Eugen Cicero Romantic swing Liszt
ヤフー・オークションで見つけたのですが、オイゲン・キケロというジャズ・ピアニストがリストアルバムを発表しています。ヤフー・オークションのページで“フランツ・リスト”で検索しましょう。1968年発表で、CD化はされていないようです。僕はLPプレイヤーを持っていないので買えないな…。
http://www.eugen-cicero.de/disco/liszt.html
↑これがそのLP。
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/B000025JIJ/qid=1138803537/sr=8-5/ref=sr_8_xs_ap_i5_xgl/302-8337091-1311259
↑どんな感じかは、ここで“愛の夢第3番”だけ聴くことが出来ます(同じテイクではないと思いますが)
ふゆひこ ++.. 2006/02/01(水) 23:32 [65]
リスト〜サン=サーンス編曲
サン=サーンスが編曲したリストの作品というと、いままで“オルフェウス”の室内楽版を知っていたのですが(聴いたことはありません)、他にもあることを知りました。
まずはなんとピアノソナタロ短調の2台ピアノ版。これは有名な編曲なんでしょうか?。普通に楽譜が売ってます。普通に在庫切れですが(笑)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1423403762/qid=1138033095/sr=1-8/ref=sr_1_8_8/250-3231351-0420229
リストは1885年に弟子のブールマイスターに“ソナタロ短調を2台のピアノに編曲してくれたらうれしい”というような手紙を書いていますが(PAST LOGの『ソナタロ短調の受容の歴史』参照)、それはサン=サーンスが実現しているんですね。ということはリスト死後の編曲でしょうか。
ふゆひこ ++.. 2006/01/24(火) 01:56 [60]
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次はオルガ宛書簡集のP71に登場します。リストの書簡は上手く訳せないのですが、サン=サーンスによる編曲で、次の作品があることが語られています。
“ピアノのためのフランツ・リストの『ベートーヴェン・カンタータ』による即興曲”
珍しい題材ですね。これら上記2つの編曲はサン=サーンスのファンにとっては有名なのでしょうか。僕は初めて知りました。
ふゆひこ ++.. 2006/01/24(火) 02:06 [61] [引用]
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↓ここのサイトでいくつか情報が得られました。
http://www.sheetmusicplus.com/pages.html?cart=334708797910870400&target=smp_detail.html%26sku%3DHL.50564681&s=pages-www.google.co.jp/search&e=/sheetmusic/detail/HL.50564681.html&t=&k=&r=wwws-err5
今回が初出版のようで、2005年10月ですから出たばかりですね。三=サーンスは1914年11月に編曲、12月にディエメールとサン=サーンス自身?で初演された、とのこと。楽譜が出たばかりなので、誰かが録音してくれそうですね。デュオ・エグリ&パーティス?。サン=サーンスはショパンのソナタ第2番も2台ピアノ版に編曲しており、これはデュオ・エグリ&パーティスが録音していました。
ふゆひこ ++.. 2006/01/25(水) 00:45 [62] [引用]
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こんにちは。
サン=サーンス編曲のソナタロ短調、ずっと楽譜を探しています。
しかし、やはり国内では名うての楽譜店でも認知はおろかという状態。海外の楽譜店に問い合わせしても音沙汰なし。
本当に欲しいものです。
KOU ++.. 2006/01/27(金) 12:32 [63] [引用]
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こんにちは。発売はつい最近のようなのですが、すぐ品切れになってしまったようですね。日本とイギリスのアマゾンでは品切れでした。でもアメリカのアマゾンでは買えるようです。注文してから“実はありませんでした”というパターンかもしれませんが・・・。
http://www.amazon.com/gp/product/1423403762/qid=1138633188/sr=11-1/ref=sr_11_1/002-1893152-0955204?n=283155
ふゆひこ ++.. 2006/01/31(火) 00:04 [64] [引用]
Torquato Tasse
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。いろいろごたごたがありましたもので・・・。
早速ですがウォーカーのペーパーバックあたりにタッソ「Torquato Tasse」についてなにか記述はありましたでしょうか?
実は「LE TRIOMPHE FUNEBRE DU TASSE」のピアノ曲もそうなのですがタッソは日本では知名度はかなり低い方なので調べるといっても岩波書店から出版されている鷲平京子氏訳の「愛神の戯れ」だけは入手できますが他にも情報がないかなと思いまして・・・。
あとはあるオンラインゲームでイタリア人と知り合いになり
「is tasse famouse in italy?」(←これ位は解りますよ。ははは。)
と聴いたところ。
「yeah」「tasse is great」(チャットなので最初の文字も小文字です。)
とのことで、いわゆる日本で言う「小林一茶」や「松尾芭蕉」といったところなのででしょうかねー?
交響詩の「タッソ、悲哀と勝利」は昨年東京オペラシティで聴く機会があったもので私など、最前列で拝聴することが出来ました。
やはりライブの演奏は良いものです。
バイオリンのおとは左前からそして、ビオラやコンバスは右から、そして打楽器は右後方からという風に超ステレオサウンドを満喫したと同時に東京交響楽団の本気の演奏にも接する事が出来幸運でした。
最高な時間が持てました。
秋山和慶氏の指揮も繊細かつ大胆な指揮でよかったと思います。
これからも交響詩がオーケストラで生で聴けると良いと思うのだがどうでしょうね。
簡単すぎな解説?^^);
・・・自分でもウォーカーの本を読むのは挑戦しますがタッソの事は何か書いてあるかなと思いまして。
直坊 ++.. 2006/01/10(火) 01:15 [52]
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ざっとインデックスを見てみましたが、ウォーカーの書籍に詩人タッソーについてのまとまった記述はなさそうです。岩波文庫の『愛神の戯れ』は持っています。詩劇自体も分かりやすくなかなか面白いものです。この文庫『愛神の戯れ』には50ページ近くにわたる鷲平京子さんによる解説がつけられており、これだけでもタッソーについての情報はかなり得られますよ。
基本的にリストはタッソーの作品を読んで、というよりもゲーテの戯曲『タッソー』にインスパイアされています。タッソーは、リスト(あるいはロマン派の芸術家達)にとって、マゼッパ、バイロン、ケルナー、プロメテウスといった英雄と同じように考えられていたと思います。苦難にあっても理想に突き進み、ついには勝利を得るといったロマン派的イコン。ゲーテ等によってタッソーの生涯がかなり誇張されたということは、鷲平さんの解説で書かれています。ゲーテの『タッソー』は潮出版社から出ている全集に入っています。それにもタッソーについてちょっとした解説がありますね。また岩波文庫でも、ゲーテの『タッソー』は以前出版されており、そのうち復刊されるかもしれません。
ふゆひこ ++.. 2006/01/12(木) 23:54 [53] [引用]
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すみません。上の僕の書き込みは、よく調べもせずに書いたので誤謬に満ちてます。ネット上で簡単に調べただけでも、ちゃんとした情報がありますね(『フランツ・リストの誘い』『フランツ・リスト・ホームページ』で記述があります)。
リストに最もインスパイアした作品は、バイロンの『THE LAMENT OF TASSO』(1817)であり、しかも交響詩『タッソー』にはリストがイタリアで聞いたタッソーの詩によるゴンドラ乗り達の船歌も使っているとのこと。『AN ARTIST'S JOURNEY』P109に、ヴィネツィアのリストとマリー・ダグーがタッソーについて会話しており、また船歌を聴いていることについて注書があります。これらの情報は、リスト自身による楽譜の序文にあるそうです。
ゲーテ、バイロンによって作られたタッソー像にリストは共感をおぼえ、そこにイタリア旅行の経験が加わって、交響詩『タッソー』につながるという感じでしょうか。
ふゆひこ ++.. 2006/01/14(土) 12:41 [55] [引用]
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いろいろ情報を教えて頂きありがとうございます。
タッソーの事はググってみたりしただけでもいろいろ解りましたしこれから更に様々な情報を入手できそうです。
岩波文庫から出版されている「タッソー」も喉から手が出るほど・・ですが復刊しそうですね。というのも岩波文庫からは・・・余談ではありますが(リストとは関係有りませんが)、エミール・ゾラのマッカール叢書が徐々に面白いタイトルが出版されているものですからそのうちお目にかかれると良いのですが。いや出版されてほしい(笑)。
そうですか、リストが自身の耳で聴いた「イタリアで聞いたタッソーの詩によるゴンドラ乗り達の船歌」が使われているなんて・・・。ピアノ独奏曲では中間部の美しいゆったりしたところがそうなんでしょうね。
実は「リスト自身による楽譜の序文」はEMB版の楽譜にも記載されてますがなんとイタリア語とドイツ語で書かれてます。
ばんざーい!(爆
直坊 ++.. 2006/01/19(木) 00:00 [59] [引用]
トランス・シベリアン・オーケストラ
90年代のへヴィメタル・バンドでしょうか(90年代以降だと僕はROCK関連の知識が乏しいんです…)。トランス・シベリアン・オーケストラというバンドが、リストの曲をアレンジしていました。“WISH LISZT”という曲。これも“ハンガリー狂詩曲 第2番”ですね。
↓16曲目です。
http://www.amazon.com/gp/product/B0002ZDVGS/qid=1137218611/sr=8-1/ref=pd_bbs_1/103-2075817-9703011?n=507846&s=music&v=glance
ふゆひこ ++.. 2006/01/14(土) 15:17 [57]
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トランス・シベリアン・オーケストラの公式サイトで1曲全部聴けます。マルチメディア⇒オーディオのところです。
http://www.trans-siberian.com/intro.html
トランス・シベリアン・オーケストラは、楽曲を聴いた感じ、へヴィロック色が強いんですが、ポール・オニールという人のプロジェクト的なもので、数多くのミュージシャン、アーティスト、ロックに限らずミュージカルの人とかも多く参加しているようです。
ふゆひこ ++.. 2006/01/14(土) 15:48 [58] [引用]
HUNGARIAN RAG
これは海外の掲示板を読んで知った情報。
1913年にラグタイムの作曲家ジュリウス・レンツバーグという人の作品で、ハンガリー狂詩曲第2番を編曲した“ハンガリアン・ラグ”というのがあります。ベースラインがハンガリー狂詩曲で、高音の旋律がラグタイムという面白い作品。
↓ドーバーでも楽譜が出ているようです。MIDIが聴けます。
http://www.perfessorbill.com/covers/hungrn.htm
↓ユービー・ブレイク・トリオというジャズバンドによる1917年の貴重な演奏。
http://www.redhotjazz.com/blaketrio.html
このレッド・ホット・ジャズというサイトはすごいです。いろんな音源が聴けます。ためしにリストで検索したところ芋づる式に、次の3人のアーティストが“愛の夢 第3番”をレコーディングしています。ヘンリー・ハルステッドと、ポール・ホワイトマンが試聴(というか全部)聴けます。
↓ヘンリー・ハルステッド・オーケストラ
http://www.redhotjazz.com/hhalstead.html
↓クインテット・オブ・ザ・ホット・クラブ・オブ・フランス
http://www.redhotjazz.com/hotclubfrance.html
↓ポール・ホワイトマン・オーケストラ
http://www.redhotjazz.com/pwo.html
ふゆひこ ++.. 2006/01/14(土) 14:23 [56]
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クインテット・オブ・ザ・ホット・クラブ・オブ・フランスの演奏がちょっと聴けるのを見つけました。そもそもこの演奏はギタリストのジャンゴ・ラインハルトと組んだもののようで、おそらくこれがその演奏。
http://www.amazon.com/gp/product/samples/B00004S5WA/ref=dp_tracks_all_5/002-4878277-8596009?%5Fencoding=UTF8#disc_5
↑ディスク5で試聴できます。結構聴かないと主題に移りません。
ふゆひこ ++.. 2006/03/10(金) 23:15 [100] [引用]
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おまけでジャズ関連で“愛の夢 第3番”の演奏をいくつか。すべて魅力ある名演です。
アイク・ケベック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000005H6O/qid=1141996492/sr=1-15/ref=sr_1_2_15/503-4071481-8068769
トミー・ドーシー
http://www.amazon.com/gp/product/samples/B000AO4NKO/ref=dp_tracks_all_1/002-4878277-8596009?%5Fencoding=UTF8#disc_1
↑ディスク3で聴けます。
レイ・ブライアント
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/B0000C24JX/qid%3D1141997426/171-0982665-6291458
↑なんと“愛の夢”ブギー
ふゆひこ ++.. 2006/03/10(金) 23:17 [101] [引用]
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映画のことを調べていて、おまけで見つけました。ポピュラー歌曲編曲の“愛の夢第3番”です。『イージー・マネー/一獲千金 Easy Money』という映画で使われています。
歌っているのはジェリー・ヴェイル。
http://www.amazon.com/gp/product/B000000DE9/ref=sr_11_1/103-0454223-3541454?%5Fencoding=UTF8
“So Near, Yet So Far”という曲です。
ふゆひこ ++.. 2006/03/25(土) 23:12 [123] [引用]
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細かい情報をいくつか。
1:これはimdbのサイトからの情報。1936年の映画『Hideaway Girl』にSam Coslow という人の曲で“Beethoven, Mendelssohn, and Liszt”というものが使われています。どういう曲か詳細不明。
2:上記映画リストの中で、グルーチョ・マルクスが登場する『トロカデロの夜』で、“愛の夢第3番”をラウンジ風に演奏するのは george hamilton の率いる music box music というバンドのようです。オルゴールに合わせて演奏をするのが彼らの十八番のようで、『トロカデロの夜』でも実際にオルゴールに合わせて演奏をするシーンがあります。
3:1961年の映画『Pecado de amor』。IMDBのクレジットでは、使われるリストの曲は“アヴェ・マリア”より“Plegaria”となっていてよく分かりません。ですがいろいろと調べると、この映画の主演女優 サリタ・モンティエール Sarita Montiel が、“愛の夢第3番”を“SUENO DE AMOR”という曲で歌っているようです。サントラもCD化されているのですが試聴できるところを見つけられませんでした。
4:次はツィター=バンジョー・ウェブサイトというところからの情報。
↓トップページ
http://www.zither-banjo.org/pages/home.htm
20世紀初頭のバンジョー・プレイヤー、ジャン?ウィーンという人が、“ハンガリー狂詩曲第2番”をバンジョーで録音しています。
↓ページダイレクト
http://www.zither-banjo.org/pages/wien.htm
5:また同サイトで、ジョゼフ・ブルという人が同じくバンジョー(ツィター・バンジョー?)で、“愛の夢第3番”を弾いているようです。試聴は探せませんでした。
6:1960年代?カクテル・トリオというバンドが、次のような曲を録音しています。“Liszt Bossa Nova”試聴は探せませんでしたが、歌詞だけ分かります。オランダ語のようです。
http://lirama.net/song/44301
ふゆひこ ++.. 2006/04/02(日) 01:25 [126] [引用]
SLADE
下のポピュラー音楽に登場するリストにさらに1曲ついか。なんとブリティッシュロックの重鎮。スレイドの曲にリストが登場します。“酔っ払う”のスラング、Brahms and liszt で登場するんですよ。タイトルは“ALL JOIN HANDS”という曲。
http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/B000005RXO/qid=1137084353/sr=2-2/ref=sr_2_11_2/202-0193277-8901432
↑19曲目に収録。奇跡的に“Brahms and Liszt”のところが試聴で聴けます。感動。
このアルバムで、“カモン・フィール・ザ・ノイズ”や“ラン・ランナウェイ”といった、どこかでかならず聴いた名曲も試聴できるので是非聴いとこう!
ふゆひこ ++.. 2006/01/14(土) 09:35 [54]
一音で発音しきれるメジャーな作曲家
ポピュラー音楽において“LISZT”の名前が登場するものを、いままでいくつか紹介してきました。
Anna Marchetti “La rapsodia del vecchio Liszt”
Monthy Python “Decomposing Composers”
PAT SHAW “Liszt and Brahms”
Jules Blattner “Liszt Twist”
これに加えて、
WALLACE COLLECTION “THANKS MISTER LISZT”
http://users.skynet.be/bk338984/wallace.html
↑詳細さっぱり不明。
さらに
Bob January “Pardon me,Mister Liszt”
http://www.bobjanuary.com/bjsongs/bjsongs.htm
↑ちょこっとだけ、どんな曲か聴くことができます。1950年代のアメリカのポップスみたいな感じ。ここの解説で、ボブ・ジャニュアリーがなぜ“リスト”の名前を登場させたのかをちらっと書いています。どうも“リスト”の名前は一音で発音しきれるので都合が良いらしいです。確かにそうですね。そういう意味ではジョイスが『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』で使ったのもそういう音的な都合の良さという理由が強いかもしれません。
他に一音で発音しきれるメジャーな作曲家はいないでしょうか?ラフとか(笑)。メジャーじゃないか。
ふゆひこ ++.. 2005/12/29(木) 02:06 [41]
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遅ればせながら謹賀新年。
ところで名前が1音節のメジャーな作曲家といえば、何たって Bach ですよ! (^_^)
他に思い出せるのは Franck と Berg くらいかな。
TAKIN ++.. 2006/01/06(金) 02:32 [47] [引用]
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Ives と Holst を思い出したので追加します。
あと Bliss とか Bax とかいますが、メジャーとは言えないでしょうね。
TAKIN ++.. 2006/01/07(土) 00:05 [48] [引用]
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
バッハがそうですね。英語読みだと1音節で、ドイツ語読みだと2音節なのでしょうか(←中学の時の音楽の先生がバッハの発音について力説してました(笑))。ベルクは僕も思いつきましたが、後は出てきませんでした。結構いっぱいいますね。ブリス、バックスという人は初めて聞きました。手持ちの辞書で調べると、20世紀前半に活躍してる作曲家なんですね。他にはシュッツとかもそうか。これだけ揃えたのだからボブ・ジャニュアリーにはもう1曲書いてもらわないと(笑)。
ふゆひこ ++.. 2006/01/07(土) 21:22 [49] [引用]
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大物忘れてました。Brahms!
ただ始めも終わりも重子音なので歌詞なんかに使うには重苦しいでしょうね。
Bach の撥音はドイツ語でも1音節のはずです。母音が a だけですから。
TAKIN ++.. 2006/01/08(日) 00:06 [51] [引用]
Irene von Meyendorff
ネット上でしか調べていないのですが、どうも調査が行き詰ってしまい、そのまま忘れてしまうのももったいないので、そんな知識をメモ書きのように残しておきます。
ドイツの映画女優で、イレーネ・フォン・マイエンドルフ(Irene von Meyendorff)という人がいることを知りました。出演作品をほとんど知らないのですが、かなりの大女優です。
http://www.cyranos.ch/smmeyi-e.htm
簡単なバイオグラフィーを読むと、ロシアの男爵家の人でロシア革命時にドイツに亡命しているようです。しかも定住したのがワイマール。マイエンドルフ男爵という名前から想像するのは、当然オルガ・フォン・マイエンドルフですね。オルガの遠縁の人になるのではないでしょうか。
↓発売延期となっていますが、『モーツァルトの恋』という映画にも出ています。
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D111320911.html
またこのイレーネ・フォン・マイエンドルフは、以前『リストとバレエ』のスレッドで紹介した1968年の映画『うたかたの恋(マイヤリング)』にも出演しています。ますますリストの香りが漂う(笑)。
ふゆひこ ++.. 2006/01/07(土) 21:48 [50]
ハンガリー狂詩曲全集・プレミア録音
マーク・ハンブルクというレシェティツキの弟子のピアニストがいますが、この人のハンガリー狂詩曲の全集が史上初の全集(といっても1〜15番までですが)らしいです。
このCDがaprというレーベルから最近発売されました。
http://www.aprrecordings.co.uk/
こちらの「New releases」で参照してください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BOIWVE/qid%3D1132921168/250-4026780-0404225
(こちらのアマゾンのリンクはイギリスアマゾンから溯ってきました。奏者が記載されていないので購入される方はご自分で確認をしてください)
ちなみに史上2つめの全集(こちらも1〜15番まで)はボロフスキーのものらしいです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00003OTAT/qid%3D1132921831/250-4026780-0404225
ミッチ ++.. 2005/11/25(金) 21:33 [29]
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これは貴重な録音ですね。解説を読むとAPRも、あちこちから音源を探してきて全集の形にしたようです。インプロヴィゼーションが多く、自由なスタイルのようで、“ハンガリー狂詩曲”の当時の演奏スタイルが感じられそうです。また2台ピアノのための“悲愴協奏曲”が入っているのもすごいですね。
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 10:51 [30] [引用]
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ハンブルグは激しい演奏をする人だったらしく、レシェティツキは彼のことをアントン・ルビンスタインに近いピアニストだと言ったそうです。
ミッチ ++.. 2006/01/02(月) 21:54 [43] [引用]
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話が変わってすみません。新譜情報のスレッドにしてもいいでしょうか。最近リスティアンにとって注目のディスクが色々出ました。
僕が一番注目しているのはカツァリスの「ハンガリア協奏曲」の再発です。聴いたことがないのでわかりませんが、これ多分メンターのハンガリースタイルの協奏曲(ツィゴイネルヴァイゼン)です。聴きたい!
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1418542
それからブレンデルの巡礼の年1年・2年のDVDが出ます。ご本人が解説をしながら演奏するらしいです。これも観たい!
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1431946
ミッチ ++.. 2006/01/02(月) 22:05 [44] [引用]
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。メンター〜リストの“ハンガリー風の協奏曲”でハワード以外の録音があるとは驚きです。しかもカツァリスだなんて。これはオール・リストアルバムですね。
ブレンデルの“巡礼の年”は、昔NHKの衛星で放送されていたのをイタリアの方だけ見たことあります。両方欲しいな・・・・。
ふゆひこ ++.. 2006/01/04(水) 22:55 [46] [引用]
BERNARD HERMANN
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、お正月に『地球の静止する日』という昔のSF映画を見ました。音楽がですね、バーナード・ハーマン作曲で、テルミンを使ってなかなか不穏感を醸し出してます。
下のスレッドでリストの“レノーレ”のことを取り上げました。実はハワードの41巻の解説にバーナード・ハーマンの名前が出てきます。順を追って記すと次のような関連。
ビュルガーの詩『レノーレ』を題材にした作品は、リストの“レノーレ”の他に、ヨアヒム・ラフの交響曲第5番があり、このラフの交響曲は数年前バーナード・ハーマンが素晴らしい演奏でレコーディングした。
ということ。でいろいろネット上で調べたところ、僕はハーマンは映画音楽の作曲家としか認識していなかったのですが、指揮者としても精力的に活動しています。それでハーマンが今まで指揮した作品について一部、ハーマンのサイトで確認できました。
http://www.uib.no/herrmann/articles/conducting/cbssymphony/bhperfp1.html
なんとリストの“ファウスト交響曲”を指揮しているではないですか。1948年と49年の2回。この時代に“ファウスト交響曲”を取り上げるというのは珍しいのではないでしょうか。ヒッチコック作品で、効果音のような弦楽を用いたハーマンに、リストの“ファウスト交響曲”(特に第3楽章のヒステリックな響き)、あるいはベルリオーズの作品が影響を与えている、と考えるのはおかしな話ではないですね。
ふゆひこ ++.. 2006/01/04(水) 22:48 [45]
“In All My Dreams” Helmut Lotti
ヘルムート・ロッティという結構若手のアメリカ?の歌手が、リストの“愛の夢”をポピュラーにアレンジして歌っています。しかもすごいことにこのヘルムート・ロッティは誕生日が1969年10月22日です。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00000DDNZ/qid=1135789690/sr=1-5/ref=sr_1_5/103-9365138-2567846?v=glance&s=music
ふゆひこ ++.. 2005/12/29(木) 02:20 [42]
フィッシャー=ディースカウ 『メロドラマ』
『レコード芸術』誌を本屋で手にとって、今年のレコードアカデミー賞で、何かリストのディスクが取っていないか見てみたら声楽部門で、フィッシャー=ディースカウの『メロドラマ集』が受賞していました。しかも全体でも銅賞(だったと思う)。詩の朗唱で受賞、というのも珍しいのではないでしょうか。
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/B0007V5WBE/qid=1135179147/sr=8-9/ref=sr_8_xs_ap_i9_xgl/302-9648693-9997661
リストの曲は“レノーレ”と“悲しみの僧”が入っています。
ふゆひこ ++.. 2005/12/28(水) 00:46 [40]
マリー・ザイン・ヴィトゲンシュタイン姫のアルバム
ミッチさんのご厚意で『DIE ALTENBURG UND EUROPA』というパンフレットを入手できたのですが、それをちらちら見ていてですね、載っているいくつかの楽譜にこう書かれていることに気付きました。“Album der Prinzessin Marie von Sayn-Wittgenstein”。ロイブケ、サビニン(←女流ピアニストで教師)、コルネリウス、ドレゼゲ、スメタナ、セローフ(作曲家)の楽譜にそのように記載されています。
“マリー姫のためのアルバム”といったらハワードの『新発見のリスト 第1巻』に入っている5曲ですね。僕はこの“マリー姫のためのアルバム”というのはリストだけが作ったものなのかと思っていました。上述の作曲家を含め、多数の作曲家の作品が寄せられているようです。
ハワードの解説を参照したら、ちらっと書かれていました(ちゃんと読んでませんでした)、総勢44人の作曲家が名前を連ねているようです。それで最初の4曲がリストによってまとめられた民族旋律。で、カロリーヌの母(つまりマリー姫の祖母)のポーリーヌ・イヴァノフスカ夫人に献呈された“喜びに満ち、苦しみに満ち”の断片のようなものが、最初のページに貼り付けられており(?誤読しているかも)それをハワードが録音したようです。
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 12:08 [32]
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位置づけが分からないのですが、僕はアカデミアでこの“マリー姫のアルバム”の楽譜を手にしました。けどリストの曲だけの薄いやつだったと思うな・・・。2000年ごろにマリア・エックハルトの校訂で出版されたようです。これがオリジナルのアルバムなのかな↓
http://www.omifacsimiles.com/brochures/album.html
上述の作曲家に加え、ワーグナー、ベルリオーズ、ルビンシュタイン、ヨアヒム、とビッグネームが追加。
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 12:13 [33] [引用]
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マリー・ザイン・ヴィトゲンシュタインというのは、本当に芸術家から祝福された子のようで、ワイマールのシンボル、ゲーテ&シラー像の作者、エルンスト・リートシェルもマリー姫の像を作っています。
http://www.skd-dresden.de/en/presse/pressearchiv.html?order=true&id=86
↑マリー姫の像は1834年となっていますがおそらく間違い。マリー姫は1837年生れです。
グーグルのキャッシュページですみませんが、こちらだと画像大きい。クレジットは1854年となってます。↓
http://72.14.203.104/search?q=cache:ewR4hsCwEqEJ:pixelblue.de/index.php+Ernst+Rietschel+,wittgenstein&hl=ja
↓リートシェルの年表。マリー姫像は1854年で間違いないですね。1852年にリストのメダルも作ってます。
http://www.ernst-rietschel.com/de/er/bio.php
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 12:21 [34] [引用]
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ここに載ってました。
http://muse.jhu.edu/cgi-bin/access.cgi?uri=/journals/notes/v057/57.3harper02.html
やはりNO33で紹介した赤い豪華本がすべての作曲家の作品を含むレプリカのようです。作品提供者にはさらに、ビューロー、タウジヒ、ポリーヌ・ヴィアルドが追加。
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 12:41 [35] [引用]
The Kemal Gekic Society
ケマル・ゲキチの日本公式後援会が発足しています。リンク集に加えました。
http://www.kemalgekic.jp/
もともとケマル・ゲキチには日本でかなりしっかりしたファンクラブ(サイト)があって、今回そこからよりゲキチの芸術活動を“後援”する組織として発足したようです。
ゲキチがリスティアンでありリスト弾きであることは周知の事実ですが、サイトで紹介されているインタビュー等を読むと相当のリスティアンであることが分かります。いたるところで“リスト”の名前が出てきますのでぜひ参照してみてください。ゲキチというと“娯楽性の強い”という先入観がありますが(←これももちろん誇るべき優れた資質)、いろいろ読んでいくとゲキチに対するイメージが変わります。
注目は“サロンコンサート”のところですね。詳細なレポートなので、どんな雰囲気なのか感じられて楽しいです。しかも今月開催予定の第2回サロンコンサートはなんと“プルーストの夜会”とのこと。僕的にタイムリー(笑)。
ふゆひこ ++.. 2005/12/10(土) 11:16 [31]
ウサギと猫とアヒル
以下に登場する作品は僕は全部見ていません。
よくリストの“ハンガリー狂詩曲 第2番”の名演奏家として、バッグス・バニーが挙げられます。これは1946年の『RHAPSODY RABBIT』という映画がその理由。
http://www.animationusa.com/wb24.html
それとトムとジェリーも“ハンガリー狂詩曲 第2番”を演奏していますね。こちらは『CAT CONCERTO』という映画で、これも同年の1946年。アカデミー賞すら受賞している。
http://www.bcdb.com/cartoon/2966-The%20Cat%20Concerto.html
『アカデミー賞 〜ハリウッドの栄冠〜』(共同通信社 MOOK21)を参照すると、『CAT CONCERTO』は『猫の演奏会』という邦題で、1946年第19回アカデミー賞 短編賞を受賞しています。
ふゆひこ ++.. 2005/11/12(土) 12:19 [14]
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で、現代の日本のアニメーション映画で『マインドゲーム』という作品。この作品内で、バレエシーンが描かれそこで“ハンガリー狂詩曲 第2番”が使われるそうです。映画評論家ミルクマン斉藤さんのコラムによれば、上記のトムとジェリーとバッグスバニーは、“カートゥーン史上有名な事件”であり、この『マインドゲーム』で使われた“ハンガリー狂詩曲第2番”は監督の湯浅政明さんによる、この2作品へのオマージュだろう、とのこと。
http://www.mindgame.jp/special/column_p2.html
ふゆひこ ++.. 2005/11/12(土) 12:20 [15] [引用]
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で、おそらくもう一つオマージュ作品が1988年に作られています。『ロジャー・ラビット』という実写とアニメーションの組み合わせ映画。この『ロジャー・ラビット』は、製作会社の枠を超えてアニメーションの人気者達が共演するという夢のような映画のようです。この『ロジャー・ラビット』の中で、ドナルド・ダッグとダフィ・ダッグがピアノ決闘として、罵り合いながら“ハンガリー狂詩曲 第2番”を演奏するそうです。“決闘”ということで、よりリストのエピソードをイメージしているようですね。
http://www.movies.co.jp/rogerrabbit/
ふゆひこ ++.. 2005/11/12(土) 12:22 [16] [引用]
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http://movies2.nytimes.com/gst/movies/filmography.html?p_id=99905&mod=bio
映画といえば2000年にハムレットが映画化されていて、それにもリストの音楽が使われていたそうです。見てみたい。というか映画は頻繁に(こだわりもなく)みているつもりなんですが、ハムレットがその年に映画になっているのは知りませんでした。
ミッチ ++.. 2005/11/19(土) 00:51 [21] [引用]
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紹介いただいたページは、リストの曲が使われた映画に関して文章としてまとまってますね。この頃(時系列は定かではありませんが)レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオとジュリエット』、アンソニー・ホプキンス主演の『タイタス』など、時代劇とせずに舞台を現代に移したシェイクスピア劇が流行ってました。馬の代わりにバイクで登場するような。この『ハムレット』はイーサン・ホーク主演のやつで、サントラを調べるとプライマル・スクリームも使われてたりしますね。詳細なキャストデータを見ると、使われたリストの曲は交響詩『ハムレット』そのままでした(笑)。←ちなみに僕は上述の映画で見ているのは『タイタス』だけです。
http://www.hollywood.com/movies/fulldetail/id/170628
ふゆひこ ++.. 2005/11/22(火) 00:42 [26] [引用]
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なんと、僕はリストの曲で「ハムレット」というものがあるということを忘れていました。お恥ずかしい。。仮にも(未完成とはいえ)作品表を打ち込んだ人間なのに。。
ふゆひこさん ディカプリオのロミオとジュリエットは僕は大好きな映画です。あの映画すごくカッコいいです。映画通の方がどう思うかわかりませんが、お薦めです。
ミッチ ++.. 2005/11/25(金) 21:18 [28] [引用]
22 OCTOBER 1934
リスト生誕123年です。この年の10月22日にアメリカ、オハイオ州のクリーブランドで、Hungarian Cultural Garden という記念庭園が開園されています。リストの記念石碑も建立されています。クリーブランドでは、同様に様々な国民、民族の記念庭園が作られて、現在でも存在しています。↓リストのページを載せますが、他のページもとても面白いです。
http://academic.csuohio.edu/clevelandhistory/culturalgardens/Gardens/Hungarian/Franz%20Liszt.htm#
ふゆひこ ++.. 2005/11/22(火) 01:07 [27]
レスリー・ハワード公式サイト リニューアル
ここのリンク集からもいけます。リニューアルされ、デザインがよくなりました。ハワードの近況が分かりますよ。レスリー・ハワードへのQ&A(インタビュー)も面白いです。
ふゆひこ ++.. 2005/11/12(土) 13:06 [18]
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ちらっと拝見しましたが面白いサイトになってましたね。ハワードさんが音楽家以外になってみたい(あるいはやってみたいですか?)ものは英文学者だなんて(そうですよね?)。
ええ、読みますとも読みますよー。
中でも面白かったのがお気に入りの芸術家のなかにダリが入っていた事です。
ダリのピクチャーポスターは私も持ってます。タイトルは「記憶の持続性の崩壊」・・・。
ダリはこの作品では記憶とは時間を経るにつれ崩壊していくものだという私達がおぼろげにながら認知していることを大胆にも表現し尽くしていますし(と思いますが・・・)。
このダリのシュールな絵に合う音楽って実はメフィストワルツなのんですよ・・・私は。
ハワードさんの考えている事に少しだけでも近付けただけでもよかったです。
直坊 ++.. 2005/11/14(月) 23:47 [19]
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ハワードの趣味は、なんか典型的な英国人っぽいんですが(紅茶大好きだったり(笑))、そこにワイルドやダリ、ジョン・マーティンが含まれるのが、独特な感じを受けますね。
ハワードのQ&Aを読むと、いろいろな情報がありますね。
例えば、リスト全集は誰の企画、アイデアによるのか?という質問に対し、当時、リストの曲をコンサートで集中的に取り上げていたハワードに、ハイペリオンのテッド・ペリーという人物が声をかけたそうです。それで実現したのが“ワルツ集”。出来が良かったのか、続けて2枚が企画されたそうです。ということは最初は独奏曲全集を作ろうということは考えてなかったようですね。
ふゆひこ ++.. 2005/11/20(日) 23:07 [23]
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さらにですね。よく調べられていないんですが、ハワードはすでにリスト作品目録を発表していますね。ミラノの音楽出版社から出しています。(なんとなくこの情報はどこかで読んだことがあるな…。ペンドラゴンから発売予定のカタログとどういう違いなんだろう。)これアマゾンで買えないかな・・・・。
http://www.rugginenti.com/categoria.php
ふゆひこ ++.. 2005/11/20(日) 23:09 [24]
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またまたさらに、ハワードがイギリス・リスト協会のサイトを紹介しているではないですか!イギリス・リスト協会は僕はサイトはないもの、と思っていました。なんでいままで検索できなかったんだろう・・・・。
http://www.lisztsoc.org.uk
かっこいい!NEWSのところで、壮年期?のシュターヴェンハーゲンの写真が見れます。なんでもシュターヴェンハーゲンの作品のコンサートがあり、さらにリストの曲をシュターヴェンハーゲンが演奏したCDがシンポジウムから出るそうです。
うーん、イギリス・リスト協会入っちゃおうかな・・・。
ふゆひこ ++.. 2005/11/20(日) 23:15 [25]
フーゴー・ヴォルフ ミッチ ++.. 2005/11/11(金) 22:46 [13]
僕はヴォルフという作曲家はコンサートで偶然、一曲聴く機会があっただけで、彼に関しては何も知らないのですが、この人面白いこと言っています。ヴォルフはブラームスの交響曲よりもリストの交響詩を高く評価しているようで。
"There is more intelligence and sensitivity in a single cymbal crash of Liszt's than in all three of Brahms' symphonies" The Cambridge Companion to Liszt, Edited by Kenneth Hamilton, P256
ブラームスの交響曲全三曲(3曲しかなかったっけ?)よりもリストのたった一つのシンバルクラッシュの方が知的で繊細である、ってことでしょうか。さすがにここまで来ると言い過ぎな気もします(笑)。Wolf's most notorious pronouncementと紹介されてました。ヴォルフの作品で最もリストの影響が濃いのは交響詩「Penthesilea」という作品だそうです。
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フーゴー・ヴォルフの曲は僕は全く聴いたことがないです。ネットでちらちら調べると、ワグネリアンらしいですね。それでアンチ・ブラームスの発言をしているようです。リストのシンバルの使い方って、繊細ではない(むしろ品がない)と思うんですが(笑)。
ふゆひこ ++.. 2005/11/20(日) 15:36 [22]
22 OCTOBER 1884 ふゆひこ ++.. 2005/11/06(日) 03:07 [11]
弟子達に囲まれた有名な写真がありますよね。写真集ではP107のNO191、ヘルム『リスト』だとP227。今日、あらためて写真を見直して、いままで見落としていたことに気付きました。
まず写真集のP106の解説で、この写真が1884年10月22日にリストの73歳の誕生日を記念して撮られていることを知りました。前にだるべるとさんの指摘で、ローゼンタールとフリードハイムが手をつないでいる、などこの写真の作為的要素が話題になりました(PAST LOG 『260人のリスト達』)が、よくよく見ると相当演出されています。これは写真集の明瞭な印刷で初めて気付くことです。
例えばリストのイス。背もたれなど草花(バラ?)でデコレートされています。その花は、リストの足元から階段をとおりカメラに向かう線上にも飾られている。
次に右で立っているフーゴー・マンスフェルド。彼は楽譜を抱えているのですが、よくよく見ると、これは“ダンテ交響曲”の楽譜です。
もう一人。ジロティも楽譜を持っています。“LISZT”のスペルは見えるのですが、これが何の楽譜なのかが判然としません。
この写真は、ただのスナップではなくリストの誕生日を記念した、リストと弟子達の象徴的写真なんですね。ただ“皆が写ってるからよく使われる”という意味だけの写真ではありませんでした。こういった背景を知ってから、ローゼンタールとリストの双方に手を接触させているフリードハイムの心意気などを考えると、非常に感慨深いです。
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その写真は以前僕がメールでマンスフェルドについて質問したものでしょうか?あの写真のフリードハイム、かっこいい!彼はヴィルトゥオーゾ時代のリストに憧れ(もちろん実際彼が当時のリストをみたわけではありませんが)、その(音楽的な意味ではなく視覚的な)演奏様式をもっとも多く受け継いだそうです。髪型もなんとなく似てる(笑)。
音楽的にリストに最も近かったのはライゼナウアーだそうです。真似をしているわけでもなく、自然に音楽性が似通っていたようで、そのことをリスト本人も認めています。
ミッチ ++.. 2005/11/10(木) 00:41 [12]
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そうです、その写真です。メールできなくてすみません、リヒテル無事届いてよかったです。リストも認めるほど、というとライゼナウアーの演奏が聴きたいですね。ネットでちらちらと調べると、ピアノロールが残っているようです。
http://mmd.foxtail.com/Pictures/Welte/reisenauer.html
ゲレリッヒの『THE PIANO MASTER CLASSES OF FRANZ LISZT』でライゼナウアーのことを調べると、12歳のころから11年間リストに師事したとのこと。それでリストの演奏を最も受け継いだのかな。ミッチさんのサイトでも参照したら、ライゼナウアーの弟子に、セルゲイ・ボルトキエヴィッチ(Sergei Bortkiewicz)という人がいますね。僕は初めて名前を知りました。作曲家としても名を残しています。作品にも興味ありますが、録音も残っていれば聴いてみたいですね。これはボルトキエヴィッチのサイト↓
http://www.wolak.freeler.nl/1073586.htm
ふゆひこ ++.. 2005/11/12(土) 13:03 [17]
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いえいえ、最後のメールは返信して頂く必要はありませんよ。
ボルトキエヴィチはカツァリスがCD出してました。聴いたことないんですが、興味はありました。
ゲレリッヒの本、注文しようとして忘れてました。今一番読みたい本です。思い出させてくれてありがとうございます。
ミッチ ++.. 2005/11/19(土) 00:45 [20]
LISZT AND THE DEVIL ふゆひこ ++.. 2005/10/29(土) 10:22 [8]
ちゃんと調べきれていないのですが、知識を得た順に紹介します。まず1972年-1973年第24回エミー賞で、コメディ・バラエティ部門のディレクター賞?でロジャー・イングランダーという人が受賞しています。受賞した作品は“LISZT AND THE DEVIL”。↓第24回エミー賞のページ。
http://www.goldderby.com/lostmind/year/1971/1971_1972emmy.htm
これはどのような番組なのかと思って調べたら、アメリカの国会図書館のレナード・バーンスタイン・コレクションで、“LISZT AND THE DEVIL”に関するバーンスタインのメモがありました。↓
http://memory.loc.gov/cgi-bin/query/S?ammem/lbcoll:@FIELD(SUBJ+@od1(+liszt,+franz+))
つまりテレビで放映されたバーンスタインによる“若い人たちのためのコンサート”という番組で、リストを取り上げた回?が“LISZT AND THE DEVIL”であって、その回でのディレクター賞をロジャー・イングランダーが受賞したようですね。国会図書館にある資料が“ファウスト交響曲”と関連があるため、“LISZT AND THE DEVIL”では“ファウスト交響曲”が取り上げられたのでしょうか?
それでこの“若い人たちのためのコンサート”はDVDにもなっており、“LISZT AND THE DEVIL”は収録されていますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002S641O/reminiscedefr-22
フランツ・リストに対するイメージ、あるいはその音楽から喚起されるイメージにおいて“悪魔”の要素というのは強く、無視できないものです。以前紹介したエデュアルド・アロンソ=クレスポの“プッツィ”もそうでした。“LISZT AND THE DEVIL”ではバーンスタインのリスト観が分かりそうです(というか子ども向けだから、興味が持てそうなテーマを選んだだけかもしれませんが…)。バーンスタインのファウスト交響曲の録音年代も調べる必要がありますね。
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ふゆひこ >すいません。上で紹介したバーンスタインのページは、バーンスタインのオフィシャルサイトの部分ページでした。トップはこっち。
http://leonardbernstein.com/ ( 2005/10/29(土) 10:27 [9] )
ふゆひこ > またまたすみません。確認不足でした。上のDVDには“LISZT AND
THE DEVIL”は収録されていないようです。下の海外のアマゾンのレビューに書かれています。残念。
http://www.softforall.com/store/Reviews-B0002S641O-1.html ( 2005/10/29(土) 12:46 [10])
チャールズ・ブラウンによる“ため息” ふゆひこ ++.. 2005/10/29(土) 08:59 [7]
ブルーズのミュージシャンで、チャールズ・ブラウンという人がリストの曲を自分流に演奏しています。チャールズ・ブラウンはネットで調べると、すでに亡くなっているのですが、ロックの殿堂にも入っているほど高名なアーティストです。
チャールズ・ブラウンが演奏している曲は、“Charles'Chopin Liszt”という曲で、タイトルから想像するとショパンとリストの曲をメドレーにしているようなのですが、試聴すると“ため息”の一部分ですね。主題のバリエーションが面白いです。ここで試聴できます。↓
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1153049/a/In+A+Grand+Style.htm
Decomposing Composers by Monthy Python ふゆひこ ++.. 2005/10/25(火) 23:50
[6]
というわけで、掲示板が新しくなったので(デザイン的にちっとも新しくしてませんが(笑))、記念すべき最初の記事。
現在でもカルト的な人気の高いイギリスのコメディ集団モンティ・パイソンが、歌詞の中にリストを登場させています。曲は“デコンポージング・コンポーザーズ”。“作曲家を分解する”ということでしょうか?リストだけでなく、ベートーヴェンからモーツァルト、ショパン、エルガー etc、数多くの作曲家を登場させています。ELOの“哀愁のロッカリア”や、マルクス兄弟の“Sing While You Sell”と同じ路線ですね。
↓歌詞はこれ
http://www.letssingit.com/?/monty-python-decomposing-composers-lm6x3g5.html
↓アマゾンで試聴できます。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000000WIA/qid=1130250593/sr=8-7/ref=pd_bbs_7/104-3607424-2327139?v=glance&s=music&n=507846
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