更新日 1998年 6月 28日  English is here.


数想空間 / CONNECT


 Fractal な構造はとても魅力  
があります。特に動植物や地形
など自然界の姿をCGするには、
簡単な記述で多様な形状を創出
できるので、欠かせないものと
なっています。pov ファイルに  
も出力できる Lj Lapreさんの
l-system
などは、それ専門の
素晴らしいソフトで感嘆します。
そこで今回は、POV-Ray だけで
どこまでできるか可能性を見よ
うということで、#while #rand
を使って、少しづつ変化させな
がら継いでゆくやり方をちょっ
とばかり楽しんでみました。
 POV-Ray の場合、図形の元の
部分にどんどん継いで行く、図 
形全体を構造的に同じような形
に複層化してゆくのが簡単で一
般的です。よく見かける、そん
な Fractal で作った「木」も、
私なりのものを一番下に展示し
ました。それではちょっとあり
きたりなので、先端の部分にど
んどん継いでいってみました、
他の4作品がそれです。
 これら全5作品の pov ファイ
ル=シーンファイルは、テキス
トファイルとしてダウンロード
できるようにしました。


    髪を一本一本描き尽くしたい、そんな気持ちを持っていました。現実の髪はいくらでもあってわたしを楽しませてくれるのに、いざ描かれるとなるととても手に余りました。でも、もう今はCGが有りますから、願いはかなえられる、筈。

    シーンファイル:lpcohair.txt(シーンファイルにコピーして下さい)

流るる髪に  [52k] 1998.06 by Tsutomu Higo


    Sylowさんの雑草のインクルードファイルのところに、「sphere2個と box1個を組み合わせ」とあったのに想を得て、葉は「sphere2個と box2個を組み合わせ」ました。結構自然な感じで気に入っています。

    シーンファイル:lpcoplnt.txt(シーンファイルにコピーして下さい)

葉を魅せて  [64k] 1998.06 by Tsutomu Higo


    もっとグジャグジャにグルグルと絡まりあったほうが、こう、心が見えるようで自然になれるに違いありません。小さい頃、絡まった紐をほぐすのに夢中になった、あの感覚に襲われませんか。
    povファイルのほうもまとまり悪くって、簡単に整理できるんですけど、めんどうだからいいか、ってな調子で放ってあります。直したくなる人は楽しんでください、あーあ、これだからpovファイルは公開したくないなあ。

    シーンファイル:lpcowire.txt(シーンファイルにコピーして下さい)

混線の果て  [60k] 1998.06 by Tsutomu Higo


    まがまがしい姿、それに対してもどこか惹かれます。メデューサ伝説は、そういった人間の心を現しているように思えます。

    シーンファイル:lpcomeds.txt(シーンファイルにコピーして下さい)

蛇髪を観し  [52k] 1998.06 by Tsutomu Higo


    どこにでもある、ごく一般的なFractalの木です。一応、枝分かれの回数・枝分かれの本数・枝分かれの角度などなど、入力指定できるようにしました。遠い木ほど枝分かれの角度を大きくしてあります。
    中空の白球はChris Colefaxさんの、星を描くインクルードファイルをカスタマイズして描きましたので、シーンファイルからは削除しました。

    シーンファイル:lpcotree.txt(シーンファイルにコピーして下さい)

白木の林へ  [74k] 1998.06 by Tsutomu Higo



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