- 今回は4人グループのリーダーだった。入念な準備をし、新千歳空港で待ち合わせた。
- 初日は曇りだった。レンタカーでチロロ林道の二岐沢出合ゲートまで移動した。翌日の天気予報が悪かったのでゲート前の駐車場には車は無かった。幕営予定地の取水施設を過ぎ、予定より進んだ二ノ沢出合に幕営した。ちょうどテント1張分の草地が有った。
- 二日目朝は曇りだった。小さな徒渉を繰り返しながら沢沿いに登った。トッタの泉からは雨になり風も強くなった。
- ヌカビラ岳に着いた時は引き返そうかと思うほどの風雨だった。電波が入ったので天気予報を確認すると翌日は晴れだった。メンバー全員元気になって先へ進んだ。
- 北戸蔦別岳も風が強かった。レインウェアを着てもずぶ濡れになった。幸い稜線の左側は少し風が和らいだ。戸蔦別岳手前で、食べ物を口に入れ服を着込むよう指示した。
- カール入口はハクサンイチゲのお花畑になっていた。カールに下り始めると風はやんだ。足場が崩れやすく注意して下った。
- 七ツ沼カールの底に着いた時は、ちょうど雨がやんでいた。快適な砂地の上にテントを張った。夜は濡れた物を着たままだと寒いので下着だけになって寝袋に潜り込んだ。
- 翌朝の霧は次第に晴れた。今晩の幕営分も含め水を各自3リットル持って出発した。カールの縁で余分な水や幕営設備を置いて山頂に向かった。チングルマがきれいだった。
- 山頂では早朝出発してきた日帰りの人や山荘に泊まってやってきたツアーの人など合わせて10人ほどがいた。標識前で集合写真を撮ってもらった。
- 帰りはカールの縁で荷物を回収した。戸蔦別岳にはテントウムシがたくさんいた。霧がかかったり晴れたりした。ヌカビラ岳の手前には先着の2張り3人の登山者がいた。「おじゃまします」と挨拶してからテントを張った。3人は翌日山頂を往復するとの事だった。
- 最終日も良い天気だった。下りでは20人ほどの登山者とすれ違った。後半に会った4人組は七ツ沼カールに幕営するとの事だったので、「とても良い場所だ」との感想を伝えた。ゲート前の車は20台ほどになっていた。
- 日高町の道の駅に寄り、蕎麦を食べながら楽しかった山行を振り返った。