- 今回は四国山地横断トレイルを白髪峠からJR土讃線まで縦走するのが目標だった。
- 初日は四国中央市の上猿田から稜線の白髪峠まで登った。峠には送電線が通っていた。これから向かう大森山が尖って見えた。高知県側の水場まで往復して水を3リットルにした。夜は強い北風を避けてススキの間の登山道に幕営した。翌朝の室温は3℃だった。
- 二日目は、まず大森山に向かった。岩場が多く、梯子やロープが所々に有った。
- 最初に着いたのは大森山の西峰だった。電波が通じた。少し霧のかかるなだらかな笹の稜線を進むと大森山に着いた。立派な標識が有った。コンパスで進む方角を確認した。次に着いたのは佐々連尾山西峰だった。眺めが良かく佐々連尾山が間近に見えた。
- 快適になだらかな笹尾根を進むと佐々連尾山山頂に着いた。眺めが良かった。気温が低すぎてバッテリー残量がすぐに少なくなってしまい、慌てて機内モードにした。
- 笹の道を小鞍部まで下り稜線を離れて左手に登山道を進むと、やがてブナのきれいな森になった。「大ブナの駄馬」との標識が有った。
- ブナ林を楽しみながら進み、やがて稜線に戻った。下って行くとススキの茂るヤブ気味の道になった。林道跡に「あすなろ峠」の標識が有った。
- 更にヤブ気味の道を進むと中川峠に着いた。石仏が有った。高知県側に往復20分で水場が有った。林道下の土管からたくさん流れ出ていた。3リットルの水を持ち峠に戻ると、この日唯一の登山者と会った。佐々連尾山に日帰り登山するとの事だった。
- 中川峠から先は目印のテープが無く、踏み跡を探しながら膝くらいの笹の中を登った。
- 1389m峰へは、かすかな踏み跡を登った。1389m峰は双耳峰で南峰との間は岩場になっていた。1452m峰まで膝くらいの笹の茂るブナ林だった。1389m峰の前後にだけピンクテープが有った。
- 不明瞭な踏み跡を拾いながら1358m峰を通過した。鹿の鳴き声が多かった。高知県側の植林が切れたところにカガマシ山山頂が有った。ややブッシュが邪魔したもののテントを張った。瀬戸内海が見え眺めが良かった。夜は冷え込みテントの室温は0℃になった。
- 三日目は刈払いされた道を橡尾峠まで下った。目標の土讃線までは、まだ遠かった。
