイレしかなくて不思議に思った。
後でわかったのだが、そのガランとした部屋はどうやらムスリムのお祈り場所らしい。 1日何回もお祈りをするなんて大変そうと思っていたが、 それが日常なのだから、設備も整っているのだ。 特にお祈りの前にはグスルというお清めをするから、 トイレがあるドライブインにお祈り場所があるのだろう。 レストランに入ったときも、トイレの横に薄暗い部屋があって、 そこでお祈りをしている人がいた。

結婚

ムスリムは結婚するときに契約をするらしい。 もし離婚したらどれだけのお金を払うとか、 そういうことをあらかじめ決めておくのだと本に書いてあった。
ハッサニが日本語で「結婚するときに契約する」と説明していたのが、 印象深い。 イラン人の結婚式にはホテルで何度か出くわしたが、 いずれも夜だった。 23時でも披露宴の真っ最中というのがすごく不思議だったので、 ハッサニに「どうしてイラン人の結婚式は夜なの?」と聞いたら、 「みんなの都合が良いし、涼しいから」と答えた。

公園

イラン人は公園が好きらしい。 イラン人はお酒を飲まないから遊びに行くところは公園なんだ、 とハッサニが説明していた。
確かにテヘランのラーレ公園で出会った若者に、 「テヘランで他の何処に行けばおもしろい?」と聞いたら、別の公園を教えてくれた。
金曜日の夕方には、公園にたくさんの家族連れがビニールシートを敷いて、 やかんでお茶をわかして、何かを食べていた。 単に町中の芝生に転がって眠っている人も多い。
日本人には、イラン人は(住むところがなくて)上野公園とかを占拠しているようなイメージがあるが、それとこれとは意味は違うかもしれないが、 公園にいることは彼らにとっては自然なことらしい。

参考文献

前回のツアーが事前調査をしっかりしすぎために、 「○○には行かないの?」などと不満が募ることも多かったので、 「歩き方 イラン」以外は十分に読んでいなかったが、 読んだら読んだ分だけ楽しかった。 特にイスラムを理解すれば理解するほど、 彼らと近くにいれる感じがした。 歴史は昔から苦手なのでなかなか分からなかったけど、 もっと理解してたら、もっと楽しかったかも。

書籍に関しては 7&Yの私たちの書店 icon (本の表紙の写真、公式な説明あり)でも紹介しています。

地球の歩き方 イラン ダイヤモンド社 \1,740

イランだけで一冊になっているガイドブックはこれだけ。 メンバーも多くの人がこれを持っていて、 添乗員もこれを参考資料にしていた。 ただ図書館で借りてきた人などもいて、 あまり読んでいない人が多かったみたい。

不思議のイスラム トラベルジャーナル \1,800

全部読むことはできなかったが、旅行経験豊富な作者の旅行ノウハウが、 書かれている。

イスラームの日常世界 岩波新書 \660

片倉もと子さんの本。ムスリムの日常生活がよく分かる。この本のおかげで、 ムスリムの生活が少し理解できたような気がする。 人間は弱いという前提からお酒は禁止、女性はスカーフをかぶるということ。 結婚式は男女別々の部屋で行われるという。 実際シラーズのホテルで行われていた結婚式は、男女別に隣の部屋で行われていた。 公園で家族団らんをしている人達が、 必ず食べ物や紅茶を振る舞ってくれる理由もわかる。 イスラーム銀行では利子がないらしい、そこで、イスラーム銀行ではない銀行に、 お金を預ける人は大抵利子を放棄するらしいが、 たまにあとで、やはり利子が欲しいということがあるなど、 人間っぽい側面もみられる。

地球の歩き方 ロシア ダイヤモンド社 \1,840

一応あった方がいいかもしれないと思って買ったけど、 持っていっただけ邪魔だったかも。全く読んでいない。 一応モスクワ以外は切り取って持っていった。 半日観光ではやはり不要かも。

交通事情

バス。見知らぬ男女は隣り合って座らないらしい。バスは大きくて、 電車のようにじゃばらで2両につながれており、女性は後ろに座っていた。 広い道路には、真ん中にバスレーンがあり、バスを利用する人は多いようだ。

女性は後(チャードルなのでカメラ泣かせ)、男性は前

プレイステーション広告バス

渋滞中

ライダーはたくさん(みんなノーヘル)

撮影機材

出発数日前になってEOS-650のシャッター動作に問題があることが発覚。 一眼レフ1体だけという選択も考えたが、なんとかEOS-55を購入。
フィルムはたくさん持っていたけど、 使ったのはリバーサル23本、ネガ6本。 まずまずの本数だと思う。
品名 種類 説明
Canon EOS-55 一眼レフ EOS-650のピンチヒッターとして購入。視線入力は使用せず
Canon EOS-10一眼レフ 使い慣れたカメラ。今回は日食以外はネガISO400用
Canon EF28-135mmISEOS用レンズ 手ぶれ補正は本当に助かる。これでVelviaを使える時間が延びる
Canon EF75-300mmISEOS用レンズ 遠くから人を狙ってもイランでは気づかれることが多い。 日食撮影では活躍
Sigma 18mmEOS用レンズ 久しぶりに使用。建物内などでは重宝
Nikon 35Tiニューコンセプトカメラ 今回はメンバーの多くが一眼レフなので、撮影時間に困ることがなく活躍せず。 フィルム1本のみ
Kenko TelePlus1.5Xテレコンバータ 日食時のみ使用。ゴーストの元凶かも
Kenko TelePlus2.0Xテレコンバータ 日食時のみ使用。ゴーストを考えると悩みどころ
Canon Angle Finder Bローレベルファインダ 日食時のみ使用。 今回は完全に天頂の日食、というわけではなかったので、 付けるかどうかは微妙なところだった。 取り外し時にカメラが動いてしまうことがあるのが難
Fuji Velviaリバーサルフィルム 今さら説明の必要のないISO50のフィルム。 この青を撮るために一眼レフを使ってるのかも
Fuji PROVIA100リバーサルフィルム 今回はISO100だけ。今度からはまたISO400も持っていく予定
Fuji Super400ネガフィルム 久しぶりのネガ。皆既撮影ではラチチュードの広さが活躍。 通常撮影ではやはりリバーサルに劣る。 PhotoCDは悪くない
Fuji SuperG Ace800ネガフィルム ISO400並とは言っても違いは明らか。 ISO400で手ぶれを抑えた方がいいだろう
Fuji Realaネガフィルム 部分日食時に使用。 ラチチュードの広さとシャッタースピードによりネガ100を使用。 Super100とのラチチュード差は不明

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