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◆◆◆現地レポート!◆◆◆
なお、トルシエ監督の会見はこのあと行われる予定となっている。 カマーチョ監督「(スペイン代表のコンディションについて)今回はフランスを1−2で敗ったあとに、20人のメンバーを選んだが、結局18人になってしまった。今週の月曜日に合流したばかりで、しかもヨーロッパはどこもリーグ、カップ、すべてのタイトルの渦中にあり、選手は非常に高いストレスを感じている状態だ。今回は3日間、とにかく休むこと、体を休息させることに主眼を置いている。 ラウル「(日本の印象について)日本には非常にいい選手が多いと思う。私自身のコンディションは今、非常にいい状態だ。今回は(モリエンテスが故障のために)FWが変わるが、どちらにしても非常にいいFWで、自分は組みやすいと思っている。(スタメンが予想される)サルバは、2部リーグのチームにいながら18得点を奪っており、すばらしい選手だと思う。 トルシエ監督記者会見
代表はこのあと夜8時半から、試合会場となるスタジオ・エルカンヘルで公開練習を行う。 トルシエ監督の話「サッカーの伝統国なので、ここに来ることができてとてもうれしい。この試合は間違いなく、我々には不可欠な経験となる。これからも素晴らしい相手との対戦が続くことを思うと、これが本当に2002年への準備だと言える。明日の試合については、私は選手の出す答えと、フランス戦からあらゆる点での改善を待っている。 以下、質疑応答: ──監督は選手に対して非常にアグレッシブな姿勢をとっている、たまに暴力的なものもある、と言われているようだが、本当ですか ──今日の練習(公開)では、スペインのメディアを驚かせるようなことが観られるのでしょうか ──スペインに対しては、引き分けか勝利でなければダメなのでしょうか
監督 ゴールを狙える時間は全体の3割でしかない。Jリーグは半年しか行なっておらず、決してそう理想的なものではない。アジアで通じるチームが攻撃を重視して欧州とやれば、誇張ではなく、7−0で負ける。ディフェンスのカルチャーを身につけてほしい。 ──明日はやはり守備を固めるのですか、それとも攻撃をするのですか ──(初の代表入りを果たした)波戸、戸田らには ──監督が言うのは、「6−4で負けてもきれいなサッカーをすれば決勝ラウンドに進めなくてもいい、0−0の引き分けなら決勝ラウンドに進んでも意味がない」ということですか ──監督は先ほどから、日本のメディアはこう思っているとか、日本の報道はこうだ、とばかり言って批判をしていますが、それほどメディアの批判は気になるものですか
監督 じゃあ、あなた(質問者に向かって)は誰がいいのですか。キャプテン、あるいはリーダーシップに関するものは、日本の文化に深く関わっているので非常に難しいです。西洋で見られるキャプテンは、日本では考えられない。このチームのキャプテンは私です。日本人チームの中におけるキャプテンの役割は、審判と友好的に挨拶を交わし、理想的なキャプテンはほしいと思うが、日本ではそれは無理で、一番年を取っている人を選ぶでしょう。私は、それ(年功序列のこと)はよくないと思う。リーダーというのは、私の目では、日本の社会には存在していない。しかし、典型的なキャプテンがいなくても、それは問題でも悪いことでもない。逆に定義をしてほしいのだが、キャプテンシーの定義とはあなたには何ですか。私はキャプテンの理想はないし、その存在自体を否定している。キャプテンとかキャプテンシーの問題は、非常によく聞かれているが、そのキャプテンというのが、イコール存在感のある人というわけでもないし、キャプテンの大切さは私は感じない。逆にあなた方の大切にしているキャプテンというのは、どういうものか教えてほしい。日本が強くなるには、キャプテンを決めるのではなくて、8割の選手が海外に移籍してくれればいいのではないか。 ──明日の試合で得点を奪うにはどうすればいいのか ──昨年のカールスバーグ杯からスタメンだった稲本が今回の代表メンバーから落ちているが、戦術的な問題か、それともコンディションか
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