更新日 1999年 4月 11日  English is here.


数想空間 / SHELL



     アンモナイト、かつての地球の海の王者、化石となりて山の地の底にあり、今は螺旋の記憶を残すのみ。

    シーンファイル:lpshella.txt

アンモナイトのような  [58k] 1999.04 by Tsutomu Higo


     藻類を体にとりこみ光溢れる海にひっそりと生きる、他の生命を食らうことでしかその存続を維持し得ないわれわれに比しなんと高くにあることか。せめて、その遺伝子の記憶を読めたなら。

    シーンファイル:lpshellb.txt

しゃこ貝のような  [50k] 1999.04 by Tsutomu Higo


     貝殻を耳にあてると遥かな海の音が聞こえます。そしてほら貝からは、海の音の底に、その昔いくさ場で吹き鳴らした戦い人共の雄叫びの記憶が混じります。

    シーンファイル:lpshellc.txt

ほら貝のような  [33k] 1999.04 by Tsutomu Higo


     たまたま捕まえたさざえを焼いて、しょうゆを振り掛けて食す、今ではもうとても有り得ぬ贅沢、遥か昔の磯遊びの記憶、香ばしき匂い。

    シーンファイル:lpshelld.txt

さざえのような  [57k] 1999.04 by Tsutomu Higo


     青い空青い海、その青き広がりの中にぽつんと落ちていたちっちゃなピンク、さくら貝。ひろって掌に載せて見た記憶、遠い海。

    シーンファイル:lpshelle.txt

さくら貝のような  [48k] 1999.04 by Tsutomu Higo



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